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京都・修学院離宮へ行く by 山中コ〜ジ

$GENETO-修学院離宮

これまで行った事が無かった修学院離宮へ行きました。
桂離宮に並び有名な修学院離宮ですが、家の近所だったせいかこれまで行く事はありませんでした。
山中悠嗣も京都に戻っている事から、そろそろ修学院離宮も知っておこうと言うことで早速訪問。

$GENETO-修学院離宮

金閣寺と銀閣寺や、桂離宮と修学院離宮など、京都観光に訪れた人はどちらが良かったや、自分はこっちの方が好みだという意見は良く聞きます。
建築家からもそのような意見を聞く事が多いです。

僕は互いの比較はしても、上下を判定する事は難しいと感じました。
好みはあるでしょうが。
比較するものではなく、全く違った解釈が桂離宮と修学院離宮とではされている様に思うからです。

$GENETO-修学院離宮

桂離宮で感じた事は、庭と池の関係性をそれぞれ緻密に築きながら、全体へと繋いでいくように作られているのに対し、上離宮・中離宮・下離宮という3離宮を大きな敷地にざっくりと配置され全体を構成している修学院離宮。
言い換えると、高い解像度が全体に渡ってあるのが桂離宮で、低い解像度が全体に渡ってあるのが修学院離宮と言えば、イメージが分かるかもしれません。

$GENETO-修学院離宮

桂離宮は関係性が緻密な為、短編小説を読んでいるかの様な体験をしたものですが、修学院離宮は長編小説を読んでいる様な体験とも言えるかもしれません。
修学院離宮を歩きながら所々に目をやると、恐ろしいほどこだわり抜いた空間があるかと思えば、疎な大雑把で自然任せな空間もあります。
中に建てられている建築も、自然に溶け込まそうとしている事がわかります。

$GENETO-修学院離宮

また、比叡山の麓という特殊な敷地を絶妙に有効利用しており、上離宮か市内へと振り向くと、手前から段々畑や中離宮、下離宮と続き、京都市内の風景へと繋がって行きます。
まさに、借景の効果を取り入れた好例でしょう。

$GENETO-修学院離宮

上離宮に作られた浴龍池は、初めて見る僕には圧巻でした。
こんなサイズの人口池を比叡山の麓を切り開いて作ったかと、その存在の意義深さに驚かされました。
中でも、陸と池の接する稜線の美しさは美意識がとてつもなく洗練された人でないと、提案もできないし、それを受け入れる事もできない。
両者の美意識が相当なレベルで理解しあえたからこそ、この池が存在するのだという事が分かります。

$GENETO-修学院離宮

初めて行った修学院離宮ですが、もっと早くに行っておくべきだったと後悔しつつも、また機会を見て別の季節に訪れようと思います。
桂離宮は既に数回行った事から、自分の中での解釈が奥行きを持っていますが、修学院離宮はまだそこまで場所を読み取っていない。
そう思うからです。

両方とも入館料は無料なのに、ガイドさんの案内付きです。
しかも、ジョークを入れたりしながらなのでなかなか楽しいツアーです。
これだけのサービスができるって、流石は宮内庁です。


修学院離宮



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山中コ~ジ

SEEDS in 安楽寺へ by 山中コ〜ジ 

$GENETO-seeds+安楽寺

友人のイタリア在住アーティスト 櫻井伸也氏が出展しているグループ展”SEEDS in 安楽寺”へ行きました。

$GENETO-安楽寺+櫻井伸也

今回の作品展は、海外在住の日本人アーティスト3名によるグループ展らしく、彫刻作品から絵画までバラエティに富んだ作品展。
特に、安楽寺という古いお寺の空間や庭との組み合わせで見る現代アートは、非常に興味深いものです。
古いものと新しいものとの共存は、とてもデリケートなので難しい。
その事について、アーティスト達はどれほど空間を理解して作品を配置しているのか。
また、自分ならどのように作品と空間を構成するか等、イメージが見ながら湧いてきます。

