サーキット走行用 ライブDIO-ZXの中古車整備 | 原付専門店日野オートバイブログ「日野の本音」

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奈良県生駒市のバイクショップ、日野オートバイです。125cc以下の原付バイク・中古バイクの販売、修理、買取りを行なっています。一台一台丁寧に、一人ひとりを大切にが営業方針の小さな店です。

まいどおおきに。

こちらはこれから中古車整備を行なうライブDIO-ZXです。

去年ユーザー買取で入庫した車両で、今月の整備予定には入っていなかったのですが、先日来られたお客様よりオーダーを戴いたので予定を変更して整備する事にしました。

外装は前のユーザーさんが新品に交換されたそうです。社外品ですがまだ傷も少なく綺麗です。もちろん実動車です。

 

このZXでお子さんにサーキット(ミニバイクコース)も走らせたいそうです。

自分も10代の頃からミニバイクレースをしていましたが、初めはスクーターからでした。

10年ほどの期間でしたが、レース活動では非常に多くの事を学べました。

勝負の世界の面白さと厳しさはもちろん、整備技術も学べましたし多くの友人も出来ました。

間違い無く今の自分の原点です。

いきなりレース出場となるとハードルが高いですが、まずはバイクの面白さが伝わると良いですね。

 

レースで勝てるマシンを製作するとなると何十万もかかりますが、スポーツ走行が楽しめる程度には仕上げなければなりません。

途中でカメラのバッテリーが切れてしまい写真が少ないですが、良かったらご覧ください。

 

車体から降ろしたエンジンを分解します。

サイドベアリング交換ですが、以前に一度オーバーホールした車両なのでまだまだ使える状態ではありました。

 

新しいベアリングを組み付けました。

 

クランクシャフトの芯出しを行なっています。

スムーズに回転するように軸の振れ幅を測定し修正する作業です。

レース活動していた頃の記憶が蘇ります。

 

ピストンも以前交換したのでとても綺麗です。

 

クランクケースを組み上げました。

 

軸が軽く回るように調整しているところです。

ミニバイクコースを走らせると聞くと普段の中古車整備以上に気合いが入ります。

 

こちらはブレーキキャリパーです。

ブレーキパッドが少し引きずり気味だったので分解しているところです。

エンジン本体も大事ですが、本当に速く走らせるためにはエンジンが発生させる力を如何に無駄無く駆動輪に伝えるか、そして走行抵抗を如何に減らすかも重要になります。

 

駆動系、キャブなどもいつも通り分解しました。

最後にテスト走行しましたが、芯出しがうまく決まったので、スムーズに回るエンジンに仕上がりました。交換した部品が馴染めばもっと良く走るようになるでしょう。

久々に自分もサーキットを走りたくなりました。

 

 

日付が変わってしまいましたが、2/11は建国記念の日でした。

日本国のお誕生日を祝うべく全国各地で様々な行事が執り行なわれましたが、自分はサービス業ですから当然仕事です。

行事には参加出来ませんでしたが、顧客、家族、そして国家の為にもしっかり働き納税の義務を果たさねばと改めて自覚した1日でした。

安倍首相も国益という重責を背負って日米首脳会談に臨んでくださっていますからね。

 

 

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