まいどおおきに。
確定申告の受付も始まり、ここ最近の定休日はデスクワーク的な仕事に追われています。
大まかな決算数字は出ましたが、去年は結構落ち込みました。
新車の出荷台数（原付）はこの10年間で半分以下に減少、保有台数も年率約5％の勢いで減少と急激に衰退し続けている二輪車業界ですが、うちも決して例外ではありません。
せめて自動車向け優遇税制の財源の1％でも二輪に振り向けてくれればなぁ・・・。
おっと、こんな他力本願では何をやってもダメですね。
これだけの逆境でも成長出来る経営力が身に付けば、今後新たな事業を始めても必ずや武器になります。
今年は自力で前々年度を超えるＶ字回復を果たします。
こちらは修理で入庫したホンダ スーパーＤＩＯです。
もう20年以上前のモデルですが、当時は販売台数も今とはケタ違いでしたから、下手な現行モデルよりもたくさん現役で走っています。
昔のモデルは国内生産で材料や造りも良いですからね。
特に坂道で力が出ない、オイルが漏れているかもしれない、などの症状です。
走行距離計は恐らく3、4周はしていると思います。
走ってみた感じでは多分マフラー詰まりです。
ユーザーさんが仰っていたオイル漏れとはこの事かな？
マフラーを外してテストしてみたところ、やはり詰まりを起こしていました。
シリンダーの排気ポートにもカーボンがたくさん溜まっています。マフラー交換する前に清掃しておきました。
オイル漏れ（正確には「オイル漏れ」ではありませんが）はマフラーのフランジ部分からのようです。
マフラーのフランジガスケットも交換します。
後は定期点検です。
プラグはまだまだ使えます。
エアクリーナーもＯＫです。
そこそこメンテされているなと思いながらドライブベルトを点検してみて気が付きました。何年か前に修理で入庫歴のある車両でした。
マフラーを交換してエンジンを始動させて調子を確認します。
マフラーは社外品を使用しました。
色んなメーカーから発売されていますが性能は様々で、安価でもしっかり走るものもあれば極端に走りが悪くなったり燃費が悪化したりというものもあります。
性能は実際に装着し走らせてみないと分からず、うちでも過去にかなりの数をテストしました。
後輪タイヤも新品に交換しました。
最後にテスト走行して完成です。坂道もすっかり元気に走るようになりました。
経営状況は厳しいですが仕入れだけは好調です。
この日も4台入荷しました。うーん、整備が追いつかないなぁ。
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記事の内容を参考に整備などされる方は自己責任にてお願いします。
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