のせでんハイキングは 妙見山だけでなく能勢電沿線の自分が知らない低山を巡るプランも多く 以前から惹かれていたが 基礎疾患が重くコロナ感染による重症化リスクが極めて高い自分は 団体行動をあきらめていた

 

 一方で 今年は全国で熊被害が拡大 我が北摂でも例年になく目撃情報が相次いだ

 

 自分も妙見山大堂越ルートで熊らしき爪痕と熊らしき大便を目撃し モンベルに熊撃退スプレーを買いに行ったが完売で生産が追い付つかず 次回入荷は2024年3月の予定と言われ 能勢の登山から足が遠のき 里山宴会に興じることに陥っていた

 

 そうなってくると のせでんハイキングの団体行動は 逆に熊避け効果は絶大だということに気づいた

 また 第1木曜ハイキングというイベントもあり 土日ほどに混雑しないだろうという期待もあり初参加を決めた

 

 

 ネットで入手したコースマップは2分割されていて 土地勘のない自分には全体像がわかりづらく また等高線がなくルーファイには使えないので自作した

 

 山間部の縦走では 地理院地図に記載のない道を行くようなので 一応冬山単独行装備を背負い一眼レフを抱くと11㎏ コンビニで水と茶とおにぎりなどを買って12㎏ 出発時には脱いだゴアヤッケとフリースとポーチを収納して約13㎏

 

 集合場所はのせでん畦野駅

 9:30~10:30 1時間の間に受付し 五月雨に出発していくシステムなので 心配するほど混雑はしない

 能勢電到着ごとの数十人が足の速さの差でばらけていくので ディスタンスを確保することも思ったより容易だ

 

 

 

 一庫大路次川沿いを下流方向に(写真は上流方向)

 

 妙見口駅から初谷を下ってきたときのことが懐かしい

 

 

 

 ゴルフ橋にて

 前方 一庫大路次川沿いに歩いて来た

 写真左からの猪名川と合流し 右の下流へと歩いていく

 

 

 

 お忘れ物情報

 猪名川を離れ清和台へと右折する三叉路の電柱です

 

 背景は 虫生の森

 

 

 登山道に入り この巨岩を見ると傾斜は増し増したが すぐに岩根山頂にたどりつく

 

 「白峯」は岩根山の別称かと思いましたが 山岳会の名前だそうです(tolmengiさん ご教示ありがとうございました)

 

 山頂はお弁当を広げる人で賑わっていたのでスルーします

 

 岩根山を過ぎると快適な尾根道がつづく

 

 落ち葉の深さが 普段の入山者の少なさを物語る

 

 

 

 写真中央の赤い矢印はおそらく前日に張られたもの

 コース全体で40~50枚は張られていた

 道標が全くないこの山域は もし初踏でこの赤矢印がなければ相当に苦労しただろうと思われる

 おそらく スタッフさんが最終の受付者の背中を見守りながらこれを回収して歩かれるのだと思います

 

 突然赤矢印に従い左へ折れると山原の急登

 あのスカイラインが鳥脇山かと思いきや偽ピーク

 

 もう一度心地よく歩いた後 短い急登を経て山頂に着く

 鳥脇山頂もランチのハイカーで埋め尽くされていたのでスルー

 

 ここまで速攻元気しか口に入れていないが あとは下りだけなので 急に人が少なくなった下山道に空腹も平気だった

 

 だが 人が減ると熊の恐怖を思い出す

 撃退スプレーを買えなかったモンベルで熊鈴を買った

 既に使っていたカウベルといっしょにストックのストラップに吊るせば 互いにぶつかり合って音が増幅し効果は絶大と思われた

 

 なお もし不幸にも熊と戦うことになれば ストックは重要な武器になるかもしれないので 最近は登山道の緩急にかかわらず 終始ストックを持つようにしています

 

 こんなにすっきりと妙見山の全容を見れたのは はじめてだ

 

 けやき坂中央公園がゴール

 事故がないよう安全にとの思いを随所で感じました

 のせでんスタッフのみなさんに心から感謝です

 素敵な山歩きができました ありがとうございました

 

 このゴールから最寄りの多田駅まで阪急バスに乗るように案内されていたが 時間は早い

 池田の最終ゴール 焼き鳥「照の家」が開く17:00まで歩き続けようと思い立つ

 思い立てば空腹を思い出す

 

 ゴールから少し歩いた公園でこの日初めて腰を下ろし 今朝ローソンで買った「新之助 柚子香る味噌漬け焼鮭ほぐし(北海道産秋鮭使用)塩結び」を味わった

 

 その公園を庭にしている団地の子らが話しかけてくれた

 「おっちゃん 山登ったんか?」

 「そうやで 岩根山と鳥脇山や」

 「おっきい荷物やな 何入ってるん?」

 「もし山の中で動けんようになっても 暖かく寝ることができるように お腹減らんように いろいろ入れてるんやで」

 「ふーん あ この花 種が残ってるわ」

 ユリ系だろうか 少年はさやの中の正露丸のような黒い種を取り出すと 大事そうにポケットに入れていた

 スマホゲーム全盛の今時 里山の少年が公園でともだちと遊ぶ姿が愛おしく とても幸せな気持ちになった

 この公園で一杯やりたい気分になったが 5時まで歩こうと決めた方の自分がそれを制したので 御輿をあげて子らに手を振った

 

 

☆「アフターのせでんハイキング」につづく。。。

 

 

 

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9:48 畦野 9:55

10:32 ゴルフ橋

10:45 清和台に右折

11:53 大岩

12:03 ▲岩根山(342.2m)

12:52 ▲鳥脇山(484.2m)

13:35 けやき坂ゴール(WC行列)13:45

13:55 ランチ休憩 14:05

 

メンバー: 単独

ザック: 13.0 kg(カメラバッグ含む)

天候: 晴れときどき曇り

登高差: (342-58)+(484-300)= 468m

歩行時間: 3:40(撮影時間含む)

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