劇団かに座ブログNeo

劇団かに座ブログNeo

横浜の「劇団かに座」オフィシャルブログです。稽古場日記、公演情報、劇団員募集、演劇に関することをポロポロと書いています。

久しぶりに

代理人のモウカ・リマカに連絡する。

へいねこホワットユウドゥー?

いやお前もう11月なんだけど、

来年の契約はどうなった?

そうか、劇団カニとの契約か。

正直に言うと、

難航している。

ねこがくだらない事ばっか

ブログで書いているから、

そこがブロックになっているんだ。

今ブログとブロックで韻を踏んだな。

てかそこをどうにかするのが

代理人じゃないのか?

ハハハハ、

「どうでもいいものを書かせません」

って条項でも足すかい?

そこは依頼人の利益になるような

働きをしろよ。

ソーリーだが、

誰が読んでも

何の役にも立たない

コミックセンテンスを

擁護するわけもいかないさ。

おい今なんて言った?

リマカ?リマカ?

顧客とのZOOM通話で

グッバイなしかよ、

おい、リマカー!!!

 

ねこようです。

 

 

もう稽古も残り5回。

 

 

毎回の公演でもそうだけど、

ここまで来たら、

時間との勝負になってきている。

 

演出からの指示も

「表情をそんなに作らないで」

「そこは睨むようにして」

「最初の挨拶は明るくして

 次の台詞はいつもの感じで」

など、細かくなっていく。

 

裏方のこちらも、

きっかけなどの細かい部分の詰めの

段階になってきている。

 

毎回思うのだが、

「ああ、あと一週間あればな~」

とこの時期になると思ってしまう。

 

裏方として、

もっと余裕を持って

準備や本番想定の考慮をしておけるのに。

 

でも例え一週間伸びたとしても、

やっぱり、

「ああ、あと一週間あれば・・・」

そう言っている自分が安易に想像出来る。

 

もうやるしかないさと

エイヤっとやってみて、

終わった直後から

あれはこうした方が良かったか?

それともこうした方が・・・

ああ、あそこは足らなかったな~。

やっぱりもうはっきり言って

実力不足なんだ!!

そうだそうだ、

あ~ちくしょ~~

ってのの繰り返し。

 

毎回、

色の無い透明なヒトみたいなものと

闘ってみて、

なんだコイツ透明のくせになんだか

力強いし、

殴っても蹴っても手応え無いな。

イカン息が切れてきた💦

どうなってんだ

これじゃ判定で不利だぞ。

そうバタバタ抵抗しているうちに、

時間切れのブザーが鳴り、

ハァハァ言ってるうちに、

赤旗が三本上がって負ける。

 

芝居に関わっていると、

毎回そんな感じだ。

 

裏方だろうと

役者だろうと

それは変わらない。

 

何と闘っているのかは

ん十年とやっていても

分からないけど、

まぁ

負けた数だけは、えばれる。

 

ひょっとしたら、

対戦相手は、

自分の中にあるものなのかもしれない。

プライドだったり、

知識だったり、

頭の中で描いていた自分だったり・・・・

 

かと思えば、

出来ないんだからしょうがねぇだろう。

という

開き直りも同居していて、

ハイハイ終わり終わり。

あーお疲れさん。

あれとこれが足りなかったな。

まー、、、、こんなもんだろ!

それじゃあねぇー

とっとと帰っていく自分もいたりする。

 

 

架空の物語なんて、

空腹が満たされるわけではないし、

砂漠に雨を降らすわけではない。

世界平和にも貢献しないし、

森が減るのは止まらない。

 

たった二時間、

人の心を別の世界に

連れて行くだけだ。

 

だから、

そんな矛盾した自分を持ちながら、

なんとか

ちょっとでもお客さんの心が

別世界にスムーズに行けるよう、

力を出すだけなのかもしれない。

 

 

そんなこんなで、

稽古終わりに、

本番のタイムスケジュールを

出席している全員に配布しました。

 

これからタイムスケジュールについて

説明があるぞという顔をしている

みんなに向かって、

「はいお疲れさんでーす」

とバッサリ締めてしまい、

慌てて隣の馬場主催が、

「ちょっと待て。これとこれを・・・」

と、

別件で皆に伝えないといけない事を言い出した。

 

はいお終いお終い。

それじゃあねぇー。

 

ああ、

開き直り担当の別人格

トム・ベンダー

が出てきている。

 

 

ねこよう

【劇団かに座は横浜で活動する社会人劇団です】

こんにちは
オッスたかのりです。

横浜DeNAベイスターズ
日本シリーズ優勝おめでとうございます!

劇団かに座 第126回公演
「霞晴れたら」に10組20名様を無料でご招待致します。

コリッチからお申し込みください。
https://stage.corich.jp/stage_main/323706
応募締切:11/6(水)

かに座の公演をまだ観たことがない方
舞台自体を観たことがない方
ベイスターズの優勝にあやかって観てみたい方

ご応募お待ちしております!

