2024/6/29
ドクターと大菩薩嶺に行ってきました。
今回の山行は、天候判断から二転三転しました。最初は土日で一泊→土曜日の天気が悪そうということで日曜日に日帰り→日曜の天気が悪そうということで土曜日に日帰り。
で、どこに行こうかと言うことになったんですけど、土曜日もスッキリ青空ってわけじゃなさそうでしたので、協議の結果「お手軽な所でお茶を濁そう」で落ち着きました。
「お手軽」で思いついたのが大菩薩嶺でした。まえから一度行ってみたかったんですけど、群馬からの距離のわりには手ごたえが無さそうというか、要は「コスパが悪い」で後回しになっていました。
ドクターに提案すると「いいんじゃないですか」とのお返事。とにかく土曜日になったのも寸前ですし、行先が決まったのも寸前で、バタバタ過ぎて細かいことを調べる余裕もなく、ざっと見た情報で「ハイシーズンは400台の駐車場が満車になる」ってことが目に付きました。
かといって、還暦コンビには明るくなる前に到着なんてハードなことをするほど元気もないので、行ってみて「満車で止められなかったらそれはそれでいいや」で7時ごろ到着する計画で出発しました。
予定の7時頃に「上日川峠登山口」に到着すると、第一駐車場(数台しか止められないんですね)は満車でしたが、第二駐車場(20台分くらい)にはまだ数台分の空きがありました。
用意を済ませ、ドクターと登山口にある地図を見ながら本日のルートを検討します。結果、最短ルート(唐松尾根)で大菩薩嶺に登り、そこから主尾根を縦走して大菩薩峠に行き、その先は石丸峠まで行くか、大菩薩峠から降りるか決めましょうということになりました。
歩き始めると、登山道のすぐ右横には車道が通っています。車道は「福ちゃん荘」まで続いていて、一般車も通行可能みたいです。一応、登山道を歩きましたが、なんか山歩きをしている感じじゃありませんでした。
歩き始めて25分くらいで「福ちゃん荘」に到着しました。
ここからやっと「登山道」らしくなります。福ちゃん荘から稜線まで、標高差で300mくらいしかありませんが、思ったよりも急登でそれなりに疲れました。
天気はずっとこんな感じでした。展望は全くありません。
でもこれはこれで、またいい感じではあります。
約1時間で稜線に出ました。とりあえず左折して大菩薩嶺に行きます。
山頂は樹木で囲まれていて、ガスが無かったとしても展望は期待できそうにありませんでした。山頂について、私が歩みを止めるとドクターはサッサと先に進もうとします。
ドクターに「どこまで行くの?」と聞いたら一瞬不思議そうな顔をしてから「あれっ!ここが山頂か」ですって。山頂に気が付かなかったんですね。
確かに、のっぺりしているので、わかりにくいって言えば言えますけど、こんな立派な山頂標識(標柱だと思ってたら、正しくは標識だそうです)があるんですから、普通は気が付きますよね。
景色も見えないし、休むほど歩いていないのでさっさと引き返して「大菩薩峠」に向かいます。
この登山道の様子を見ると、登山客が多いことがうかがえます。
大菩薩峠に到着しました。
ここで、石丸峠まで行くかこのまま降りるか相談した結果「同じような状況が続きそうであまり楽しくなさそうだし、余計に1時間歩くだけの価値は無いね」で意見が一致。下山することにしました。
驚いたのが、山荘に止まっていた「ジムニー」です。トイレが改修中で、その業者が乗ってきたようですが、ここからは登山道じゃなくて車道になっているんですね。(ジムニー限定ですが)
なんといいましょうか・・・・・・・・歩きやすくて助かりましたけど。
大菩薩峠に興味を持ったのは、単純に「大菩薩」という文字と響きです。それに、確か「大菩薩峠」という題名の映画だか小説だかがあったんですね。それに1969年の左翼過激派による「大菩薩峠事件」なんかもあり、私の中でイメージがかなり膨らんじゃった結果「行ってみたいところ」リストの上位にランクされちゃったんですよね。
でも紅葉シーズンはかなり綺麗なんじゃないかと思います。百名山ですし、天気が良ければ登山未経験者でもスニーカーで十分歩けるし、お手軽な良い山だと思います。
余談
帰路、R299を秩父市街に向かって走っていると、R140が近くなって車の流れが悪くなってきました。その時「逆走(もちろん追い越し禁止です)」で数台の車を追い抜いて行ったバイクを一台。
R140との交差点で、右折している車両の外側から強引に右折車両を追い越して行ったバイクを一台目撃しました。
私は、普段制限速度を守っていないことが多々ありますし、その他も道交法を100%守っているわけじゃありませんので、あまり人のことは言えないのかもしれませんが、ここまで危険性の高い運転はどうなんでしょうね?
1980年代のバイクを知っている身とすると、今のライダーは非常にマナーがいいと感じるんですけど、だからこそ余計にこういう無茶なライダーが目に付きます。