今月の散財改めレコード捕獲 ポップス2 | geezenstacの森

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今月の散財改めレコード捕獲

ポップス2

 

 今回は散財ではありません。というのもこれらは友人からの貰い物だからです。先日コンサートに行った時にいただきました。彼は今はレコードプレーヤーを持っていないということでそれならということでいただいたわけです。もともとイージーリスニングがメインで気が合ったのですが、それ以外にもライトクラシック、さらには読書の趣味まで共通するものがあります。ということで今回は散財ではありません。

 

 

 ラインナップを見てもわかるように友人もかなり雑食系です。クスコ(Cusco)は、かつてインカ帝国の首都であったペルーの都市クスコにちなんで名付けられた、ドイツの異文化間ニューエイジ・ミュージック・バンドです。1979年に結成したグループで最初のアルバムは1980年に発売しているようですが、この頃は社会人としてがむしゃらに働いていた頃で一番音楽と縁遠い時代でした。微かにクラシックではつながっていましたがそれ以外の音楽はほとんど聴いていません。このグループの存在もほぼ知りませんでした。言ってみればニューエイジの走りのグループだったんでしょうなぁ。シンセサイザーをメインに据えているところは気太郎と共通するようですが、それよりもややトラディショナルな民族音楽に根ざしているところが特色のようです。この2枚のアルバムは最初期のもののようで彼らの原点を知ることができそうです。

 

 上の3枚は今ではいずれも廃盤のレコードでCDでも発売されていないようです。右の「フレンズ」というアルバムはリーダーズ・ダイジェストのセットもののおまけの一枚のようです。ゆえにジャケットのスリーブに番号が入っていません。調べると『 永遠のスクリーン・ミュージック120 「風と共に去りぬ」』というアルバムのおまけのようです。当時のRCAのアーティストのダグラス・ギャムリーやジョニー・ダグラス・オーケストラの演奏が収録されています。1969年から1971年ごろの映画音楽が収録されていて、キム・ダービー、ジョン・ウェイン主演の「勇気ある追跡」のテーマ曲も収録されているので嬉しい限りです。こんな音楽が収録されています。

 

 

 上の真ん中はフィリップスがビクターから発売されていた時代のものです。フランスの吹奏楽団というと「ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団」が有名ですが、この「ガルディアン・ド・パリ吹奏楽団」というのは知りませんでした。前者は今では減額セクションを持つ管弦楽団編成になっていますから、ひょっとするとパリオリンピックは彼らが演奏するのかもしれませんなぁ。ところでこの「ガルディアン・ド・パリ吹奏楽団」はフランス警視庁所属の吹奏楽団で、1920年に設立されています。これもYouTubeに音源がありました。ただ、音源はモノラルのものでした。

 

 

 最後の左上は一番素性のわからないものです。一応オーケストラもので、スペインのヒスパボックス辺りが原盤のような気がしますが、レーベルはオデオンの表記です。まあこんなような演奏が含まれています。

 

 

 個人的に一番好きなのは101ストリングスが本来の大編成の時に録音した「スペイン」というアルバムです。大編成で弦が充実していないとこういう曲は楽しくありません。今では忘れ去られているレコードですが、たまにこういう演奏を聞くのも乙なものです。