 

 

オッスたかのり(永坂貴教)
==========================
劇団かに座 第126回公演
『霞晴れたら』
https://kaniza.cloudfree.jp/live126.html
11月15日(金)18:30
11月16日(土)14:00
11月17日(日)14:00
会場:関内ホール・小ホール
一般:前売1,500円/当日2,000円、高校生以下:1,000円
==========================

なんだかたくさん

いろいろとありまして、

みなさんもたいへんでしょうけど、

(注文:思わせぶりな前ぶりで)

 

ねこよう

 

です。

 

これから、けいこばにっきを

書きはじめます。

 

ぼくは、きょうはあめなので

行きたくないな

と思いました。

 

でも、

けいこに

行きました。

 

けいこでは、

いちばのさいしょから

やっています。

 

とちゅうで

やくしゃがいないところは

やらないで、

つぎからつぎへと

やっていきます。

 

ぼくは、

なんどもみているので

あきてしまい、

ねむいなだるいなと

おもいました。

 

やくしゃさんは

あきたりしないのか

ふしぎでした。

 

けいこがおわって、

おっすさんと、

ほんばんのときの

まえせつを

どうするかそうだんしました。

 

まえせつとは、

おしばいがはじまる前に、

いろんな注意じこうを

ほう送したりするやくです。

 

わださんとのぐちくんという人に、

ほんばんのすけじゅーるをきいて、

いつにだれがするのかきめました。

 

ぼくは、

いろいろめんどいなと

思いました。

 

ぶたいかんとくというのは、

どこからどこまでが仕事なのかが

あいまいで、

げきだんやだん体によってちがうから、

いろいろめんどいです。

 

やることのほとんどがざつようや

指じを出したり

とらぶるをかい決することなので、

おしばいをやって、

「これはぼくのからーが出てる」

というのがほとんどありません。

(注文:舞台監督の大変さを入れる)

 

からー・・・からー・・・

(注文:一回脳内に入る)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

のうないの

3年2くみは、

みんなのからーが出てました。

 

くろだ君は、

はつぶたいなのでがんばっています。

しろいさんは、

こどうぐもいっしょにやっているので、

バタバタたいへんそうです。

みどりさんは、

ほとんどさいしょからさいごまで

でずっぱりなのでたいへんそうです。

 

なるみさんは、

わたしのやくはこれでいいの?

っていってばかりで、

どうこたえてもなっとくしません。

 

おっすさんは、

でばんがすくないから

みするとでかい。

っていってました。

 

家に帰っておかあさんにきいたら、

それがやくしゃってものなの。

ほめられてもおこられても

なっとくしないものよ。

でばんがおおくてもすくなくても

ふあんになるのよ。

ふあんとなっとくできないものを

もってほんばんをやるの。

だいにんぐきっちんで

だい根をきりながら

そう言ってました。

 

ばばせんせいは、

うまくいっているのか

よくわからない

しぶいかおをよくしています。

 

おとうさんも、

ときどきしぶいかおをしています。

「こんどのぷろじぇくとがうまくいくか

 わからないんだ。

 ああ、金でかいけつできたらな~」

って言ってました。

 

ぼくは、

おとなってたいへんだな~

できればこんな苦ろうはしないで、

ぼーっとぶろぐでもかいていたい。

と思いました。

 

・・・・・・・・・・・・・

(注文:最後は脳内から出てオチ)

 

けいこがおわって

かえるとき、

雨もやんでいました。

 

やまないあめはない。

 

教かしょに、

そんなことが

かいてありました。

 

でも、

あめがまたすこしふってきました。

 

おしまい

 

 

 

 

今回、

仕事に忙殺されて時間が無く、

書いてる暇が無かったので、

「脳内文章生成AI」

を使用して書いてみました。

 

「AI市場一番安い!!」

というネット広告で

購入したのですが、

知能設定が小学三年生までしか出来なかったり、

こちらの注文指示も入力してしまったりして、

うわこりゃひどいもん買わされた!

 

お問い合わせ先メアドに、

返品の問い合わせを送ったのですが、

三日経っても音沙汰なし。

こりゃ三万円ほどやられたな~

の感です。

 

皆さんも

お気をつけください。

 

特に、

動画広告で美人で若いお姉ちゃんばっか

出てくるものは!!!

 

あんなの、

行ってみりゃおばさんばっかだから!!

(☝力説!!!)

 

 

ねこよう

という事でございまして、

 

ねこようです。

 

本日は、

休日の午後を使っての稽古。

休日なので役者の出席率も高くなるので、

通し稽古をする予定です。

 

 

私としても、

通しての稽古を初めて見る事になります。

 

そう言えば、

作品の事について今まで

ほとんど言ってませんでした。

 

今回の作品は・・・

 

四人が四人とも、

家族を持っています。

ただそれぞれの家族に事情があり、

それぞれ抱えている事があります。

 

家族

 

このめんどくさくて、

どうしようもなくて、

この世にこれだけしかないもの。

 

親子愛

夫婦愛

兄弟愛や姉妹愛

 

など、

観客の心の琴線に触れやすい題材です。

 

