こんばんは!まずは皆さん、乾杯っ!![]()
先日、母の日のプレゼントを探しに大宮の高島屋へ。その帰り、地下にある酒屋「明治屋 大宮ストアー」に立ち寄りました。実は高島屋では、あの幻の焼酎「森伊蔵」が定期的に販売・抽選されるとの噂を耳にしていて、「もしかしてこのお店で?」と様子を見にいったんです![]()
結論から言うと、明治屋と森伊蔵は無関係で、抽選の受付は近くのサービスカウンターで行われているとのこと。残念……と思いつつ店内を物色していると、見つけてしまったのが「浦霞 純米大吟醸」のミニボトル。これは飲んでみたい!と、迷わず購入したのでした![]()
浦霞といえば、以前「浦霞 大吟醸にごり酒」も手に入れていて、まだ冷蔵庫で出番を待っているんですよね。そろそろそちらにも手を付けたいところ……と思いつつ、まずはこの純米大吟醸から味わってみます。宮城を代表する老舗の銘酒、どんな一杯なのか楽しみです![]()
浦霞 純米大吟醸とは?
「浦霞(うらかすみ)」を醸すのは、宮城県塩竈市に蔵を構える株式会社佐浦(さうら)。創業はなんと1724年(享保9年)、約300年の歴史を持つ老舗中の老舗です。鹽竈神社の御神酒を奉納してきた蔵としても知られ、現在は13代目の蔵元・佐浦弘一さんが率いています![]()
佐浦を語るうえで外せないのが、「きょうかい12号酵母(通称・浦霞酵母)」発祥の蔵だということ。この酵母は浦霞の吟醸もろみから分離されたもので、華やかすぎず穏やかな吟醸香を生むのが特徴。日本酒の歴史に名を刻む蔵なんですね。代表銘柄は1973年発売のロングセラー「浦霞 禅(ZEN)」で、宮城を代表する酒として全国にファンを持ちます![]()
今回の「浦霞 純米大吟醸」は、原料米に山田錦・トヨニシキを用い(ラベル表記は「米(国産)」)、精米歩合50%まで磨いた一本。日本酒度は+5〜+6とやや辛口寄り、酸度1.3、アルコール分は15度と、派手さよりも端正さ・食事との相性を意識した造りです。今回手にしたのは飲みきりにちょうどいい180mlのミニボトル。気軽に名門の純米大吟醸を試せるのが嬉しいサイズ感です![]()
浦霞 純米大吟醸をチェック!

