イギリスのEU離脱に世界が震撼しています。
そこで本日は、EUをマンデン占星術で見てみます。
EUの設立年月日はマーストリヒト条約発効の1993年11月1日で見ております。
太陽・水星・火星・冥王星がさそり座ですので、水の組織です。
うわー、さそり座かあ。
しかも4天体もがさそり座。
これは組織への圧迫とか圧力とかすごそうです。
裏切りは許さない、みたいな。
強い結束力を求めるEU。
抜けたらどうなるか覚悟しておけよ、みたいな組織。
とはいえ、太陽がノーアスペクトなので、この組織、方向性が全くなく、参加国をEUにとどめるための説得力みたいなものが発足時からなかったのです。
1993年ですから23年前ですので、20年以上もこれといったビジョンとか方向性ないままきてる組織。
抜け駆けは許さないぞ、という脅し的な圧力でここまでもってきただけの組織。
ビジョンないだけに、常にどこの国が抜けるのか、とか抜けたいとか、そういう話ばかりがでてきてたこの20年間。
今回のイギリスの離脱でイギリスを非難しても意味がない。
そもそもなんのためにEUというものがあるのか、という理念やビジョンといったものをヨーロッパの人々は再考するべきなんでしょう。
お前だけ抜けるなんてずるいぞ!とかいう議論をしている限り、第2第3のイギリスが出てくる。
さそり座の水星・火星・冥王星が水瓶座の土星とスクエアというのがあって、これも皮肉なアスペクトですねえ。
さそり座という一体感を求める動きと、水瓶座というそれぞれの自由や独立を促す動きと。
まさに正反対の要素をこのスクエアで内包してしまっていたEU。
とんでもない時に設立してしまっていたのかも・・・
天秤座の金星が山羊座の天王星・海王星とスクエアもあるので、EU経済圏というもののそれぞれの国の身勝手さ、または現実離れした期待しすぎの理想、なんかもあって、ヨーロッパの人々はEU幻想みたいなものがあって、現実を見てなかった可能性も大。
月は牡牛座の可能性高く、月も土星とスクエアの可能性高いので、EU加盟国のそれぞれの国はEU加盟へのメリットを感じつつも、常に独立して自由になった方がいいのでは?という思いも強くあった。
固定サインのスクエアによるがちがちな対立。
メリットとデメリットの間で揺れるヨーロッパの人々。
抜けたら許さないぞ、というヤクザ的な結束の強要。
やっぱ理念がない。
メリットとヤクザ的結束と、これがEUという組織の実態でしょう。
EUという共同体の中身そのものをもう一度検討した方がいい。
今のままのEUでいくなら、どの国もいつ脱退しよう?という後ろ向きなエネルギーしか出てこないでしょう。
しかし、このイギリス脱退の流れでいくと、アメリカの大統領もトランプさんがなる可能性が出てきてますねえ。
恐ろしい・・・
欧米の白人至上主義の時代の終焉がもう来てます。
これからはアジアを中心とする世界が構築されていくことになるでしょう。