ただそこから産まれるのは、

愛だけではありません。

家族だからこその喜びはもちろんありますが、

家族だからこその苦しみもあるのです。

 

殺人事件の約40パーセントは、

親族関係だそうです。

 

こんな親の元に産まれた自分が不幸だ

こんな人と結婚してしまった自分が不幸だ

こんな家に嫁いでしまった自分が不幸だ

なんでこんな子に育ってしまったか

 

いろいろ不平不満や愚痴があって、

それを相手にぶちまけたり、

言うのを我慢したりしながら、

なんとかやっていくしかありません。

 

 

稽古場では、

通し稽古三分前です

という佐藤君の声が響いている。

 

 

それでも、

友人、恋人、同じ推しの仲間、

先輩後輩上司部下に取引先と同期同僚

師匠弟子クラスメイトに先生生徒

などとは違い、

 

根っこの部分で繋がっている

 

のが、家族です。

 

そういう家族のストーリーです。

 

 

午後三時から通し稽古を行う。

 

やはりやってみると、

いろいろと問題点が出てくる。

 

それは役者演出だけでなくて、

裏方も同じなのである。

照明の一呼吸

音響の一瞬の遅れ

だけで、

芝居全体のテンポやリズムが

変わってしまう恐れだってある。

私、舞台監督だってそうなんですよ。

舞台転換とか、

どうしようかとか問題が出てきています。

舞台監督は、

問題解決や苦情解決の為の役割なんです。

どうせ問題なんて

これからたくさん出てくるわけですから、

今のうちに問題が出てもらった方がいいんです。

家族の話に戻りましょうか。

 

円満で仲良しな家族を持つ人

ドロドロどころか血みどろの家族を持つ人

私と旦那はドロドロだけど

それ以外の家族はうまくいってるわ~という人

 

観る人の、

家族バックボーンによって、

ストーリーの見え方も違ってくるのではないか

と思います。

 

映画や舞台や小説で、

今まで何千何万という家族ストーリーが

描かれてきました。

 

それでも、

全く同じなストーリーや設定は存在せず、

毎年また新たな家族像が

世界のどこかで描かれていきます。

 

私の個人的な考えですが、

どこかしらに大なり小なり

問題や葛藤を抱えていない家族なんて、

いないんじゃないかと思います。

 

お金持ちで

夫婦仲は円満

子供達も一流商社で働いて、

それぞれに幸せな家庭を持って・・・

 

そんな家族いるのか?

それとも、

そういう家族に出会えるような場所に

私がいないだけなのか?

 

 

うちの子供さぁ~、

TTトランジットの副社長なのよね~。

なんで社長になれないのかしら?

 

 

妻ですか?

うちの母とはうまくやってますよ。

この前も、

母の誕生日にプレゼントって事で

500万円のネックレスを

贈ってました。

いや、直接会って渡してはないです。

仕事が忙しいのでアマゾソで。

母?

喜んでるんじゃないですかね、

いつもお礼の手紙が着ます。

そう言えば、あの手紙の字、

母の字じゃないみたいだけどなぁ・・・

 

 

父は、会社を興して成功しました。

私はとても尊敬しています。

そして、

娘の私や母を愛してくれています。

そんな所も大好きです。

友達の父親は、

パチンコ

とかいうゲームにハマってしまい、

家の中はめちゃくちゃだそうです。

うちの父はそんな馬鹿な事はしません。

友達の父親は、

ビールを手放せないみたいだけど、

うちの父はお酒も一杯しか飲みません。

母は年齢の割には美人で、

それでいて優しくて、

自分の意見を言う時も明瞭です。

父ともすっごい仲良しです。

私は、

この家の娘に産まれて良かったと

感謝しています。

ただ、最近、

父も母も時々

深いため息をつく事があります。

私が

「どうしたの?」

と聞いても、

父も母も

「何でも無いよ」

そう言って寂しそうに笑います。

私は、

悩みがあるなら話してほしいな~

と思います。

そうすれば、

私も二十年ぶりに

自分の部屋から出られるかもしれないのに。

 

 

いろんな家族がいて

いろんなものを背負っています。

 

そう言う私も、

舞台監督としていろんなものを

背負っています。

 

来年のヤクルト、

どうなるんだろう?

 

とか。

 

 

ねこよう

 

「今日の夕飯は、自由だからね」

 

ある日、

うちの母は突然こう言った。

 

当時20代の私と妹は、

はぁ?

となった。

 

その日の夜、

帰ってくると、

リビングのテーブルで

妹がカップラーメンをすすっていた。

 

「夕飯はどうした?」

「無いよ」

「無いって?」

「だから、何も作ってないよ」

「・・・エ?」

 

キッチンを見てみても、

コンロの上に鍋すら置いていない。

 

「だから、自由ってこいういう事だよ」

 

キッチンで立ったまま

マジか・・・

と呆然としていたら、

妹は冷静な一言を伝えた。

 

あとで仕事から帰ってきた父親は、

自分で豆腐を茹でて

湯豆腐を肴にビールを飲みはじめた。

 

母はその夜遅く、

ご機嫌で帰ってきて

「いい事考えたでしょ?