ミニボトルながら存在感のあるラベルです。
さすが純米大吟醸の出で立ちです。

グラスに注ぐと、ほぼ無色透明で澄んだ佇まい。
これぞ大吟醸という清らかさです。

裏ラベルには、品目「日本酒」、原材料「米(国産)・米こうじ(国産米)」、精米歩合50%、アルコール分15度、内容量180mlの表記。
「瓶底におりが沈殿することがあります」との一文も、純米大吟醸らしいところ。
| 銘柄 | 浦霞 純米大吟醸 |
|---|---|
| 品目 | 日本酒(純米大吟醸) |
| 原料米 | 山田錦・トヨニシキ(公式)※ラベル表記は「米(国産)」 |
| 精米歩合 | 50% |
| 使用酵母 | 非公表(蔵は協会12号=浦霞酵母発祥) |
| 日本酒度/酸度 | +5〜+6/1.3(公式) |
| アルコール分 | 15度 |
| 内容量 | 180ml(今回のミニ。1.8L等もあり) |
| 蔵元 | 株式会社佐浦(宮城県塩竈市本町2-19/1724年創業) |
| 代表銘柄 | 浦霞 禅(1973年〜)/きょうかい12号酵母発祥の蔵 |
| 参考価格 | 1.8L=6,050円/180ml=770円前後(税込・店舗により変動) |
浦霞 純米大吟醸を飲んでみての評価
グラスに鼻を近づけると、まず感じるのは少々セメ臭(セメダインのような)が強めの吟醸香。正直、この香りからは「クラシックで硬派な味わいかな」と身構えてしまいます。ただ、こういう予想はこれまで何度も良い意味で裏切られてきました。広島の「賀茂鶴 大吟醸 特選ゴールド加茂鶴」なんかがまさにそうで、香りの第一印象とは裏腹に旨くて感動した一本。さて、浦霞はどうでしょうか![]()
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香りは硬派、口当たりは、やわらか。
いざ口に含むと——やっぱり裏切られました(良い意味で)。甘すぎない上品な甘さと、サッパリとした酸味が同時に広がって、とてもマイルドな口当たり。香りの硬派な印象から一転、とてもやさしい表情を見せてくれます![]()
飲み進めると、米の旨味が徐々に膨らんでくるライト寄りのミディアムボディ。アルコールのきつさもさほど感じず、するすると盃が進みます。そして余韻は、じわ……っとじんわりした苦みが残るタイプ。この苦みが味を引き締めてくれるので、これは間違いなく食事に合うやつ。塩竈の海の幸はもちろん、繊細な和食に寄り添ってくれそうな、まさに端正な食中酒です![]()
派手に主張するタイプではないけれど、香りの予想を裏切るやわらかさと、料理を引き立てる端正さ。さすが300年の老舗が醸す純米大吟醸だなと、しみじみ感じ入りました。下戸の私の評価は★★★。日本酒に慣れていない方でも、食事と一緒ならスイスイ楽しめる、間口の広い一本だと思います![]()
今日は映画でペアリング!
「浦霞 純米大吟醸」には、映画「蜩ノ記(ひぐらしのき)」(2014年・小泉堯史監督)とのペアリングをお勧めします。葉室麟さんの直木賞受賞小説が原作で、主演は役所広司。10年後の切腹を命じられた武士・戸田秋谷が、藩の歴史を綴る「家譜」の編纂をしながら、残された日々を静かに、凛と生きていく——そんな端正で深い余韻の残る一作です![]()
この映画の魅力は、派手な事件ではなく、日々を丁寧に味わう静けさと、滲み出る品格にあります。これは、浦霞 純米大吟醸が持つ「香りは硬派でも、口当たりはやわらかく端正。最後にじんわりとした苦みの余韻が残る」という味わいの佇まいと、見事に重なります。声高に主張しないのに、深く心に染みてくる感じが、よく似ているんです![]()
そしてもうひとつ。秋谷が黙々と綴る「家譜」は、いわば時を超えて受け継がれる記録。1724年から約300年、宮城の地で酒を造り継いできた佐浦の歩みと、どこか響き合います。静かな夜、丁寧に冷やした浦霞をひと口含みながら、秋谷の凛とした生き方をたどる——そんな時間は、きっと格別の余韻を残してくれるはずです![]()
下戸の酒好き評価点
※下戸の酒好き評価は味の良し悪しを計るものではありません。
下戸で酒初心者の私があくまで個人的な感覚で評価したものになります。
★★★
★★★ … 下戸にも酒初心者にもオススメしたい
★★☆ … 下戸、酒初心者に丁度良く幅が広がる
★☆☆ … 下戸、酒初心者には少し理解が難しい
浦霞 純米大吟醸の価格&どこで買える?
「浦霞 純米大吟醸」の参考価格は、公式オンラインショップで1.8Lが6,050円、180mlミニボトルが770円前後(税込)。山田錦・トヨニシキを50%まで磨いた純米大吟醸としては、とても良心的な価格設定だと思います。今回の180mlのように小さいサイズがあるのも嬉しいポイントで、「名門の純米大吟醸を、まずはちょっとだけ試してみたい」という方にぴったりです![]()
浦霞は、佐浦の公式オンラインショップのほか、日本名門酒会の取扱店や、百貨店・大手酒販店でも比較的見つけやすい銘柄です。今回私が出会った大宮の「明治屋 大宮ストアー」のように、デパ地下の酒売り場をのぞいてみると、思わぬ出会いがあるかもしれません。母の日や父の日、ちょっとした手土産にも喜ばれる、間違いのない一本です![]()
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