『呪いに首はありますか』を読みました。 | へちまとろん

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空気

空気です。

「呪いに首はありますか」?

え? 首? どういうこと?

と手にとったホラー小説です。

 

 

怖がりの人には見せられない表紙に心ひかれましたが、

内容はそれほど怖くありませんでした。

まぁ。ちょっとグロいシーンはありましたが(笑)

 

主人公は久那納家の長男、恵介。この家の長子は全員三十歳までに死ぬという呪いがかかっています。

彼のお婆さんの代から少しずつ呪いを解く方法を模索しているという状況。
彼は自称心霊科医として相棒の墓麿とクリニックを営み、呪いを解くために頑張るという話です。

雑な紹介になってしまいましたが、こちら、ホラーというよりミステリっぽい。恵介も心霊科医というより探偵?(そもそも心霊科ってないでしょ)

そして読み進めるごとに明らかになる呪い。

だから下手なこと書くとネタバレになりそうで怖い!

 

ただ、これだけは言える。

恵介と墓麿のコンビがとてもいい!

結構重い境遇の割にゆるっとしている恵介(本人はそんなつもりないかもしれないけど)と、そんな恵介をおおらかにサポートする墓麿。実はこの二人の関係もホラー史上類を見ないものですが、なんやかんや仲良くやっているのがまた面白い。

 

心霊事件に関しては独特の世界観で、私はこの著者の作品を初めて読んだんですがたぶん、面白い人なんじゃないかと思います(笑)呪いの設定から幽霊の設定まで独特だけどわかりやすい。

 

そして最後まで読んでから表紙を見ると胸がギュっとします。

 

表紙を見て敬遠している方も、是非!

 

PS、犬の霊がいろんな意味でやばい。