 ステーキ食べてもいいし、

 お寿司食べてもイイよ。

 ただし、自分でね」

 

それから、

「夕飯自由の日」

はどんどん増えていった。

 

私が、

‘‘自由とは何ぞや?‘‘

そう考えるきっかけとなった

出来事だ。

 

ねこようです。

 

 

本来の舞台は病院四人部屋で

もちろんベッドも四台あるのだが、

稽古場にはベッドが二台しか置けないので、

今回は前列の、

浅川さん演じる幸田かおり

金谷さん演じる梅田みち

のベッド使用シーンを稽古する。

 

お金をかけたプロの劇団だと、

劇場の実寸と同じくらい広い稽古場を使用して

ベッドを四個並べたり、

劇場を借りてベッドを四個置いて

稽古をしたりするのかもしれない。

 

ただ、

我々は出来る事をしていくしかない。

そんなのは当たり前なのである。

うちは稽古場が固定してあるからいい方だけど、

今日はこっちの稽古場

明日はあそこの稽古場

なんて劇団は山ほどある。

 

役者でも、

本番の劇場での広さや装置のイメージを

持つか持たないかで全然違う。

 

そりゃあ、

初舞台とか初めてこの劇場で立つ役者は、

イメージがしにくいのかもしれない。

それでも、

劇場に立つ自分をイメージして

描いておかないといけない。

 

当日に舞台に立って、

例えそれが自分のイメージと

違っていたとしても、

イメージする事が重要なのだ。

 

イメージ・・・イメージ・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

その時、

脳内のイメジ町では、

町内会の朝の掃除に住人達が集まっていた。

町内会長のクーソウさんが声を出す。

 

「えー、皆さん朝早くからご苦労様です。

 それでは、イメジ町の掃除を行います。

 ゴミ袋は各自一枚ずつ配りましたので、

 カネホシイ

 サボリタイ

 モウイイヤ

 なんかの雑念を、トングでつまんで

 ゴミ袋に捨ててってくださいね」

 

町内の人々は、

ぞろぞろとトングを片手に動き始めた。

 

「町内会長さん、これは?」

「あ、それは、

 オレワルクナイですね。

 責任逃れの雑念です。ゴミです」

「会長さーん、これは?」

「ああ、これは、

 ジュウハチキンダイスキ

 ですね。

 よく男性の家に出る雑念です。

 ゴミです」

「会長さん、ここにいっぱいありますけど・・・」

「お。やっぱりいたか。

 これは、ジブンヤクシャサイノウアル

 ホントよく出る雑念です。ゴミゴミ」

「あ、これは?」

「アイツエラソウ。ゴミです」

「これ?」

「ドウセケイコダシホンバンニツヨイノ。

 ゴミです」

「こっちは?」

「テキトウニヤロウ。ゴミゴミ!」

「会長さん」

「テヲヌコウ。ゴミー!!!」

「あの、会長さん・・・」

「カンガエルノメンドイ。ゴミ!」

「あの、かい・・・」

「ヤルキデナイ。ゴミだゴミ―!!」

「会長さん?会長さん?」

「はー、はー、はー・・・・」

「あの、会長さん?」

「なんです?」

「あそこにある、大きいの、

 パパさん達が頑張っても

 重すぎて動かないんですけど・・・」

 

クーソウ会長は、ずれた眼鏡を直しながら、

その白くて大きい物体に近寄った。

 

「これは・・・

 オレノブログオモシロイダロ。だな。

 やれやれ・・・

 ずっとあるんだよなこの雑念。

 これはですね、

 後日ゴミ収集業者に持ってって

 もらいます。

 根を這っちゃって、

 素人じゃ駆除できない雑念なので」

 

会長がそう言うと、

白い物体に近寄ったパパさんやママさんや

おじさんおばさんは、

三々五々に散っていった。

 

やれやれ、

こんなに大きくなっちゃって。

 

クーソウ会長がそれを見上げていると、

小学四年生のオモウちゃんが

白くて大きな物体にトコトコ近寄ってきた。

オモウちゃんは物体の前に立つと

右手に持った黒マジックの蓋を開け、

 

‘‘つまんねーよ‘‘

 

と乱暴な字で書いた。

 

それを横目で見ていた会長は、

そうだなとでも言うかのように、

うんうんと頷いていた。

 

オモウちゃんは、

周囲を見回し、

大人に怒られないのを確認したのち、

再び黒マジックを走らせ

 

‘‘いい気になんなよ!!

 FUCK!!‘‘

 

そう右手を伸ばして大きく書いた。

 

どこかで

「やめてー」

という声が響いた。

 

が、

イメジ町の人々はそれに気づかず、

無言でトングを片手に雑念を拾っていった。

 

 

エ?

また稽古場日記の分量が少ない?

