真珠博物館 <186日目 真珠の島と海の生きもの(4)> | ゲイムマンの日本縦断紀行

ゲイムマンの日本縦断紀行

ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を制作・配信中。

鳥羽('14.4.10)

真珠博物館(186-19)
引き続き、ミキモト真珠島の真珠博物館。

昭和30年代初めまで、アコヤ貝は海女が採ったものを使っていたが、今では養殖で育てている。
海で2年間養殖するが、その間にフジツボなどがついて貝が弱らないよう、頻繁に貝掃除が行なわれる。

それでも冬場の浜揚げまでに5割が死滅し、残った貝にもきれいな真珠ができているとは限らない。
養殖した貝全体の中で、真珠ができているのは3割弱。
「花珠」とよばれる良質のものができるのは、貝全体の数パーセントほどだとか。
貝を開けたときには、食用となる貝柱も採取する。

真珠の成分のほとんどは炭酸カルシウムなので、宝石に使えないものはカルシウムとして、栄養補助食品などに使われる。

真珠の色についての解説。
真珠は成分によって、ピンク、ゴールド、ブルーなどさまざまな色のものがある。
黒真珠はクロチョウガイから作られる。

1つ1つ微妙に色が違うので、真珠のネックレスを作る際には、隣り合う玉の色が近いものになるよう、熟練の職人さんが手作業で玉の並びを決めている。
ネックレスの糸には、温度変化での伸び縮みが少ない絹糸が使われるが、2年ごとに取り換える必要があるそうだ。

企画展のコーナーは「幸吉カルタ」。
御木本幸吉の言葉やエピソードをカルタにして展示。

ミキモト真珠島のホームページはこちら

2階には、真珠を使ったアクセサリーを数多く展示。
天然真珠の部屋と養殖真珠の部屋に分かれている。天然ものは紀元前の物まである。
天然真珠は小さかったり形がいびつだったりする。
小さなものは、宝石やカメオの周りを囲うのに使われることが多い。
いびつなものは、雲や動物などの形に見立てられる。

ミキモトの養殖真珠の部屋では、主に明治から戦前までの物を展示。
特に凄いのが工芸品の数々。
1937年(昭和12年)のパリ万博に出品された帯留「矢車」は、きらびやかな見た目もさることながら、分解と組み立てにより、12種類に変形するのが特長。
超合金の合体変形ロボットを連想した(もちろん超合金なんてなかった時代の物だけど)。

そのほかの工芸品は大きめの作品ばかりで、とにかく豪華。
真珠とダイヤで埋め尽くされた「自由の鐘」(1939年のニューヨーク万博に出品)。
シロチョウガイとプラチナと真珠の五重塔。
(1926年のアメリカ独立150周年記念博覧会(フィラデルフィア)に出品)
たくさんの真珠をあしらった王冠。
海の部分が全部真珠でできている地球儀。
そしてきらびやかな法隆寺夢殿。


※これ以前の「日本縦断ゲーセン紀行」&地図はこちら。
第186回 真珠の島と海の生きもの(宇治山田→鳥羽)
第185回 いよいよお伊勢参りへ(伊勢市→五十鈴川)
第184回以前

ナゴヤランド(0)
iPhone用無料ゲーム
「Super脱出ゲーム:ナゴヤランド ~ゴーゴー愛知!ゴーゴー岐阜~」
をリリース致しました。
よろしくお願いします!

https://itunes.apple.com/jp/app/id880758234