ストコフスキー 2 オークションで処分したレコードたち 13 | geezenstacの森

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ストコフスキー 2

オークションで処分したレコードたち 13

 

 ストコフスキーの第2回は処分した国内盤です。時代的に廉価盤ブームで、ストコフスキーのレコードはキングからロンドンやヴァンガード、柳井都などの音源が大量に発売されました。

 

 

 

 このレコードは輸入盤でも所有していましたがこの1300円盤は魅力的だったので国内盤も購入しています。弦楽合奏で始まるストコフスキー自身の編曲による「展覧会の絵」あはユニークです。本来レコードは再販指定されていますから定価販売が当然なのですが、当時は裏ルートがあって2割引きでこうニャウすることができました。まあ、大学の生協などもその口なんですが、裏ルートはいくつかありました。ですからこの当時は1.040円で入手できた居たわけで、個人的にはまだ1000円盤でした。下の幻想交響曲も同様です。

 

 

 

 ストコフスキーはあれだけブームになったホルストの「惑星」をステレオではこの録音しか残していません。しかし、「惑星」をいち早くイギリス国外で紹介し、国外で初めて「惑星」を録音した指揮者です。ストコフスキーは、ホルストが没した時にフィラデルフィア管弦楽団を振って「惑星」を演奏しています。この時のストコフスキーは、ホルストの自演録音を取り寄せて、演奏の参考としたそうです。NBC交響楽団とのモノラル録音もありますが、このロスフィルとの録音は1956年でカラヤン/ウィーンフィルよりも5年早く録音しています。

 

 

 

 カール・ウォルフの「カルミナ・プラーナ」を初めて聴いたのはこのストコフスキー盤でした。まるでゴジラの登場を思わせる冒頭部はわくわくしたものです。

 

 

 

 

 ストコフスキーの「キージェ中尉」はほとんど知られていません。このレコードでも多分スクリャービンの「法悦の詩」がメインなんでしょう。コロムビアでも曲が一般的でないということでこちらのシリーズひっそりと発売しました。

 

 

 

 ストコフスキーのバッハのアルバムはあちこちのレーベルから発売されています。この一枚はキャピトルに録音したもので、1959年に録音したものです。オーケストラはヒズ・シンフォニー・オーケストラで実態は不明です。メインは「パッサカリアとフーガBWV.582と「小フーガト短調」でしょう。

 

 

 

 ストコフスキーはこういうポートレートを使ったジャケットが多いのですが、これは最高気に発売されたユナイトへ録音したものの一枚です。ぶろっほの「ヘブライ狂詩曲」と「しぇろも」がメインというマイナーな選挙区の一枚です。1800円盤とほとんどミッドプライスにまで値上げされていました。

 

 

 同じストコフスキーの1300円盤ですが。こちらはヴァンガード原盤のものです。これらのレコードはストコフスキーの追悼盤として1977年の11月5日と21日にわけで全25枚が発売されています。ストコフスキーのモーツァルトは珍しいものですが、これはしっとりとした演奏でなかなかの聴き物でした。

 

 

 

 

 1982年にキングから発売された「ストコフスキー幻の名盤1800」シリーズの中の一枚です。この年はストコフスキーの生誕100年の記念の年でした。この時、キングからは4枚のレコードがリリースされていますが、何故かハチャトゥリアンの交響曲第2番だけは出ていません。それにしてもこのレコード、「ローマの松」以外はガブリエリ/ピアノとフォルテのためのソナタ、チェスティ/苦しめ給うなかれ、フレスコバルディ/ガリアルダ、パレストリーナ/キリストをたたえよということでちょっと変わった組み合わせになっています。

 

 

 ストコフスキー歳晩年の録音の一枚です。晩年はもっぱらナショナル・フィルハーモニー管弦楽団と録音していました。1977年録音の一枚で、白鳥の歌にふさわしい演奏になっています。

 

 

 

 膨大なレパートリーを誇ったストコフスキーはバロックの名曲ヴィヴァルディの「四季」も録音を残しています。しかもフェイズ4録音ということで

 

 

 こちらは突然1200円盤で発売されたRCA録音の「新世界より」です。これ一曲だけですからゆとりのカッティングでした。

 

 

 デッカに残した「ワーグナー作品集」です。ロンドン京都の録音は声楽抜きで純粋にオーケストラ演奏で楽しめるワーグナーのアルバムになっています。

 

 

 「ストコフスキー・バッハ・トランスクリプション」と題した一枚でここではチェコ・フィルを振っています。ライブ録音ですが、フェイズ4録音なので全くライブを感じさせません。

 

 

 

 ストコフスキーはまだまだ続きます。