 

いいんです。

今日は、

自由の日です。

 

 

ねこよう

 

 

 

 

そういうわけでございまして、

皆様ご存じの通り、

 

「全日本実際に会うとつまんないヤツ選手権」にて

 

‘‘なぜか収穫されず畑に一個残されたキャベツ‘‘

との決勝戦。

 

3時間25分の熱闘の末、

チ。

と舌打ちしたのが主審に

おもしろマイナス警告と判定され、

準優勝となりました

 

ねこよう

 

でございます。

 

あれは舌打ちじゃない、息を吸っただけだよ。

そう抗議しましたが判定は覆らず・・・

 

ちなみに横浜文化体育館で開催されましたが、

つまんないヤツばかり出てくるので

観客は大会が進むに従い帰って行ってしまい、

決勝は主審と副審しかいませんでした。

副審の40代男性も、

旗を持ちながら何度もあくびしてました。

 

こないだの

 

「全日本冷たいと思ったら実際に会うと

 やっぱり冷たいヤツ選手権」

 

は、アイスノンに勝って優勝しましたが、

なかなか毎回は勝たせてくれないようです。

 

アイスノン溶けたから、

ちょっとぬるくなったのね。

 

 

本日は、

関内ホールとの

公演一か月前の打ち合わせの日です。

 

こちらからは、

主催の馬場さん

装置担当の星川氏

照明担当の佐藤君

音響担当の野崎さん

そして、私

の計五名が参加しました。

 

 

以前にも書きましたが、

劇場とそれを使用する団体との

本番当日に向けた打ち合わせなので、

 

11/14木曜日は18:00から仕込み

11/15金曜日は9:00から仕込みで夜に本番

11/16土曜日は10:00から使用

11/17日曜日は11:00から使用します。

 

舞台の天井から20Ⅼの水を垂らしたり、

舞台上でいきなりたき火をしたりはしません。

このような舞台装置を建てこむだけです。

 

照明はこんな感じで、

特殊な道具の持ち込みなどはしません。

 

音響はミキサーやスピーカーやマイクなど持ち込まず、

劇場にある設備を使用します。

 

という感じで淡々と進んでいく。

 

あとは、料金の確認があります。

劇場貸し出し料金は当然ありまして、

それ以外に照明設備を使用するのは

灯体一個〇〇円。

音響設備を使うのは××円。

ゴミを劇場で捨てるには、

有料のゴミ袋を△△円。

という感じで料金が発生します。

(ゴミは出来るだけ出さないように

各自がゴミを持ち帰る事にしていますが)

 

劇場貸し出し料金+〇〇+××+△△

=@;*?/%$#\

 

詳しい数字は出せませんが、

やはり6ケタの数字は出ていってしまいます。

 

現実問題として芝居の公演をするって、

お金がかかるんです。

 

最近では、

パイプ椅子を並べたような小さい劇場でも、

3000円は取るのが当たり前。

プロの劇団なら6000円、

もしくは10000円は覚悟です。

 

どの劇団や団体やプロデュース公演も、

会場費

裏方スタッフ人件費

フライヤー印刷費

小道具費

その他諸々がかかって、

黒字にするのは難しいです。

 

役者だって多少のギャラは出る所もありますが、

稽古場までの交通費や稽古時間の拘束を考えると、

時給100円?

になればいい方でやっぱり赤字?

 

 

映画が1800円。

4Dを観たとして追加料金が1000円くらい。

4Dの「ゴジラ-1」を観に行って2800円。

 

例えば3000円取って、

ゴジラ4Dと同じ、もしくはそれ以上の満足度を

出さないといけないのです。

 

ちなみに、

うちのかに座は、

前売り1500円 

当日2000円

高校生以下1000円

です。

 

安いからいいか?

とんでもない。

料金だけでなく、

時間もいただくんです。

それに、

劇場までの交通費も。

 

今回、

お金の話ばかりになっていますが、

何が言いたいかというと、

お客さんにそれだけのお金と

二時間程の時間を使っても

良かったね。

面白かったね。

って思ってもらわないといけないって事です。

 

アマチュアもプロも関係ありません。

お金をいただく以上、

商売なのです。

 

なので、

楽しかったね。

劇場に足を運んだ甲斐があったね。

そうお客様に思って頂けるよう、

残り一か月も役者裏方ともども

精進してまいります。

 

 

あー、

 

「全日本実際に会うとつまんないヤツ選手権」

準優勝の賞金ですか?

 

お金でなくて、

段ボールにいっぱいのキャベツでした。

 

優勝した‘‘畑残りキャベツ‘‘には、

プレステ5が贈呈されました。

‘‘畑残りキャベツ‘‘の生産者農家の

吉田さん(82)は、

プレステ5を持ち帰ってどうしようか

困ってました。

 

「お孫さんにあげたらいいじゃないですか?」

そう助言したら、

「孫は、いねえんだ。

 息子と娘がいるけど、結婚しなかったから」

って、

現代あるあるみたいな返事が返ってきて

おっとヤバイぜしんみりするぜ。

「じゃあ、このキャベツと交換しますか?」

吉田さんは笑って

「済まないけど、キャベツ農家だから」

いやだから場をなごます冗談なんだけど💦

 

「こりゃあ、ヤフオクに出すかな。

 Yahooフリマにするか、

 それかラクマかぁ~

 メルカリでもいいけどさ」

 

ネット情報に強い意外な一面を見せた吉田さんは、

帰って、

おっ母ぁと相談するそうです。

 

「おっ母。

 この、プリステファイっての、どうしよ?

