久しぶりに
代理人のモウカ・リマカに連絡する。
へいねこホワットユウドゥー?
いやお前もう11月なんだけど、
来年の契約はどうなった?
そうか、劇団カニとの契約か。
正直に言うと、
難航している。
ねこがくだらない事ばっか
ブログで書いているから、
そこがブロックになっているんだ。
今ブログとブロックで韻を踏んだな。
てかそこをどうにかするのが
代理人じゃないのか?
ハハハハ、
「どうでもいいものを書かせません」
って条項でも足すかい?
そこは依頼人の利益になるような
働きをしろよ。
ソーリーだが、
誰が読んでも
何の役にも立たない
コミックセンテンスを
擁護するわけもいかないさ。
おい今なんて言った?
リマカ?リマカ?
顧客とのZOOM通話で
グッバイなしかよ、
おい、リマカー!!!
ねこようです。
もう稽古も残り5回。
毎回の公演でもそうだけど、
ここまで来たら、
時間との勝負になってきている。
演出からの指示も
「表情をそんなに作らないで」
「そこは睨むようにして」
「最初の挨拶は明るくして
次の台詞はいつもの感じで」
など、細かくなっていく。
裏方のこちらも、
きっかけなどの細かい部分の詰めの
段階になってきている。
毎回思うのだが、
「ああ、あと一週間あればな~」
とこの時期になると思ってしまう。
裏方として、
もっと余裕を持って
準備や本番想定の考慮をしておけるのに。
でも例え一週間伸びたとしても、
やっぱり、
「ああ、あと一週間あれば・・・」
そう言っている自分が安易に想像出来る。
もうやるしかないさと
エイヤっとやってみて、
終わった直後から
あれはこうした方が良かったか?
それともこうした方が・・・
ああ、あそこは足らなかったな~。
やっぱりもうはっきり言って
実力不足なんだ!!
そうだそうだ、
あ~ちくしょ~~
ってのの繰り返し。
毎回、
色の無い透明なヒトみたいなものと
闘ってみて、
なんだコイツ透明のくせになんだか
力強いし、
殴っても蹴っても手応え無いな。
イカン息が切れてきた💦
どうなってんだ
これじゃ判定で不利だぞ。
そうバタバタ抵抗しているうちに、
時間切れのブザーが鳴り、
ハァハァ言ってるうちに、
赤旗が三本上がって負ける。
芝居に関わっていると、
毎回そんな感じだ。
裏方だろうと
役者だろうと
それは変わらない。
何と闘っているのかは
ん十年とやっていても
分からないけど、
まぁ
負けた数だけは、えばれる。
ひょっとしたら、
対戦相手は、
自分の中にあるものなのかもしれない。
プライドだったり、
知識だったり、
頭の中で描いていた自分だったり・・・・
かと思えば、
出来ないんだからしょうがねぇだろう。
という
開き直りも同居していて、
ハイハイ終わり終わり。
あーお疲れさん。
あれとこれが足りなかったな。
まー、、、、こんなもんだろ!
それじゃあねぇー
で
とっとと帰っていく自分もいたりする。
架空の物語なんて、
空腹が満たされるわけではないし、
砂漠に雨を降らすわけではない。
世界平和にも貢献しないし、
森が減るのは止まらない。
たった二時間、
人の心を別の世界に
連れて行くだけだ。
だから、
そんな矛盾した自分を持ちながら、
なんとか
ちょっとでもお客さんの心が
別世界にスムーズに行けるよう、
力を出すだけなのかもしれない。
そんなこんなで、
稽古終わりに、
本番のタイムスケジュールを
出席している全員に配布しました。
これからタイムスケジュールについて
説明があるぞという顔をしている
みんなに向かって、
「はいお疲れさんでーす」
とバッサリ締めてしまい、
慌てて隣の馬場主催が、
「ちょっと待て。これとこれを・・・」
と、
別件で皆に伝えないといけない事を言い出した。
はいお終いお終い。
それじゃあねぇー。
ああ、
開き直り担当の別人格
トム・ベンダー
が出てきている。
ねこよう