オーフラ・ハーノイ
プレイズ ビートルズ
曲目/
1.エリノア・リグビー
2.ヒア・ゼア・アンド・エヴリフェアー
3.イン・マイ・ライフ
4.アンド・アイ・ラヴ・ハー
5.ストロベリー・フィールド・エヴレィフェアー
6.フェン・アイ・アムシックスティ・フォー
7.ミシェル
8.ナウ・フェアーマン
9.イエスタディ
10.サムシング
11.ガール
チェロ/オーフラ・ハーノイ
演奏/オルフォード四重奏団
編曲/ドゥーグ・ライリー
録音/1984/09 ティモシー・イートン・メモリアル・教会フローラ・マクライ・オーディトリウム
P:ジュリアン・ライス
E:アントン・カイトフスキー
RCA RCL−8433(原盤 加ファンファーレ)
このレコードは1986年に発売されています。同時にCDも発売されたようですが市場にはあまり流通しなかったようです。個人的にもカナダ育ちということで、あまりつかみどころのないチェリストでした。82年にカールギーホールデビューして注目され、「チェロの妖精」としてアイドルみたいに扱われました。1983年にジャック・オッフェンバックのチェロ協奏曲を世界初演し、VOXから発売された録音は話題になりました。小生も以前記事にしています。
このアルバムこそVOXが発売しましたが、以後RCAとの契約ができ、これ以降の録音はRCAからの発売となります。ただし、この録音の原盤はカナダの「ファンファーレ」と言う所のものになり、日本ではRCAからのライセンス生産ということで発売されました。で契約が切れたのでしょう。この原盤は今はRCAにも無いということで、現在では音源は別の会社から発売されているようです。もともとこのアルバムはオルフォード四重奏団との合同のアルバムでした。日本ではオーフラ・ハーノイの単独のアルバムのように思われていましたが、実際は違っていたんです。そういうこともあり、ライセンス切れで今では発売されていないのでしょう。近年、ソニーから発売されたオーフラ・ハーノイのボックスセットもこのアルバムは収録されていないのは、その辺に理由がありそうです。
クラシックからやや離れたビートルズもということで、1時は人気があったようです。ただこうして聞いてみると、アレンジがしょぼくて、4重相談と、その中に含まれるチェロとのコラボということですから、音色的な変化がそれほど感じられません。やや特色が薄いなぁというのが聞いた感想です。それはタイトル曲の「イエスタデイ」や「ミシェル」でも言えると思います。