 何かテレビに繋げるとすげえらしいんだ」

 

 

 

ねこよう

【11月18日以降に公演を控えている団体様向け】

こんにちは
オッスたかのりです。

11月15日(金)~17日(日)に劇団かに座の公演があるのですが、その公演パンフレットにチラシの折り込みをご希望する団体様がいらっしゃいましたら、下記のいずれかからご連絡ください。

--------------
連絡先
お問い合わせフォーム
劇団かに座:X(@gekidan_kaniza)DMから
オッスたかのり:X(@ossu_takanori)DMから
--------------

チラシ必要部数:400部
11月8日(金)までに、劇団かに座稽古場まで持ち込み、もしくは、オッスたかのり自宅まで郵送してください。
※詳細はお問い合わせ頂いた際にお知らせ致します。

どうぞよろしくお願い致します。

オッスたかのり

==========================
劇団かに座 第126回公演
『霞晴れたら』
https://kaniza.cloudfree.jp/live126.html
11月15日(金)18:30
11月16日(土)14:00
11月17日(日)14:00
会場:関内ホール・小ホール
一般:前売1,500円/当日2,000円、高校生以下:1,000円
==========================

稽古場日記ブログを

ちゃんと書いてと

若いお姉ちゃんに言われて

前回ちゃんと書いたら、

行きつけのスナックのママに、

「あれはつまんなかったわ」

と言われてしまった。

あーもう勝手な女ばっかだね!

したらママに

男はスケベなアホガキばっかだね!

って返されてしまった。

 

いやん

反論できないわ~ん

 

ねこようです。

 

一部SNSで公表ずみだが、

劇団内で、

婚姻届を出したカップルが誕生した。

それはそれでおめでたい事なのだが、

一生一緒に手を繋いで

人生マラソン走ります

途中アキレス腱痛めてリタイヤ組としては、

果たしてお祝いの言葉を

かけていいのかどうか迷う。

 

これは、、、

「富士登山」なのではないだろうか?

 

へー、富士山の山頂目指すの?

(幸せそうに1オクターブ揚げて)

はぁい。

富士山の山頂はいいよぉ~、

こーうさ、景色がすごくて、

空気が清んでて、

気持ちが晴れ晴れするんだよね~

(幸せに先輩を尊敬する眼差しで)

へ~~、そうなんですか~~。

マ、

俺は五合目までしか登った事無いけどね。

ハイ?

気力とか愛情とか思いやりとか、

いろいろ足りなくてねぇ~

五合目までだったんだ。

でも山頂はいいよ~~。

みんないいって言ってるよ。

(2オクターブ下げて)はぁ・・・

たどり着いたぞ!って感じで。

そこにたどりつくまでが、

キツいし辛いんだけどね~。

時々楽しい事もあるからさ。

(コイツの助言合ってる?の心境で)

でも・・・五合目、ですよね?

うん。

いろいろあってね、断念した。

けどさ、ホントいいから。山頂。

あー、山頂に二人で立って、

お互いの顔を見合わせたら、

最高だよね~。

(気遣いの入った)最高・・・だと思います。

ま、俺はやってないけどね。

(何とかいい空気にしようとして)

ですね。ありがとうございますぅ。

アハハハハハハハ・・・・・

 

こんな感じになるな。

 

とにかく、

おめでとうございます。

 

何かありましたら、

弁護士の探し方

家庭裁判所の場所や入り口

裁判官に心象よくするには

どうすればいいか

財産分与

養育費の問題

いろいろ相談に乗ります。

 

こういう事書くからお前は・・・💦

 

 

稽古ですよ稽古。

 

そろそろ

時間が無くなってきて、

焦りもチラホラ出てくる頃です。

 

役者だけでなく、

裏方だってそうです。

小道具はまだ足りないものを

作ってきたり、

音響は曲や効果音を稽古中に

流してみていったり、

衣装は場面での着替えの

問題を考えていったり。

舞台監督だって大変なんです。

稽古を観ながら、

パソコンでタイムテーブルを

作成したりしています。

照明は、、、

まぁ色々考えているんじゃないかなぁ~。

 

自分が照明の時に何度も書きましたけど、

他の裏方と違って、

事前準備をほぼ出来ないのが照明なんです。

稽古を見て、

こんな照明当ててみようかな~。

と考えて、

プラン図を描いて、

あとはゼラシートの確認をする。

 

‘‘照明は絵描きに似ている‘‘

とは誰が言った言葉なのか。

劇場の中を、

どんな色で照らすか、

どの方向から照らすか、

この場面ではどの灯りが必要で

どれが不必要か。

頭の中で思い描いて、

劇場に入ったら一気に描いていく。

 

だから照明家それぞれの

個性や考え方が滲み出てくるものなんです。

 

あ~、

この照明さんは

敢えてあそこは暗くてもいいって思いなんだ。

この照明さんは

影の作り方がうまいな~。

あ、この場面でこの色使うの?

