まいどおおきに。
前回の記事 では何もしてないのに勝手に開いてしまう電動シャッターを修理しましたが、今回は何もしてないのに勝手に開かなくなってしまったシャッターキー(キーシリンダーを悪戯や盗難から守るための装置)です。
昨日あるお客さんから、ベーシックJOGのシャッターキーが開かなくなったとTELがありました。
駅前の駐輪場に駐車し、戻ってみると勝手にシャッターが閉じられていた。マグネットキー(シャッターを開けるためのカギ)を使っても開錠出来ないとの事で、閉店後にレッカー出動しました。
シャッターキーは不要との事だったので、現場作業でシャッター部分だけを取り外しました。幸いにもメインキーは無事だったので、そのまま乗って帰られました。
これが持ち帰ったシャッターキーです。
数週間前に購入していただいたばかりの車両ですが、中古車とはいえ壊れるにはちょっと早すぎます。
過去の例と状況からしてイタズラで間違い無いと確信していました。
原因を調べるため分解してみました。
おっ、なにか発見!
欠けた部品かと思ったら小石でした。
上の写真で分かると思いますが、シャッターを解除する部品の可動部にくさびを打ち込むような形で挟まっていました。形といい大きさといい、このために出来たのかと思うほどピッタリです。
どこから入ったのでしょう?
シャッターが閉じている時はこういう状態ですが・・・
開いている時はカバーとベースの間に3ミリぐらいの透き間があります。
シャッターのプレートの厚みがあるせいですが、これだけ広ければ小石が充分入ります。
砂が溜まったりイタズラで接着剤や異物が詰められたのは何度も見た事がありますが、こんなピッタリの小石がうまい具合に入るとは・・・。
これは悪ガキの仕業などではなく神のイタズラかもしれませんね。
ちなみにJOGやビーノに装備されているこのタイプのシャッターキー(Gロック)は良く出来ています。
シャッターのプレートが薄いため、1ミリぐらいの透き間しかありません。
油切れで作動がおかしくなる事は良くありますが、今回みたいに石ころが挟まるようなトラブルはありません。
シャッターキーは面倒なので使用されていない方も多いですが、盗難やイタズラだけでなくこういう偶然もあるので、面倒でも乗らない時は閉めておいた方が良さそうです。
まあ自分もほとんど使いませんが・・・。
今月はシャッターに縁のある月かな?
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