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祇園 大渡さんで食事会 by 山中コ〜ジ

$GENETO-祇園 大渡

京都の若い料理関係者が集った食事会に参加させて頂く事になり、京都では有名で予約の取れないお店”大渡”さんへいきました。
この食事会は、AS2原麻由美の友人である宮脇氏が企画した食事会で、宮脇氏も他店で料理の修行をされている将来有望な若い料理人です。

ちなみに、大渡さんはミシュランガイドにも星一つのお店として紹介されています。

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店内は和の風情を基調とした京都の懐石料理屋さんらしい設えです。

$GENETO-祇園 大渡

隅々まで手が届いており、保存状態も良い建築です。

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元々は別荘だったらしく、持ち主はさぞかし贅沢な暮らしをされていたのでしょう。
羨ましいです。

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玄関には細川護煕 第79代内閣総理大臣による書が掛けられていたりと、なんだか凄い建物です。
流石総理大臣だけあって、達筆です。

$GENETO-祇園 大渡

店主の大渡氏は僕の想像とは裏腹に、とても気さくで明るい人物でした。
しかも、世代も同じで親近感がわいてきます。

お料理はコースでしたが絶妙なタイミングで出して頂き、ビールにワイン、日本酒とあわせながら楽しく頂きました。

GENETO-祇園 大渡


GENETO-祇園 大渡


GENETO-祇園 大渡

出されたお料理全ての写真を掲載すると、行く楽しみが無くなるので、少しだけご紹介。
どれもこれも本当に美味しいお料理ばかりでした。
食材も非常にこだわっていて、これだけのボリュームと美味しさの割に、非常に経済的な価格設定だと感じました。
確かに、予約が常に一杯のはずです。

$GENETO-祇園 大渡

食後はみんなで記念撮影。
(※ブログに掲載の了解を得ていないので、了解を得られるまでは少し不気味ですが、顔を隠していますが、決して心霊写真等ではありません。。)

宮脇氏はじめ色々な方々に料理業界の話をお聞きしました。
その中でも非常に良いと感じたのは、若手の料理人同士の繋がりが非常に多く活発だということでした。
これまでの世代は、系列による派閥があったらしく、派閥外での繋がりはほとんど無かったそうです。
横の繋がりを作る事で常に新鮮な情報を交換し、自らの料理に結びつけようとしています。
そんなコミュニティーを構築することはまさに現代的でしょうし、僕達も見習うべき点は多い様に感じました。

さらに、彼らの給料の大半は、他店へお料理を食べにいく事に費やされていることでした。
これはまさに建築で言うとオープンハウスや、建築見学のようなものでしょうが、好きな職業だからこそできる探究でしょう。
それにしても、お金はかかりそうです。

京都という保守的な都市であるにもかかわらず、料理に向き合う若い人材が豊富な事に驚かされました。
しかも、独り立ちして有名店になっている事が素晴らしいです。
特に和食文化は他都市より抜きに出ているということで、京都の新たな魅力を知ることができました。

和食と言えば、GENETOもYOC-projectという日本料理屋さんの新館を計画しています。
こちらも今後の展開が楽しみですが、京都市内にある様々なお料理屋さんをリサーチし、我々のプロジェクトに結びつけたいものです。

YOC-project



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着工当日 by 山中コ〜ジ

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JDYがいよいよ着工しました。
この日は現場の解体工事がおこなわれました。

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解体する事で、我々が事前に考えていた建築に対する予想を覆す、想定外の部分が露になってきます。
設計の変更も含め、現場監督とミーティングを行います。

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今回の工事では主要構造部には手をつけず、無駄な部分を全て取り払う事で必要最大限の気積を確保する事から始まります。
現在は一部補強を加えながら、無駄な壁や間柱を解体する”いけこぼち”という行程をおこなっています。
全てを解体するのではなく、必要な箇所を残しながら解体することを言いますが、この工法は解体屋さんではなく大工さんがおこなう事が多いです。
それは、全く知らない大工さんが作った建築物を、解体しながら理解し必要によっては補強する等、おこなわれる作業はまるでパズルを組み合せていく様に難解で、経験値が必要だからでもあります。

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現場は解体作業によるけたたましい音が鳴り響き、土壁を少し解体したこともあり、土ぼこりが舞っています
まさに現場と思わせる、臨場感があります。

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途中、クライアントのご夫婦が現場に差し入れを持って来てくださいました。

現場でタイムリーに発生している問題点と、解決策を報告しながら現場を案内します。
問題点に対しどこまで手を加えるか。さじ加減は非常に難しく、今回の様な古民家ではその辺りの判断は重要です。

これからは、設計とは違う時間が現場に流れ出します。
放っておくと、次の瞬間には施工されているなど、こちらも緊張感をもっていないと後悔する事になります。
さらには、様々な質疑も上げられるなど、大変な時期になります。
しかし、この時期こそは本当に楽しい一時でもあります。
この目まぐるしい現場の状況は、幼い頃から経験していた僕や弟にとっては、非常に懐かしい思いにかられます。

JDY-projectはGENETOにとって上半期の重要な作品の一つです。
短い期間ではありますが、素晴らしい完成度を目指して、原案にブラッシュアップをかけながら現場を見守っていきたいと思っています。


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京都市役所と市役所の食堂  by 山中コ〜ジ

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建築の設計業務をしていると、しばしば京都市役所を訪れる機会があります。
この建物は武田五一と中野進一による設計で1927年に建てられました。

一階はよく通るのですが、時間があったので最上階まで行ってみることにしました。
京都市役所のファサードは非常に気に入っていますが、階段のデザインがとても素晴らしい事を今回知りました。

$GENETO-京都市役所
僕達含め最近の建築家の階段といえば、とにかく存在感を消す方向へと向かっている気がします。
積極的にデザインしたとしても、決して市役所の様な階段にはなりえ無いだろうと思います。

僕達が目指す方向ではないにしても、この階段には魅力を感じます。
勿論、装飾的な部分も含めてですが、3層分のフロアーを繋ぐ階段を下から見上げると、造形としてもダイナミックな構成を見ることができます。

階段をしばらく楽しみながら、以前より都市伝説的に存在する京都市役所内にある食堂へ向かいました。
別館の8階に食堂はあります。

$GENETO-京都市役所

この食堂の存在は市職員の友人から聞いたのですが、あまり美味しくないらしく、ほとんどの人が利用していない、いわば幻の食堂です。

訪れると、どこか昭和の大衆食堂を彷彿とさせる、情緒ある食堂でした。
価格は安いのですが、メニューを見るとあまり品数が少ない。。
それでもメインA.B.Cなどにメニューが分けられていたりと、京都市職員のニーズに応えようとしている所が憎らしさを感じます。
また、最上階に位置していますので、市内を見渡せる絶好の場所でもあります。

$GENETO-京都市役所

食堂のおばちゃんも健気でなつっこい。
味は普通ですが、この空間とは非常に合った味になっており、昭和の時代にタイムスリップした気分にさせてくれます。
この空気感はなかなか乙で好きだと思いながら、美味しくご飯を頂きました。

$GENETO-京都市役所

食堂と同階の窓から本館を見ると、後から増築された箇所と混ざり合い、オリジナルの様子は分からなくなっていました。
少しずつ改造されている時間の経過を感じますが、それにしてもみっともない改造のしように、少し残念な印象を与えられました。


京都市民の中心である京都市役所は、色々な見所のある不思議建築でした。
食堂には一般人も入れますので、安く昼食を済ませたい方や、昭和を感じたい方、探検してみたい方は是非とも覗いてみてはいかがでしょうか。


京都市役所(web site)




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