「ゆる塾」の効果 | アラフィフ親父の戯言

アラフィフ親父の戯言

妻と高校生の娘の3人家族。20代と中高年で複数回転職。国立大学文系学部卒。仕事の人間関係と子どもの成績に頭を悩ませる、どこにでもいるアラフィフ親父です

娘は、4年生まではZ会の通信添削で勉強していましたが、新5年の2月から算数のみ通塾を開始しました。

添削は毎回締切までに提出していましたが、算数の実力がついていると思えなかったからです。

 

もっとも、この塾の授業は1科目あたり週1回、1時間半しかありません。

これは6年生になっても変わりません。

テキストは(他塾よりも易しいと言われている)「新演習」を使用。

今の中学受験の常識からすると「超ゆる塾」だったと思います。

 

大学受験がメインの塾なので、中学受験コースの生徒数は極めて少ないです。

全ての校舎を合わせても40-50人。

1クラスあたりの人数は多くでも10人超なので、組分けなんて当然ありません。

校舎・学年によっては数人しか生徒がいませんでした。

 

塾側の説明は下記の通りでした。

  • 勉強とはあくまでも自分でするもので、塾はあくまでもそのサポートにすぎない。だから授業時間は週1回でも大丈夫
  • 御三家を受けるならば他塾に行った方がいいが、Y60くらいまでの学校ならば(この塾の授業で)大丈夫  結局我が子はYN50の学校に進学しましたが、クラスメートには海城や吉祥レベルの学校に合格した子もいました。
  • この塾では、5年生のうちは基礎を固めることを重視している。6年生になってから成績が急上昇する子が多い。
  • この塾では、中学受験がゴールではなく、中学受験の勉強を通して、中学以降に自分で勉強できるようになることも目指している。

    これだけの授業で大丈夫か心配でしたが、

    • 殆どの塾は4科目セット受講が原則で、科目別に受講できる塾なんて他に見つからなかった
    • バレエも続けたいし、受験一辺倒の生活を送らせたくないと、本人のみならず妻も思っていた
    • 娘本人もこの塾を気に入っていた

    ということもあり、結局入試本番までこの塾でお世話になることになりました。

     

    5年生秋から国語、新6年生からは理科と社会も通塾に切替えましたが、それでも週あたりの授業時間は1.5時間 X 4時間で 計6時間のみです。

     

    5年生のうちは算数の成績に(通塾しても)特に変化は見られませんでした。

    なので、転塾を考えたことがなかったわけではありません。

     

    が、6年生の後半になってから理数系科目の成績が急に伸びました。

    本人の自主性に任せた「ゆる塾」だったからこそ、後半になってから成績が伸び、入試直前期の追い込みも功を奏したのだと思っています。

     

    今後こうした経験を活かし、中学以降に自走してくれるようになれば更にいいんですけどねてへぺろ