ボクは安土城へ行きたかったのに <188日目 夫婦岩ひとりぼっち(6)> | ゲイムマンの日本縦断紀行

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を公開中。

二見浦('14.8.3)

賓日館を出て、旅館街を早足で歩く。もう午後3時を過ぎている。
今日中に行きたい場所がもう1ヶ所あるが、果たして間に合うだろうか。

3時20分、生涯学習センターの脇にある、表参道バス停に到着。
時刻表を見ると、10分後の3時30分にバスがある。
次の目的地へはバスで5分くらい。
それくらいの距離なら歩いてもいいのだが、次の目的地は山の上で、しかも道の途中にトンネルがあるので、徒歩で行くのは危険と判断した。

バスは定刻通りに来た。参宮バスという緑色のバス。
国道42号に出て、トンネルへ。
歩道こそあるが、ガードレールはなく、しかも真っ暗。
案の定、とても歩ける所じゃなかった。

伊勢安土桃山文化村(188-35)
3時36分、伊勢・安土桃山文化村に到着。
(ゲーム路銀 ¥1,605-¥170=¥1,435
バス代が、思っていたより安くてよかった。

以前の「伊勢戦国時代村」という名前の方がおなじみかもしれない。
もともとは日光江戸村の系列だった。江戸村が江戸時代を再現しているのに対し、それより少し前の、安土桃山時代をテーマとしている。

現在は系列ではないらしいが、かつて私がゲーセン紀行で訪れた、日光江戸村(第53回)や、登別伊達時代村(第14回)と同じく、専属の役者さんによる舞台や忍者活劇が、大層評判らしい。

しかし今回、私が特に楽しみにしていたのが安土城。
織田信長が築いて拠点とした、絢爛豪華な城である。
だが信長の死後、間もなく焼失してしまい、現地の安土には残っていない。

ここ伊勢・安土桃山文化村では、安土の石垣・礎石や、文献、また後世に影響を受けたとみられるほかの城の造りを参考に、安土城の天守を、原寸大で再現したのだ!
その完成度ゆえか、NHKの歴史検証番組にも登場したほど。

単に外観を再現したのみならず、最上階の7階には、壁にも天井にも金箔が貼られた「黄金の間」を再現。
また6階の展望台からは、伊勢市街や伊勢湾が見渡せるという。

さらに下の階では、信長の生涯でターニングポイントとなった、桶狭間の戦い、稲葉山城の戦い、小谷城の戦い、ルイス・フロイスとの会見、そして本能寺の変が、ジオラマで再現されているらしい。

伊勢・安土桃山文化村の閉園時刻は午後5時(3月半ば~11月半ば)。
もし時間が足りなければ、領民の里や忍者の里といった、ほかのエリアには行かず、安土城を見るだけでもいいかと思っていた。

しかし、入村手形(¥2,500)を買おうとした際、窓口で悲しいお知らせを聞かされる。

今日は夏休みの特別企画として、安土城全体をお化け屋敷にするイベントが開催されており、通常の営業は午後3時で終了してしまったそうだ。

残念だけど、せめて安土城の外観だけでも見てこようと思い直し、入村手形を買って村内に入った。

最初のエリアは「領民の里」。
入ってすぐの所に、安土城行きの「駕篭(かご)バス」乗り場があった。
ちょうどバスが来たが、乗ろうか、それとも先に領民の里を見て回ろうかと、ちょっと迷った隙にバスは出て行ってしまった。

領民の里(188-36)
向こうの山の上に、安土城の金の屋根が小さく見えた。
あんなに遠かったのか。
さっきのバスに乗ればよかった。

大江戸劇場紅屋(188-37)
村内2ヶ所に劇場がある。
ここはその中の1つ、「大江戸劇場紅屋」。

紅屋での公演は午後1時からの1回だけ。残念ながら見られない。
もう1つの「大忍者劇場」は、午後4時からの回があるが、どのみちあと1時間ちょっとで閉園なので、お芝居を見ている時間はないだろう。

菅原道真像(188-38)
領民の里の真ん中に、巨大な黄金の菅原道真像が立つ。

伊勢・安土桃山文化村のホームページはこちら


※これ以前の「日本縦断ゲーセン紀行」&地図はこちら。
第188回 夫婦岩ひとりぼっち(二見浦)
第187回 海の生きものと海の食べもの(鳥羽)
第186回以前

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