佐藤ママと滝沢眞規子さんの共通点 | アラフィフ親父の戯言

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妻と高校生の娘の3人家族。20代と中高年で複数回転職。国立大学文系学部卒。仕事の人間関係と子どもの成績に頭を悩ませる、どこにでもいるアラフィフ親父です

SAPIXは、その教育方針というよりは、上昇志向が強い母親達にブランド力を訴求することで成功したビジネスモデルのような気がしています。雑誌VERYに似たビジネスモデルというか。

これと同様に、佐藤ママと滝沢眞規子さんとの間にも類似点があるように思います。

(佐藤ママのお子さんはSAPIXではなく浜学園出身ですが)受験生の子どもを持つ母親世代にとって、「数ランク上のアイコン」的な存在になっている点でお二人は共通していると思います。
 
滝沢さんがセレブママとしてのアイコンを演じ続けなければならないのと同様、佐藤ママも東大理三生の母親としてのアイコンを(それが全て虚像ではなく、彼女たちの素も含まれていることを否定はしませんけど)スポンサーの意向に沿って演じ続けなければなりません。
 
例えば、睡眠時間4時間で子どもの勉強管理を徹底的に行ったという話があります。
実際そういうこともあったのかもしれませんが、延べ10年以上に亘り、子ども4人を一日も休まずに睡眠時間4時間でサポートしてなんて、常識的にあり得ない話です。
 
佐藤ママの受験体験談はリアルタイムの話ではなく、あくまでも「回想録」にすぎないので、如何様にも盛ることが可能です。
本人に悪意がなかったとしても、スポンサーの意向でキャッチーな内容に変えられてしまうことは十分考えられます。
彼女が「佐藤ママ」を演じ続けることは、もはや彼女一人の意図ではないからです。

タキマキのライフスタイルを一般人が完コピしようとすると家計破綻してしまうのと同様、佐藤ママの言っていることを一般人がそのまま子どもに押し付けると教育虐待になってしまいます。
 
参考にできる部分はしてもいいのかもしれませんが、エンタメとして話半分で聞き流す姿勢も必要かと思います。