第23回名古屋音楽大学
打楽器アンサンブル
定期演奏会
3月2日は、「打・カーポ」の演奏会に出かけてきました。毎年楽しみにしている演奏会ですが、ここ2,3年は仕事と重なって出かけていませんでした。久しぶりの鑑賞です。
それまでは名前は知っていましたが、この「打・カーポ」の演奏会でマリンバという楽器の存在を認識しました。今回もステージには最大13台のマリンバが並びました。壮観です。
曲目
アンコール
チック・コリア 「スペイン」
2曲目は伝説のロックグループ「レッドツェッペリン」のドラマーだったジョン・ボーナムのために作曲したクリストファー・ローズが作曲した「ボーナム」という曲です。ところで、レッドツェッペリンて知ってます?「移民の歌」なんて鮮烈でした。
記憶では、2019年ごろまでの演奏会は観客の入りは半数ちょっとだったのですが、今年はほぼ満席でした。多分前宣伝んが効いていたのか、ゲストとしてトランペットの上田仁氏が参加したからなのかは定かではありませんが盛り上がっていました。
第一部の曲は全て初めて耳にする作品ばかりでテンション高めで非常に楽しめました。
後半のプログラムは恒例のクラシックの作品をマリンバ主体の編成にアレンジした作品が並びました。ただ、最初のStool Pigeon」だけは面白い演出もあり、また、パフォーマンスも面白くみいってしまいました。こんな作品です。
まあ、ジャズの世界では昔からデイヴ・ブルーベックの「あん・スマエア・ダンス」があり個人的には似つかわしいものを感じました。
後半はこんな編成でした。モーツァルトの3台のピアノのための協奏曲は11台のマリンバが使われていました。ヴァイオリンとかホルンとかありますが、それも全部マリンバが演奏するということです。
曲は違いますが、こんなイメージでした。下はK.415の第13番です。
プログラム最後のカルメンは第1組曲、第2組曲全曲が演奏されました。こちらはマリンバ13台による演奏で圧巻でした。
全ての旋律をマリンバがカバーしています。マリンバは音域が広いので1台で、フルートとバスーン、オーボエとトロンボーンの音域をカバーできています。マリンバとパーカッションだけでオーケストラがカバーできています。こういう体験はこの演奏会でなくては味わうことができません。
素晴らしい演奏でした。ビデオ撮影していましたから多分近日中にはコンサートの模様がアップされるでしょう楽しみです。
そうそう、アンコールはチック・コリアの「スペイン」が演奏されました。これは上の編成プラストランペットという編成でこのジャズの名曲をそのジャジーナ雰囲気を残した編曲で絵仮装しましたから楽しめないわけがありません。
実際は下の演奏の3倍ほどの音の厚みがありました。
トランペットの上田さんはさっさと引き上げてしまいました。