今度こそ愛妻家 その1 | 劇団かに座ブログNeo

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横浜の「劇団かに座」オフィシャルブログです。稽古場日記、公演情報、劇団員募集、演劇に関することをポロポロと書いています。

ねこようです。

 

相も変わらずに,

公演の後始末談を・・・

 

しばしの間、

お付き合いをば

よろしくお願いいたしまする。

 

 

11月23日(木)

 

祝日なので、

13:00に劇場入り。

いつもは平日なので、

18:00に劇場入り。

 

この五時間は大きい。

とは言え、

私は土日祝日の関係ない職業だから、

職場には、

‘‘北海道に嫁いだ妹一家が

 こっちに遊びに来ます。

 横浜観光だからお土産はありません‘‘

と言って、

休みをもらった。

いやー、

嘘もここまでくると、

人間のクズのレベルになってくるね。

 

お手伝いを依頼した、

みゆきさん

劇団ぺりどっとのぱこさん

元かに座劇団員

の三人と、

今回

舞台監督のなるみさんとで

照明を仕込んでいく。

 

まぁ

灯体の吊り込みは、

元プロのみゆきさんに

仕切ってもらって、

私は色ゼラの準備にかかる。

ゼラをシートに

セッティングしていたら、

手が震えてきた。

もう何十回と経験してきた

仕込み初日なのに、

まだどこかでビビっている

自分がいる。

 

この色をこの灯体につけて。

そう確認していったら・・・

 

あ。

 

ゼラを半分忘れた。

 

稽古場にある

劇団のゼラの入った箱から

半分用意し、

残り半分は私が預かってる中から

持っていけばいいや。

そう思っていて、

預かってる方を忘れた。

 

今頃、

私の部屋の本棚の、

Aマッソ加納のエッセイと

芥川賞のハンチバックという、

両極端な二冊に挟まれた

封筒に入ったゼラ達は、

「あれ?

 俺たち、今日出番だよな?」

と悩んでいるだろう。

 

それどこじゃない。

でももうしょうがない。

 

「ゴメンね。ゼラ、忘れたわ」

 

こういう時は正直に。

まぁどうしようもないから、

稽古場からの荷物が来て

ゼラ箱が来るまで待つしかないか。

となった。

 

やっとゼラを乗せたトラックが来て、

すぐにゼラを入れて

サスを天井に上げてもらった。

 

そしたら今度は装置作りだ。

 

私も、

娘のお下がりのリュックサック

(ピンクのミニオン)

に、道具一式を入れて、

インパクトドライバーを持って

あちこちでビス釘を打ち込んでいく。

なんでそんなリュックに入れてるかって?

そうしないと、

道具をどこかに置いて

誰かがそれを使って

行方不明になってしまうのです。

↑写真右端が、

マイリュックです。

 

装置はみんなで

ギャーギャー言い合いながらやっていく。

でも怒号とかでなくて、

‘‘ここビス打って~‘‘

‘‘ここ釘打って~‘‘

‘‘〇番のパネル持ってきて~‘‘

みたいに。

 

若手と、

中堅(おっさん)と、

口うるさい爺さん達。

その中で

あれやってこれやってと

満遍なく指示を出す

舞台監督なるみ。

 

 

 

 

そんなわけで、

初日でほとんど装置が完成した。

 

やりゃあ出来るもんだね~

 

(その2に続く)

ねこよう