「女性枠」の誤った運用例 | アラフィフ親父の戯言

アラフィフ親父の戯言

妻と高校生の娘の3人家族。20代と中高年で複数回転職。国立大学文系学部卒。仕事の人間関係と子どもの成績に頭を悩ませる、どこにでもいるアラフィフ親父です

私がかつて働いていた過去2社の主な退職理由としては、実は「女性管理職のパワハラ」も挙げられます。


私が在籍していた2社はいずれもJTCメーカーで、似たような業界です。

いずれも女性社員比率は少なめの会社だったのですが、人事が設定した「女性枠」を埋めるために、各部署では片っ端から女性社員に声をかけて、ほぼ無理やり管理職に昇進させるような状態になっていました。

 

私が働いていた部署にも、そのような経緯で管理職になった女性(いずれも40代半ばで独身)がいたのですが、あまりにもひどすぎました。

  • 自分ができる仕事は人から横取りし、自分ができない仕事は他人に押し付ける
  • 自分の相対評価を上げるために、他人の仕事を妨害する
  • 仕事をブラックボックス化し、業務フローやファイルアクセス権限、ネットワーク設定までが変えられてしまい、彼女の許可を得ないと何も進まないようになってしまっている
  • 男女問わず、彼女の周りで退職者が続出する
  • 自分と能力が拮抗している女性社員を次々といじめて退職に追い込む つまり、一人の問題ある女性社員を管理職にすることで、他の優秀な女性社員が次々と会社を辞めてしまう
  • 業者発注も彼女の好き嫌いで決められるため、社外との関係もおかしくなっている
  • 会話をするたびに人を侮辱するような言動をとるため、まともな会話が成立しない
  • プレゼン能力だけはやたらと高く、役員や人事の前では甘ったるい声を出している

 

2社ともに、状況が全くと言っていいほど同じなのです。

いずれの会社でも人事部門に相談しましたが、

  • うちの会社ではダイバーシティ活動を積極的に展開しています。女性管理職比率の上げるのも、その一環です。
  • 女性だからと言って、自分よりも年下だからと言って、人に嫉妬したり蔑むべきではありません。

などと私が説教される始末。

 

仕事はまともにできない状況ですし、部署も会社業績も悪くなる一方で、「ダメだこりゃ」と思っている矢先に、次の会社から声がかかって転職するということを繰り返すことになりました。


女性管理職の誹謗中傷により、部署の業績が悪くなったのは私のせいにされてしまいましたが、本当にそうならば、私が退職すれば業績が上がるはずです。が、私の後任者も、数カ月程度で次々と退職・部署異動・長期休職に追い込まれて交替しているようです。

 

実は今の会社に転職する際、過去2社と同じような業界のJTCーカーからも内定をいただきましたが、辞退しました。また同じようなことになるとしか思えなかったです。

 

ということで、この歳になって全く畑違いの業界で働いていますが、今のところは続いています(笑)

もともと女性が当たり前に活躍している職場なので、「女性枠」などというものは存在しませんし、トンデモ女性管理職には今のところ出くわしていません。

ジェンダーダイバーシティという意味においては、過去2社よりは健全だと思います。