$GENETO-安楽寺+櫻井伸也

写真:同行したGENETOインターン一行。
ポップで独特なマテリアルの使い方で表現する櫻井氏の作品は、とても印象的で一度見たら彼の作品だという事が分かります。
この櫻井伸也らしいと思わせる手法を見つけた事は、彼にとっては非常にラッキーな事だと思います。
ラッキーと偉そうに書いたものの、羨ましいと言う方が適切かもしれません。
大抵のアーティストは、なかなか自分らしい表現を見つけ出せずに居ます。
建築家も同じ事です。
オリジナルとなる自己の表現を見つければ、それは幸運な事。
もし見つける事ができなければ、ロジックで違いを作り出そうとする。
それもできなければ、猿真似する建築家というだけになる。
表現者とは、本当に難しいものです。

$GENETO-安楽寺+櫻井伸也

スペイン在住アーティスト 山口敏郎氏のインスタレーション作品。
和の空間にこの赤のリピートは非常に良く似合う。
異質な物が漂う、独特の緊張感を持った空間が見事に作られていました。

$GENETO-安楽寺+櫻井伸也

山口氏の作品を前に、櫻井氏に今回の作品展について色々と話しました。
今後も安楽寺では作品展を続けていくとのことで、次回の作品展も非常に楽しみです。

$GENETO-安楽寺+櫻井伸也

最新作のSHOWER OF LOVE
これまでよりも、レイヤーが奥行きを持った作品となっています。
人物が一部プリントされていたりと、テキスタイルというマテリアルを見事に使いこなしていると感じました。
こうなれば、表現と実験が並走しているんじゃないかと思わされてしまいます。

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櫻井伸也氏と友人になったのは、TANADAピースギャラリーでの第一回作品展がきっかけでした。
その後、木村奈央氏のイスタレーションへと続いて行きます。

AS2やTANADAピースギャラリーの運営に参画する事で色々な出会いがあり、とても自分の視野を広げる事に役立っていると感じています。

TANADAピースギャラリー櫻井伸也展についてはコチラコチラコチラ


現在開催されている木村奈央 作品展 "Tweet"についてはコチラコチラ




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山中コ~ジ

GENETO懇親会 @pivoto工房 

$GENETO-GENETO懇親会

GENETOとpivoto含めて合計7名のインターンが来ています。
せっかくという事で、GENETOとpivoto合同の懇親会をおこないました。
場所は静原にあるpivoto工房です。

$GENETO-GENETO懇親会

GENETOは建築の設計事務所ですが、pivotoはGENETOの家具レーベル。
そんな二つの側面を持つGENETOなので、色々な目的を持ってインターン達は来ています。
しかも、今回は東京事務所からも来ているので、色々な人達が一同に介します。

$GENETO-GENETO懇親会

建築家や、プロダクトデザイナー、家具職人を志して来ているなど、将来の夢は本当に多く彼らの希望を聞いていると楽しい。
そんな彼らの希望を我々は受け入れ、実現へのお手伝いになれるかは未定ですが、互いにできる限り希望に近づける努力はして行きたいものです。
それにしても、そんな彼らの貴重な時間にGENETOやpivotoで過ごす事を選んでくれ、我々にとっては幸運なことです。
また、それだけ社会的な役割を担ってきているのだろうと、実感させられたりもします。

$GENETO-GENETO懇親会

彼らと話していると、一体自分たちが何者になるのか夢と現実が錯綜する中、必死になって暗中模索している事が分かります。
今の僕でも暗中模索する日々ですが、彼らにとっては更に不明な未来という壁が目の前に立ちはだかっているんじゃないかと思います。

(ちなみに写真中央の多田華奈江さんは、京都精華大学の建築学科卒業とのこと。
しかも、田中研究室で岡本一真氏(priya design)に学んだ愛弟子らしい。
インターン後はpriya designに入れば良いのにと思ったり。)

$GENETO-GENETO懇親会

何気ない会話を楽しんだ夜でしたが、将来どんな人になっていくのかと想像すると、貴重な時間でした。
これからもインターンの人達と、できるだけ多くの時間を共有し、自分達が目指して来た事、社会的な役割を伝えると同時に、自分達を改めて見つめ直していければと感じた夜でした。



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