バッテリーがすぐに上がってしまうリモコンビーノの修理  | 原付専門店日野オートバイブログ「日野の本音」

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まいどおおきに。

こちらは修理でお預かりしたヤマハのビーノ、4サイクルエンジン(SA26J キャブレター仕様 )です。

エンジン不動車のため昨晩の便で引き取って来ました。


走行距離はこれぐらい、2005年あたりのモデルです。
バッテリーが消耗して既にセルモーターは回りません。

キックスターターでもエンジン始動せず、イグニッションをONにするもメーターイルミネーションすら点灯しません。完全放電している様子です。


近所のショップさんでバッテリーの交換や充電などを行なったそうですが、何度修理してもうまく改善しないためうちにご依頼いただいたそうです。

多忙でじっくり調べている時間が取れなかったのかもしれませんが、理由はどうあれこうしてお仕事をご依頼いただけるのはありがたい事です。


まずは現状を確認します。
バッテリー電圧は6V以下、こうなると充電不能レベルですから交換です。


テスト用のバッテリーに交換してエンジンを始動させ充電系統を確認しました。

充電電圧は正常値です。

ここで異常があってくれたら原因究明は早かったんですけどね。


次にリーク(漏電)テストを行ないました。
テスター値は電圧(V)ですが、バッテリーがすぐに上がる原因はどうやらこれのようですね。


このビーノにはリモコンが装備されています。
オレンジのボタンを押すとイグニッションキーのシャッターロックが開錠し、グレーを押すとシートが開きます。

うちのハイエース、負けてます。各ドア全て鍵穴に鍵を挿して開閉しますし窓も手動でぐるぐる回して開けるタイプです。


入庫時はバッテリーが上がっている状態だったのでボタンを押しても無反応でしたが、正常なバッテリーを接続してみても反応したりしなかったりで、リモコン側を分解してみましたがボタンも電池も正常でした。

車体側にはリモコンから発信される電波をキャッチするレシーバーが装着されていますが、どうやらこれが原因のようです。



このリモコンユニットがなかなかの曲者で正常な状態でも結構な待機電力を消費します。

使用条件によってはすぐにバッテリーが弱ってしまいます。

今回はそれが故障しており、通常の待機電力以上に電気が食われている状態でした。


本来ならリモコンユニットを交換するところですが、お客さんに相談したところ普段からリモコンは使っていないとの事だったので、結局レシーバーへの電力供給をカットするという方法で対処しました。

バッテリーを新品に交換し、再度リークテストで異常が無い事確認して作業完了です。


JOGの一部モデルにも採用されている装備ですが、レシーバー内にウインカーリレーが組み込まれているタイプのものは電力供給を完全にをカットしてしまうとウインカーが点灯しなくなります。

レシーバーより先、すなわちシートやシャッターを開錠するための装置が原因の事もあります。

面白い機能ですが原付には過剰装備かな?

少々不便でも機械はシンプルな方が壊れにくいですね。

うちのハイエースのように。


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