文月の散財
断捨離はしているのですが、1990年代のレコード時代の終焉の頃までに欲しいなぁと記憶の中でストックしていたものたちに出会うとついつい手が伸びてしまいます。今回捕獲したレコードは、先週の金曜日のコンサートの前にふらっと立ち寄って、チョイスしておいたものをベースにしています。コンサートの会場に持ち込むのは荷物になるので、レコードの餌箱の奥に隠しておいたのですが、1週間経つともうかなりチョイスしていたものが消えていました。その中の1枚パトリックグリースと言うシンセサイザー奏者の「四季」のレコードがあったのですが、見事に消えていました。これは1時フィリップスが発売予告をしていたものですが、その時は発売されなかったものでした。残念。ということで、新たに購入するものををピックアップして、下の9枚をチョイスしました。
最初は、ラ・プティト・バンドのコレルリの協奏曲集です。 作品6-3枚が揃っていたのですが、残っていたのはその3枚目しかありませんでした。ラ・プティト・バンドがドイツ・ハルモニアムンディに録音を残していたとは知りませんでした。
パトリックグリーソンの代わりに購入した早川正昭と東京ヴィヴァルディ合唱団の「四季」です。このレコードには細川俊之のソネットの朗読がついていたということで購入しました。こんなレコードも1,300円盤に投入されていたんですなぁ。
コリン・デイヴィスは好きな指揮者です。以前はシベリウスの交響曲全集も持っていましたが、全て手放してしまいました。これはフィリップス時代の録音です。メンデルスゾーンが珍しいということでチョイスしました。2枚組です。
こちらは、アンセルメルマンドのレコードでベリーベストクラッシックシリーズで発売されたものです。これも2枚組でストラヴィンスキーの3大バレエ作品が全て収録されています。まぁ個別的には収蔵しているのですが、こういう形でまとまっていたものを見つけたので、購入した次第です。
このケンブリッジ・バスカーズと言うのはフルートとアコーディオンと言う組み合わせの言ってみれば、栗コーダーカルテットのような存在のイギリス版でした。こういう軽い感じのクラシックの商品を収めたアルバムは当時は結構ヒットしていたものです。その第二集は比較的曲目も好きなものが揃っていたので捕獲しました。でも、ドイツグラモフォン原盤なのになぜビクターから発売されていたんでしょうかねぇ?不思議です。
先日もスメタナ四重奏団の録音を取り上げましたが、こちらは彼らがEMIに残した録音のアルバムになります。シューベルトとシューマンと言う組み合わせに惹かれて購入しました。
ラザール・ベルマンというピアニスト覚えている方はかなり年配でしょう。70年代から彗星のように現れて、あっという間に散っていきました。そのベルマンのブームの発端となったアルバムがこのリストの超絶技巧練習曲集でした。帯にも書いてありますリヒテルやゼルキンおも超越した演奏でした。
さて、クラシックだけではなく、ポップスのレコードも今回は一緒に購入しました。といっても、好きなイージーリスニングのジャンルです。1枚目はポール・モーリアの45回転LPシリーズの1枚です。同じLPレコードでも45回転はその線速度が早いと言うこともあり、とてつもなく情報量が多かったと言う記憶があります。33回転の通常のLPよりも、キレの良いサウンドを聴くことができます。殴り学のような文字で判読しにくいのですが、当時のヒット曲「フィーリング」がタイトルになっています。
このアルバムは全く予期しなかった出会いの1枚です。発売は1982年、61というのはこのレコードで登場する映画音楽の数です。演奏が東京フィルハーモニー交響曲団ということで、こんなレコードが当時発売されていたんだと言うのが驚きです。またレーベルが今まで聞いたことのない「カーニバル」というレーベルで発売されています。摩訶不思議な1枚です。