今日はレコードコンサート
今年のレコードコンサートの日になりました。本日午後1時半開始です。前日は最後のリハーサルを行いました。何しろ今回はレコードに合わせてスクリーンで絵本を投入するという企画もあります。さらに、「ピーターとおおかみ」では紙芝居み行うというてんこ盛りの夏休み企画となっています。投影機に写した絵本を音楽のタイミングに合わせて本をめくっていきます。コンサート会場はAVホールということで機材は揃っています。投影機の映像をプロジェクターに送り、プロジェクターからスクリーンに投影するという仕組みです。まあ、レコードがアナログなら絵の表示もアナログで、レコードの時間とシンクロさせながら人が一人ついて絵本をめくっていきます。画面は丁度「魔法使いの弟子」です。
レコードコンサートということでは蓄音機も使用します。こういうところが一味違うところですな。SPレコードもちゃんとしたレコードです。左の投影機の後ろに鎮座しています。今回使用するのはイギリスコロムビア製のグラフォノーラNo.120「Tone Leaves」という1926-1928年に製造された物です。昨年度開催した時に使用したものより20年ほどさらに古い機種になります。筐体が大きいこともあり、かなり豊かな音量でSPレコードの音楽を聴くことができます。
そして、その右横には紙芝居を上演するボックスが置かれています。一応、今回使用する絵本については日本著作権協会から許諾の書類を取っています。ただ、「ピーターとおおかみ」BL出版のものを使用しようとしたのですが、ここからはついに許諾の返事がもらえませんでした。やむなく、「ピーターとおおかみ」は手製の紙芝居でキャラクターを音楽に合わせて紹介する方法に切り替えました。
レコードをかける装置は前回使用したものと同じです。プレーヤーはパイオニアのPL−110という1974年ごろのもの、アンプもデンオンのPMA1500RE(1998年発売)を使い、さらにスピーカーはダイヤトーンのDS-77-HR(1987年)を使用しています。また、今回はこれに加えでスーパートゥイーターを搭載してさらに音響特性を向上させています。前回のコンサートより、万全な音質でお楽しみいただけるのではないでしょうか。
さて、このコンサートを前にして2回ミニコンサートも開催しました。特に2回目のコンサートでは企画の趣旨に賛同いただき、7名もの小さなお子さんが参加してくれました。これは望外の喜びでした。さて、今回は館内はもとより、マスコミにもアプローチをかけ地元のフリーペーパーにイベント開催を告知しましたし、国立国会図書館でもSNSでこのコンサートの情報を発信していただきました。さらに、前日の地元の中日新聞にも催し物案内でイベントの開催を記事で取り上げていただけました。
こんなことで、準備は万端整っています。どうぞ、ご家族連れでお出かけください。