オークションで処分したレコードたち 19 | geezenstacの森

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オークションで処分したレコードたち

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 まだまだ処分したレコードの写真が出てきました。下は一斉を風靡したバックハウスと一セル主テットの組んだベートーヴェンのピアノ協奏曲全集です。英デッカのSPAシリーズでは4枚の分配で発売されました。このSPA盤では第5番はこれ一局でした。余裕のあるカッティングです。

 

 

 第4番は「悲愴」ソナタとカッティングされていました。全集で発売されたときは第3番カッティングされていましたから、こちらの方も余裕のカッティングです。

 

 

 そして、3番は「月光」ソナタとのカップリングです。

 

 

 第1番と2番は前週でも1枚にカップリングされていました。ということで、バラでは4枚での販売です。ただ、最初発売されたときは全て1曲づつ単独で発売されていたようです。

 

 

 

 

 

 アンセルメのレコードで取り上げるのを忘れていたものです。メンデルスゾーンの「イタリア」は国内版で所有していたのですが、カップリング曲が違い英デッカのSPA盤は「真夏の夜の夢」の組曲になっていました。こちらもロマンド管弦楽団との演奏はすっきりしていて効きやすいものになっていました。

 

 

 SPAシリーズで発売されたラヴェルの管弦楽曲集です。国内版よりカッティングレベルが高かった記憶があります。

 

 

 英ECSシリーズとSPAシリーズの住み分けがどうなっていたのか知りませんがこちらのシリーズでもアンセルメのアルバムはかなり発売されていました。ここではラロの「スペイン交響曲」とラヴェルの「チガーヌ」が収録されています。このアルバムはオリジナルの組み合わせです。どちらもルジェーロ・リッチのヴァイオリンが冴え渡ります。アンセルメはスペイン・フランス系の演奏は絶品です。

 

 

 これもアンセルメのフランス系のアルバムでルーセルの「蜘蛛の饗宴」、「管弦楽のための小組曲」にオネゲルの「パシフィック231」をカップリングしたものです。多分1950年台の初期の録音をECSシリーズで発売していたのでしょうか。これも1954年の録音です。

 

 

 下は1962年の録音でアンセルメのサンサーンス「オルガン」にマルティノン演奏の「オンファールの糸車」がカップリングされています。こんな組み合わせは国内盤では絶対ありませんでした。

 

 

 

 

 「Music of Faure」と題されたアルバムです。フォーレの組曲「ペレアスとメリザンド」、と組曲「マスクとベルガマスク」、さらにはレイモンド・アゴート指揮ロンドン新交響楽団の演奏で「パヴァーヌ」が収録されています。

 

 

 さて、ここからは国内盤です。このコンパックシリーズはソニーのギフトパックに対抗して発売されたねので年末商戦用の2枚組のセットでした。中でもこのボスコフスキーがウィーンフィルを率いて録音したものを集めたウィンナワルツ集は出色のセットになっていました。各面に3曲ずつ12曲のウインナワルツの名曲を収録していて、「ウィーンの森の物語」ではあのアントン・カラスの絶妙なツィターも聴くことが出来ました。

 

 

 

 

 バックハウスは英デッカ盤で揃えましたがブレンデルはフィリップスのボックスセットを購入しました。ブレンデル2度目の協奏曲全集でバックはハイティンク/ロンドンフィルでした。このセットは「合唱幻想曲」が含まれていたのも魅力でした。ただ、レギュラーで発売されたときはあまり話題にならなかったように記憶しています。

 

 

 日本のグラモフォンも一時期「レゾナンス」シリーズを発売していました。ここで初めてムラヴィンスキーのチャイコフスキーを投入しました。小生は3台交響曲のうち4番と5番は購入しました。5番は今も手元に残してあります。6番の「悲愴」は今でもあまり聞く気のしない曲で購入は見送りました。

 

 

この項目はさらに続きます。