まだお金だけ払って納車どころかその予定も無いのに、
もう”総括”ってどういうこと?
と自分で自分に突っ込みたくなるところだけど、
気持ち的にはまさにそんな感じだ。
納車前にすでに終わった気がする。
いったい何がどうしてそうなってるのか、自分でも全くわからない。
ただ、プロシュート兄貴に言わせてみれば、
だめだこりゃ、と心の中で思ったならその時すでに行動は終わっている。
きっとそういうことなんだろう。
今回のモトグッチV7購入への流れ、いったいどうしてこうなったのか自分でもよく覚えていない。
その時自分が何を考え、何を感じて、こういう選択に至ったのか…
てんで覚えていない上に、今の自分に理解しようとしてもできない。
今回は総括というかたちで、それを整理してみようと思う。
最初のとっかかりは、”忍千ちゃっちいな”と感じたことだった。
昨年の四国ツーの帰り道。いい大人が乗るバイクとしてどうなの?ちょっと子供っぽすぎやしない?と感じたこと。
ツーリング自体は最高に楽しかったけど、密かにそんなことを感じてた。
その後、なぜか忍千に乗るのに恐怖を覚えたこと。
これは昨年の秋ごろだ。
もう忍千には乗ることはないだろうと、薄っすらと感じ始めていた。
正月に走り初めと称して乗った時少し気持ちは持ち直したけど、やはりそのまま気持ちは萎えてしまった。
そして、もっと楽チンなAT車に乗りたいなと考えた。
TMAXは中途半端だし、一気にXMAXまで落とすかと考えたけど250ccは少し不安に感じていた。そんなところにベスパという選択肢を思いついた。
そしてしばらく、心の中はベスパ一色な日々が続いた。
そうこうしているうちに、何故かわからない、ふと気が付けばモトグッチのV7が気になってる僕がいた。
如何せん、やはりATバイクに抵抗があったんだろう。
しかし、その間(ベスパ欲しい以降)の記憶が抜け落ちている。
ふと気が付けば心の中がV7一色になっていた。
その後の展開は【バイク選び2024】の通りだ。
何か目に見えない力でもって操られてしまった気がする…
そうとしか言いようがない。
三上編集長か並木先生、はたまた角由紀子にでも聞いてみるか。
今まではバイクを購入し、納車を待ち、納車して慣らし運転して、というその行程を心の底から楽しんでいた。その楽しさを味わいたくてバイクを買い替えまくってたと言っても過言ではない。
しかし今回は違う。
普通は最低でも慣らし運転が終わるまでは熱病に浮かされたような状態が続くものだが、今回は納車をはるか先に待った状態で、すでに熱が冷めてしまった。
原因はなんだろう?
今一度冷静に考えてみるけど、思い当たるのは、
(1)キャスト&チューブレスが好きなのにスポーク買ったこと。
(2)そもそもクラシカルな風体のバイクが好みじゃないこと。
(3)イタリア車自体に不安があること。
(4)メッキがキラキラで維持するのが面倒だと感じること。
(5)V7と初対面した時、新車なのに埃まみれで萎えたこと。
などなど。たぶん(5)が一番大きいんじゃないかな。
あとは(2)と(4)も大きい。
買う前は『何とかなる。何とかする』と考えてたけど、いざ実際に購入して納車を待つ段階になると『やっぱ無理だわ』となってきた。それが正直なところかと。
僕は極度の面倒くさがりなので、メンテフリーでいわゆる”フールプルーフなもの”を好む傾向にある。※傾向も何もそれ以外のなにものでもないんだけど
つまり。
あちこち動画などでモトグッチの世界観に憧れて、盲目的に購入に至ってしまったけど、ふと我に返って自分のパーソナリティと冷静に照らし合わせた結果『やっぱ無理だ』と考えるに至った。
これが全てではなかろうか。(きっとそう)
なので、ものすごくバカなことをしてしまったと思いはするけど、所詮は”お金で解決できること”なので自分の思うようにしようと思う。
納車され、本当に無理だと思うなら早めに損切ってしまおう。
繰り返しになるが、これで自分の命や身体の一部が欠けるわけでもない、お金が少し減るだけだ。いくらでも取り返しがつく話だし、痛くもかゆくもない話だ。
と、自分に言い聞かせてみる。
こんな総括でいいのか、な(笑)