CBR250RR MC51 オイル&オイルフィルター交換 | 山歩きとバイク旅

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 雨が止み、路面が少し乾いたのでCBR250RR MC51のオイルとオイルフィルターの交換をしました。
 
 私のおススメオイルは純正のG3です。過去(1000km点検後)に「エルフ モト4」を入れたことがありますが、まだギアがなじんでいなかったのかオイルのせいなのかわかりませんでしたけどギアチェンジの時に引っ掛かりを感じました。それがG3に変えたら嘘みたいにスムースなチェンジができるようになりました。G3はちょっとお高いですが、使用量が2L程度と少ないので以後G3を使っています。
 
 交換前にオイルの粘度を下げて出しやすくするために5分ほど走ってきます。このために路面が乾くのを待ってました。どのくらいの温度がいいのか私にはわかりませんので、水温計が3つ点灯するまで走りました。
 
 いつ雨が降ってきてもいいように車庫(屋根と3方向が囲まれているだけでの粗末な車庫ですけど)で交換を行います。
 
まずはメンテナンススタンドでバイクをまっすぐに固定(*)し、オイル漏れ対策で下に新聞紙を敷きます。↓
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2022/5/21追記
*メンテナンススタンドでバイクを固定するのはオイル交換の場合あまりよくないかもしれませ ん。MC51のドレンボルトはエンジン後方にあるため、メンテナンススタンドでバイクの後ろを持ち上げるとオイルがエンジン前方に偏るので、ドレンボルトを抜いてもオイルが残ってしまう可能性が高いと思います。平らな場所に止めて、最後はバイクを真っすぐに立ててオイルを抜くのがよいかと思います。
 
MC51のオイルドレンボルトはエンジンの後ろ側にあります。ドレンボルトを12mmのメガネレンチで緩め(ドレンボルトはまだ外しません。) ↓
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廃油受けを用意し ↓
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廃油受けをドレンボルト真下より若干後方へ置きます。 ↓
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前回、バカな私は廃油受けをドレンボルトの真下に置きました。結果、ドレンボルトを外したとたんにオイルは放物線を描いてオイル受けを飛び越えていきました。あわててオイル受けの位置を変更したので被害は最小限で済みましたが、オイル受けの外側までオイルまみれになってしまいました。
 
 
ドレンボルトからオイルがほぼ出きるまで待ちます。ポタポタ垂れるのを垂れなくなるまで待っているときりがないので気が短い私は5分ほど待ってドレンワッシャー(M12)を新品に交換してドレンボルトを締め付けました。↓
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 ちなみに、オイルドレンボルトの締め付けトルクは24.5Nmだそうですが、私はトルクレンチを持っていないので適当に締め付けてます。
 
2020年4月30日追記
 
この記事を書いて間もなくトルクレンチを購入しました。しかし、購入したトルクレンチが長すぎてサイドスタンドを立ててギリギリトルクが掛けられる状態です。メンテナンススタンドで垂直にバイクを立てるとトルクが掛けられません。
 
写真は、サイドスタンドでバイクを立てているので右側のスペースが広くなってギリギリトルクが掛けられます。ただし、ソケットレンチは6角だと角度が大まかになってしまうのでスペースが足りずにトルクが掛けられない可能性があります。私は12角のソケットを使っています。
 
私のトルクレンチは全長約36cm。30cmくらいのレンチなら普通にトルクがけ出来そうですが、20N.・m以上でお財布にやさしいのはこのサイズしかありませんでした。0~25N・mだと短いのがあるんですが、そうなるとチェーン調整でリアアクスルシャフトを締め付けるとき(90N・m)は別にもう一本必要になるし、悩ましいところです。
 
 
次にオイルフィルターを外します。オイルフィルターはエンジン前方にありますが、カウルとマフラーが邪魔してかなり狭いです。↓
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 MC51のサービスマニュアルではオイルフィルター交換時はカウルを外すことになっているらしいですが、カウルを外すのはかなり大変そうなので、私は短いラチェットレンチを用意し、カウルをしたまま交換しました。
 
 私が購入したオイルフィルターレンチは24mmのスパナか差し込みが9.5mmのラチェットレンチのどちらでも回せるようになっています。↓
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 24mmスパナだと長すぎて邪魔になってフィルターを回せないので、9.5mmのラチェットレンチを用意しました。ラチェットレンチもあまり長いとやはり邪魔になって回せないので、ホームセンターに売っていた1番短いものを購入しました。ちなみに9.5mmの差し込み部中心からハンドル先端までの長さが130mmです。これでけっこうギリギリでした。
 
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 フィルターレンチによってはスパナのみしか使えないタイプもあるようですが、その場合はボックスレンチのラチェットが必要になるかと。通常のスパナなどラチェット機構がないものだとカウルをしたままフィルターを交換するのはかなり厳しいと思います。

 

 
 しかし、オイルフィルターを緩めようとしたらむちゃくちゃ硬い!前回はホンダドリームで交換してもらっているのでこれが正規の締め付けトルクなんでしょうけどレンチは短いしスペースは無いしで「もしかして緩まないんじゃないか?」とドキッとしました。
 
 どれだけ硬かったかというと、フィルターを何とか緩め、フィルターからフィルターレンチを外そうとしたら固着してしまっていて外せません。しょうがないのでラチェットレンチだけ外してフィルターレンチが着いたままフィルターを手で回して外し、フィルターレンチはスパナの角で叩いてやっとフィルターから外しました。
 
カメラを持つ都合上下に置いていますが、実際は手に持っていました。↓
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新品のオイルフィルターのOリングにオイルを塗り↓
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たぶん締め付けの時にOリングを滑りやすくして切れるのを防ぐためだと思います。
 
手でフィルターをねじ込んで↓
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これもフィルター自体は全く見えなくなってしまうのでネジをあわせるのがけっこう大変でした。
 
レンチで増し締め(手で締め付けたところから1/8回転程度)して完了。こちらも正規の締め付けトルクは24~25N・mです(オイルフィルターに印刷してありました)が、どっちにしろカウルを外さないとトルクレンチは使えそうにありません。
 
2018,10,01追記
車の整備士の資格を持っている会社の先輩にフィルター交換の話をしたら、車だとオイルフィルターはOリングにオイルを塗って「手締め」だそうです。レンチで締めると外れなくなる場合があるのと、Oリングが変形しすぎて密閉効果がなくなってオイル漏れすることもあるとのことでした。これがバイクにも当てはまるのかはわかりません。
 
オイルを2.1L入れます。オイル交換のみの場合は1.9Lですので、4L買っておいてオイル交換2回に1回オイルフィルター交換をするとちょうど無駄なく使い切ります。↓
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エンジンを掛けてオイルを回してからオイルゲージでオイル量を確認します。どうしてもオイルゲージにピントが合いませんでした。オイル量は上限を少し超えていますがまあよしとしましょう。↓
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最後にオイルフィルター、ドレンボルト周辺をぼろ切れで清掃してオイルを拭き取ります。このまま放置してオイルフィルターとドレンボルトからオイルがにじんでこなければ完了です。
 
 ここまで書いてからオイルのにじみを確認しにいってきました。にじみは全くなし。指でこすっても指にオイルは一切付いてきません。完了です。
 
 かかった時間は40分くらいでした。
 
困ったことが一つ。オイルの空き缶と外したオイルフィルターの処分です。家内に確認したところ地域のゴミ収集では持っていってくれないそうで、市の処分場に直接持っていくしかないそうです。年末まで保管して大掃除の時にまとめて処分しかないですね。