へー、

前明かりはこれだけでも違和感ないんだ。

 

他の演劇を観に行くと、

いろいろと勉強になります。

 

しまった💦

照明の事になると、

どうしても話が長くなってしまう。

 

役者陣は・・・

まぁまだ変えられるし、

進歩ができるよ。

 

演技や演出は、

仕事や作業と違って

‘‘ここまでで完成‘‘

ってのは無いから、

最期まで苦しむしかないんですよね。

 

‘‘今回は、まぁこんなもんか‘‘

なんて思い出したら、

絶対に

本番のクオリティーは落ちます。

 

まぁ毎回のように言ってますが、

役者さんには頑張ってほしいんです。

それで、

本番が全部終わったら後悔してほしい。

 

‘‘もうちょっとやれたな‘‘

 

って。

 

それが次へのモチベアップに

繋がるだろうから。

 

稽古終了後に馬場主催がみんなに

「あと、稽古は残り15回です」

と現実を突きつけた。

 

楽しい稽古もいいけど、

キツいや辛いも当然あります。

それはお客さんに

お金をもらって観てもらうから、

当然なんです。

その上での、

 

「最後楽しい」

 

に結び付けるのです。

 

 

おっと代理人から電話だ。

ヘイどうしたリマカ。

なに?

ちゃんと舞台監督やってるかい?

お前な~、

そんなの適当にチャチャッと

やってるから大丈夫だよ。

お前こそ、

次の仕事依頼見つけて来いよ。

11月の後がスケジュール入ってないぞ。

はははじゃねーよ!

分かってんのか?

最近の日本じゃ、

女関係で仕事なくすニュースが多いから、

ねこも気を付けろよ。

分かってるよ。

女にあっちこっち振り回されて、

このブログも到着地点見失ってるよ。

女の感想なんか聞くもんじゃないな。

オールウェイズに

ねこのジョークはデンジャーだね。

まぁ口が悪いのは生まれつきだから、

しょうがねぇな。

そんなだから、

ファミリー裁判所通いするんだよ。

 

うるせぇ!!!!

 

 

ねこよう

 

 

ねこようです。

 

いつもいつも脱線の部分が

たくさん書かれていて、

本当の稽古場日記が書かれているのは

ほんのちょっとじゃないですかー?

 

と、毎回愛読してくれている

若いお姉ちゃんに言われた。

いや・・・・

言われたような気がする。

 

幻聴か?

 

そもそも毎回愛読してくれている

若いお姉ちゃんなんて

実在していないんじゃないか?

 

様々な謎を孕みつつ、

今回の稽古場日記はスタートした。

 

 

10月〇△日

 

今日は、

役者の出席率が悪い。

 

せっかく稽古見学の方が

来てくれたのに、

稽古を始められないでいる。

 

「ちょっと待っててくださいね。

 もうじき始まりますから」

 

馬場主催は見学者ににこやかに言ったが、

見学者が若い女性だった為、

その微笑みはいつもより1.5倍増しだ。

 

いない役者の分を、

代役をたてて稽古していく。

ちなみにその時点で来ている役者は

全員中1/3もいない。

 

そんな中、一幕をノンストップで通す。

 

そのうちに

オッスさん

なるみさん

馬場君

なんかがどんどん来たので、

そのまま二幕を稽古していく。

 

なるみさん演じる母親と、

浅川さん演じる娘と、

ほぼ二人きり?のシーン。

なぜ‘‘ほぼ?‘‘なのかは、

本編の時のお楽しみに。

 

家族を捨てた母親と、

それを許せない娘。

ただ事はそう単純じゃないんだなコレが。

 

母には母の想いがあり、

娘は自身が思っていたのと違う事実が

見え隠れしたりする。

 

このシーンが、

今回の中で一番難しい。

 

舞台上で喋っているのは二人だけ。

しかも母親はその直前に見舞いに来て、

久しぶりに娘に会ったのだ。

 

二人のいろいろな想いが

短いシーンの中に詰まりすぎるほどに

ぎゅうぎゅうになっていて、

その心の機微をうまくつかまないと、

ただ喋っているだけ

になってしまう。

 

それは

演出だって同じで、

的確に読み取って

きちんと自分の意志を

役者に伝えないと、

役者の演技も錯綜する。

 

演者二人と演出の計三人が、

同じ方向を向いて

一歩一歩進まないといけない。

 

基本的に、

これに外野が口を挟む事は出来ない。

まぁ思わず役者の助けになればと

口を挟んでしまったりもあるけど、

それはそれなのだ。

役者はそんなの無視したって構わない。

 

だって、

口出しするあんた、

責任が無いんだもん。

 

役者と演出の間は、

神聖で親密であり、

その間には、

誰も介入できない何かがある。

 

昔の私のように、

「エンシュツノバカ!!」

って思いもあるけどね。

今考えると

「バカハオマエダ!!」

だけど。

 

とにかく、

稽古は順調に進んでいます。

 

気が付けば、

本番まで

あと一か月とちょっとなんだな・・・

 

でもこれもいつもの事だ

 

こんな感じで残り一か月になって、

本番をきちんと迎えられるのだろうか?

