スピードが出ないライブディオの修理 | 原付専門店日野オートバイブログ「日野の本音」

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奈良県生駒市のバイクショップ、日野オートバイです。125cc以下の原付バイク・中古バイクの販売、修理、買取りを行なっています。一台一台丁寧に、一人ひとりを大切にが営業方針の小さな店です。

まいどおおきに。

最近また修理の入庫が増えてきました。

特に雨天以外の土日は朝から晩までほぼ修理にかかりっきり状態です。

先月末に20台ほど仕入れたので中古車整備も急がないとダメなのですが、うちの方針は修理優先、中古車は修理の合い間や営業時間外にやるようにしています。

毎日の足としてお使いいただいている車両をお預かりする訳ですから1時間でも早く仕上げるように心掛けています。


こちらは修理で入庫したホンダ ライブDIOです。

スピードが30キロしか出ず上り坂では一段とパワーが落ちる、という症状です。

原付(50cc)の法定速度は30キロですが、本当に30キロしか出ないようでは実用性が・・・まあそのへんの話は置いときましょう。


まず疑ったのがマフラーの詰まりですが、取り外して確認してみたところ問題になるような詰まりの症状は確認出来ませんでした。

スパークプラグです。電極がかなり劣化しているため交換しましたが、始動性が良くなったぐらいでスピードには変化無し。



吸気系や燃料系、それに電気系などの不具合でもこういう症状は発生し得ます。

感覚的なものなので言葉としてうまく表現出来ませんが、排気系統の不具合のような気がしてなりません。

もう一度マフラーを外してみたところ、シリンダーの排気ポート詰まりが原因でした。

色々な道具を駆使して作業完了。

今度はエンジンのフィーリングも随分良くなりました。早速テスト走行してみたのですが・・・


整備前より力は出るようになったもののまだ遅い。

今度は駆動系です。


この汚れ具合からして随分走り込んでいるのが判ります。


ドライブベルトは磨耗して細くなり亀裂も入っています。

新品に交換します。


ウエイトローラーも磨耗が進んでいるので交換します。


各パーツの状態をチェックしながら清掃し、組み付け前にはケース内もお掃除します。

いつもどおりキックスターターなどの注油清掃なども行ないます。


今度はバッチリ快調に走ってくれるようになりました。

症状の原因は一つとは限りません。

特にエンジンや電気系統の不具合は二つ以上の原因が重なって発生している事も珍しくありません。

こんな事を言うと偉そうにと思われるかもしれませんが、原因を早く発見するコツはあれこれさわる前にまずは五感をフルに駆使して症状を確認(試乗)する事、次に同時に色々試さず一つずつやる事、そして難しく考え過ぎない事です。構造を熟知している事が前提ですが。


お客さんとしっかりコミュニケーションを取る事も大切です。

一番変化に気付きやすいのは毎日乗っているお客さんですから、下手にサービスマニュアルをめくるよりも的確に情報収集出来ます。

しっかりお話しして可能な限り詳しく症状を教えてもらうように心掛けています。


でもまださわった事が無いような新しいモデルや、時々発生するという「気まぐれトラブル」は症状が確認出来ず結構悩む時もあります。

日々勉強ですね。



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