焼肉恐怖症? | アラフィフ親父の戯言

アラフィフ親父の戯言

文系学部出身ですが仕事は理系寄りです。アラフィフで中高年転職しました。妻と中高一貫校に在学中の娘の3人家族です。

実は私、焼肉が大の苦手でして。
焼肉の味が嫌いなわけではありません。
自分が食べる分だけの肉を一人で焼いて、一人で黙々と食べる分には何の問題もないのです。
 
人と会話しながら、かつ人が食べる肉もタイミングよく焼いてよそってあげるなどというマルチタスクをこなすことができないのです。
会話に夢中になると肉を焼くのを忘れてしまったり、焼いた肉をそのまま焦がしてしまったり。
ましてや、肉を焼きながら適切なタイミングで他の人にお酌もするなんて、とてもできそうにありません。
 
それが原因で20代の商社時代に宴会の席で何度か粗相をしてしまって以降、「焼肉」がトラウマになってしまい、その後10年くらい全く焼肉が食べられなくなってしまった時期がありました。
歳を取る毎に酒席で自分が末席になることは少なくなってきたので、今は大丈夫ですけどね。
 

そんな私が、週末にジンギスカンを食べることになりました。
 
ジンギスカンなんて、普通の焼肉より高度なテクニックを要するのではないか?
数年前に塚〇〇場でジンギスカンを食べた時は、会社の若い人たちが肉を焼いてくれたので、私は何もしなくてすみました。
が、今回はプライベートな飲み会ですし、果たして肉を焼きながらまともに会話ができるのか、不安と緊張で一杯です。
 
 

一時間半の食べ放題。
焼肉だけでなく、ユッケや麺類、アイスクリーム等も入ってこの値段はかなりお得です。
誕生月の方がいれば、値段は更に安くなります。
肉はチルド(冷凍でない)でオリジナルの塩じめ熟成肉。野菜は全て国産にこだわっているのだそうです。
 
肉を焼きながら、限られた時間内で効率的にオーダーするなんて私には不可能ですが、それができる方がいらっしゃったおかげで、私は図々しくも何もせず、ただひたすら食事と会話を楽しませていただくことができました。
 

今回の会話に高尚な内容はあまりなく、主な話題は「既婚者の恋愛はどこまで許されるか」でした。
 
そんな話題が出ている間、私は先日読み直したチェーホフの「子犬を連れた貴婦人」の内容を思い出していました。


妻子ある男性と若い人妻のアバンチュールを美しく描いた作品ですが、言ってみればこんなのは単なるダブル不倫。
中年男性の恋愛を男性作家がこのように描くことは当時だから許されたことであり、今であればセクハラだとか言われてしまうかもしれません。
 

結局参加メンバーの間では、
  • 「気持ちだけの浮気」とか「美しい不倫」なんて、そんな綺麗事がこの世の中に存在するはずがない
  • マルチタスクがこなせない私に、そもそも浮気なんてできるはずがない
という結論に達しました。

 続きはアメ限記事にて。