そんな不安を新人でもベテランでも

みんな抱えながら過ごしていて、

それでも本番の日は来てしまうし、

結構なんとかなったりするものなのだ。

 

マ、

なんとかなったり

しなかった場合もあったけどね。

 

 

ねこよう

あー忙しい忙しい

出勤したらデスクにお忙しいとは思いますが

あれとこれの提出をお願いいたしますと

メモが貼ってあったり

メールボックスを開けると

取引先の横浜老舗の△陽軒から

グリーンピースの発注書が訂正がありました

0を一つ間違えていてこのままでは

十万個の所一万個しか納品されないので

お願いしますとウワマジか老眼進んだなー

いやいや近藤君そこはそうですねじゃなくて

そんな事ないですだろう

お次は電話で部下がコロナ陽性になったので

休みます

ふんぎゃーととにかく忙しい。

日本中どこでもこんなに人がいないんだ

これなら高校生くらいから働かせて

いいんじゃないか

あたし中卒やからね仕事を

もらわれへんのやと書いた

女の子の手紙の文字は

とがりながらふるえている

とは中島みゆきの名曲ファイトの冒頭だ。

そんなわけで装置製作日も稽古も行けない

日々が続き、

舞台監督ってこんな呑気でいいんだっけと

思いながら

そんな中の休みの日にラストマイル観て

あーなんだかMIU404観たくなったわねと

アマプラで一話からヘッドフォンで観る

そうなるとやっぱりアンナチュラル観ないと

駄目でしょうと観始めて

今佳境の場面になっていて、

忙しいのか暇なのかちょっと不明のそんな私。

 

ねこようです。

 

 

稽古に行くと、

稽古場には

ベッドが一台と床頭台が一台入っており、

その中で稽古が始まっている。

 

やはり動きの関係で

置き道具が少しでもあると、

役者がイメージしやすい。

 

役者がセリフを応酬しあい、

演出が時々指摘して、

そんな事をやっているうちに

また新しい役者が遅れてやってきて、

その役者の場面をやり始める。

 

そんな稽古を観ながら、

私は全然別の事を考えていました。

 

 

立場も、

年齢も、

生まれ育ちも、

全く別物の

若者とおっさんおばさ・・・

いや、それなりに年齢を重ねた人達が、

この作品の完成の為に力を合わせて

一つずつパズルを積み重ねていく。

 

これってすごい事じゃないんだろうか。

 

この作品から接点を持つ人間たちも

出てくる。

って事は、

この作品をやらなきゃ

出会わなかった人々もいたんじゃないの?

 

この作品で

人生が変わった人もいるかもしれない。

まぁ、

何も変わらない人もいるかもしれない。

変わった人も

変わらない人も

完成するために

力を出したことは同じ。

 

ストーリーだ伏線だ役者だ滑舌だ

あーちょっとあの場面がなぁ

あそこであの役者の演技プランが

演出は演劇論が分かってない

とか小難しい事をグチグチ言うのもいますが、

(私みたいに)

 

そんな事どうでもよくて、

演劇

って、

やっぱすごいんだなぁ~。

 

なんて事を考えてました。

 

 

各々に、

楽しい事や辛い事がありながら、

作品は完成していきます。

 

キャスト

スタッフ

はもちろんですが、

今、稽古に見学に来ている方々の

力も入ってです。

 

「私は見学しているだけだから」

 

いやいや、

‘‘あなたが観ている‘‘

というだけで、

役者の緊張感は変わっているんです。

あなたがいないと、

またちょと違う作品となる

可能性があったんですよ。

それに、

少しでも‘‘演劇‘‘に触れてもらって、

それであなたの中に何かが生まれますように

 

 

 

なに近藤君?

今いい事書いている最中なんだけど。

エ?薮田さんから1番に電話?

薮田さん?

あのさぁ、

そういう時は、

ちょっと席を外してまして申し訳ございません。

とか言えないかなぁ~。

え?

こないだ外回りの時に、

ねこさん映画観てた?

・・・ラストマイル?

いや違うよ、

あれはだから道路が混んでたし、

AK商事の神田さんの話が長くて・・・

わかったよ、出るよ!!!

 

はいもしもし~

あ、薮田さんですか?

先日は申し訳ございません。

発注数のミスの件です。

あの、0を一つ見落とした・・・

ええ・・・ええ・・・そうですよね~

ご迷惑をお掛けしました。

あれは、その・・・

うちの若手がちょっとミスをしてしまいまして、

いやでも責任は指導していた私なんです。

本当に申し訳ございません。

もう少し、

職員研修の方をしっかりやりますので・・・

いえいえいえ、

こちらの不手際ですので。

今後ともよろしくお願いいたします。

はい!・・・はい!

承知しております。

それでは、

改めてお詫びに伺わせていただきますので。

はい!・・・失礼いたします。

 

ふ~~

 

なに近藤君?

なんで睨んでんの?

 

 

ねこよう