娘は、4年生まではZ会の通信添削で勉強していましたが、新5年の2月から算数のみ通塾を開始しました。
添削は毎回締切までに提出していましたが、算数の実力がついていると思えなかったからです。
もっとも、この塾の授業は1科目あたり週1回、1時間半しかありません。
これは6年生になっても変わりません。
テキストは(他塾よりも易しいと言われている)「新演習」を使用。
今の中学受験の常識からすると「超ゆる塾」だったと思います。
大学受験がメインの塾なので、中学受験コースの生徒数は極めて少ないです。
全ての校舎を合わせても40-50人。
1クラスあたりの人数は多くでも10人超なので、組分けなんて当然ありません。
校舎・学年によっては数人しか生徒がいませんでした。
塾側の説明は下記の通りでした。
- 勉強とはあくまでも自分でするもので、塾はあくまでもそのサポートにすぎない。だから授業時間は週1回でも大丈夫
- 御三家を受けるならば他塾に行った方がいいが、Y60くらいまでの学校ならば(この塾の授業で)大丈夫 結局我が子はYN50の学校に進学しましたが、クラスメートには海城や吉祥レベルの学校に合格した子もいました。
- この塾では、5年生のうちは基礎を固めることを重視している。6年生になってから成績が急上昇する子が多い。
- この塾では、中学受験がゴールではなく、中学受験の勉強を通して、中学以降に自分で勉強できるようになることも目指している。
これだけの授業で大丈夫か心配でしたが、
- 殆どの塾は4科目セット受講が原則で、科目別に受講できる塾なんて他に見つからなかった
- バレエも続けたいし、受験一辺倒の生活を送らせたくないと、本人のみならず妻も思っていた
- 娘本人もこの塾を気に入っていた
ということもあり、結局入試本番までこの塾でお世話になることになりました。
5年生秋から国語、新6年生からは理科と社会も通塾に切替えましたが、それでも週あたりの授業時間は1.5時間 X 4時間で 計6時間のみです。
5年生のうちは算数の成績に(通塾しても)特に変化は見られませんでした。
なので、転塾を考えたことがなかったわけではありません。
が、6年生の後半になってから理数系科目の成績が急に伸びました。
本人の自主性に任せた「ゆる塾」だったからこそ、後半になってから成績が伸び、入試直前期の追い込みも功を奏したのだと思っています。
今後こうした経験を活かし、中学以降に自走してくれるようになれば更にいいんですけどね