Kyoto Design Academy by山中コ～ジ

山中コ～ジが講師を務める「京都デザイン専門学校　生活デザイン学科　1年生・2年生」の卒業制作・進級制作のジュリーを行いました。


僕が講師になって一年半、始めてしっかり教えた生徒達がいよいよ巣立っていきます。


特に、2回生の生徒達とは公私ともに、ふれ合える機会が多く非常に感慨深いです。


2回生のプレゼンテーションした課題の内容は多岐に渡りました。
・駅に併設するギャラリーの計画
・明かりを使ったインスターレーション
・記号をモティーフとした動画
・身体の一部を印画紙に焼き付けるフォトグラフ
等、生活デザイン学科の目指している方向性なのか？
と疑われるほど、生徒達のプレゼンテーションしてくる作品には幅がありました。




しかし、これらの一つ一つが日常生活を支えるツールの一部分であるのだと、生徒の作品を眺めながら、生活と言う何気ない事柄の抱える領域の広さを再確認しました。


GENETO
山中コ～ジ

Stockholm Furniture Fair

北欧では最大の規模を誇るStockholm Furniture Fairが先週終わりました。


北欧だけでなく他のヨーロッパ各国からも企業、大学が参加して行われる大家具見本市です。今回のゲストデザイナーはドイツのコンスタンティン・グルチッチで、会場のエントランスホールのラウンジデザインを手がけていました。赤い傘と緑のネットで出来た空間は来場者の休憩スペースとして使われました。


私がkonstfackグループとともに展示していたGreenHouseというブースは学生や若手デザイナーの展示ブースとなっており、これから注目されるであろう若手デザイナーたちの作品が数多く展示されました。


Fiar期間中は町中でも数多く展示会が催されるのですが、今回は私もJonas Bohlinと一緒にFiar期間中一緒に展示会をすることが出来ました。卒業制作で作った棚を展示しました。Jonas Bohlinは北欧や日本でも名の知れたデザイナーで、家具だけでなくカトラリー等幅広くデザイン活動を広げているデザイナーです。






GENETO
山下麻子

Project CI レポート3 by牧祐子

今回のProject CIをお手伝いさせていただいた牧祐子です。


先日、無事納品が完了しました。


モデルハウスのコーディネートは一般的に既存の家具や雑貨などによって装飾することに終始しがちですが今回GENETOでは子供達の成長による使い方の変化、地域とのつながりなど具体的な生活のレベルにまで視点を置いて新たに家具をデザイン、コーディネートしました。


コンセプトは身体と家族においしい家
身体にやさしい木の家具がフレキシブルに家族のライフスタイルに対応します。


これまでになかったような新鮮さと実際に使ってみたくなるようなリアリティの両立によってこの住宅のもつ可能性を引き出すことが出来たのではないかと思います。


今回私は和室のテーブルの基本設計をさせていただいたのですが家具のデザインは初めてだったので学ぶことが多かったです。


出来上がった実物を見て寸法や角度などの数センチの違いが大きく空間に影響することを実感しました。


牧祐子