オークションで処分したCDたち 1 | geezenstacの森

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オークションで処分したCDたち

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 これらのCDは2004年にオークションで処分したものです。多分第一次「断捨離」の時期のはずです。レコードの処分と並行して、無造作にコレクションしたCDも処分していました。

 

 

 最初に購入したニールセンの交響曲作品でした。こんなニックネームのついた作品があるんだということで、タイトルだけで購入したものです。その後、ニールセンはこのベルグルンドの全私有が出たので買い直していることから単品は処分しています。

 

 

 

 多分、このCDは日本では発売されていなかったと思います。我々、グラミー賞というと何かポップスのための賞というイメージがありますが、日本レコード大賞の本家ですからいろいろな部門で賞があるわけです。そして、このグラミー賞を他のどのアーティストよりもたくさん受賞しているのがこのショルティなのです。このCDは彼が30個(最終的には32個のようですが)ものグラミー賞を受賞した記念盤という意味合いがあります。このCDのジャケット写真は1991年に、バッハのロ短調ミサ曲で30個目のグラミーを受賞した時のスナップを使っています。ちなみに、バルトークの作品ではピアニストとしても受賞しています。

 

 

 ヨッヘン・コワルスキーは1990年代にはかなり人気がありました。先の「マエストロ、ようこそ」にも登場していますが、その頃来日して喜歌劇「こうもり」にも出演していました。2008年から2012年まで笑福亭笑瓶と幸田浩子が担当していた「きらくら」でも取り上げられていたのが懐かしいです。

 

 

 これも今となっては懐かしいジェームズ・ゴールウェイのCDです。リアル時代にはカラヤンを振った男として紹介され絶大な人気を誇ったフルーティストでした。その絶頂期の一枚です。式がチャールズ・ゲルハルト、ナショナルフィルがバックを務めているというのもポイントのアルバムでした。

 

 

 英EMIからは1990年代に続々とアルバムがCDで復活していました。これもその初期の一枚でドヴォルザークの「新世界」とシューベルトの交響曲という意外な組み合わせだったので購入したものです。

 

 

ロリン・マゼールがベルリン・ドイツオペラと組んで録音した「椿姫」です。1968年録音になるもので、ベルリンドイツオペラ来日時のキャストとほぼ同じで、このCDのほうがアルフレードが断然素晴らしいです。マゼールはこの作品がよほど好きらしく、その後も映像で記録を残しているが、それらと比べてもこの演奏は全く遜色ありません。

 

 

 小生にとってはこのクリストフ・フォン・ドホナーニはCD時代になって急に台頭してきた指揮者というイメージがありました。そんな彼がクリーヴランド菅のシェフになったのも驚きでした。つい先頃デッカから彼の生誕95年を記念した「クリストフ・フォン・ドホナーニ/クリーヴランド・イヤーズ」という40枚組のボックスセットが発売されたばかりです。ショルティの後を継いで、ワーグナーの「指輪」の全曲録音にも取り組みましたが「ラインの黄金」、「ワルキューレ」を録音しただけで頓挫しています。プロム主テットに並び現役バリバリですが、さっぱり話題に登りません。

 

 

 珍しい録音があるものだと飛びついたものですがモノラル時代の録音でした。今では忘れ去られている録音です。ボールとがロンドか・フィルと録音したもので、これもタイトルに「海の交響曲」とあるのでそれだけで購入したものでした。

 

 

 独ハルモニア・ムンディの録音でターヘルムジーク管弦楽団が録音したアルバムです。今では独ハルモニア・ムンディはソニーグループに入っていますから一つのボックスセットに、ヴィヴァルテや背音の録音と共にまとめられています。これも、アンナ・ビルスマの録音の一枚として今ではそのボックスセットに収録されています。

 

 

 いつ購入したが全く記憶にないCDでした。ただ、このブログを始めた最初の記事はムーティ/フィラデルフィアの「シェエラザード」です。当時はムーティに注目していたんですがなんか中途半端になってしまった様な気がして途中からはムーティには全く見向きもしなくなりました。

 

 

 

 英BBCの音源をIMPというメーカーがCD化したものです。いわゆるライブ録音ものですが、これはショスタコーヴィチの息子のマキシム・ショスタコーヴィチが指揮したベルリオーズの「イタリアのハロルド」が収録されています。この後、ほとんどマキシムは消えていきます。そんなこともあって入手した一枚でした。

 

この項続きます。