「マンボ第5番」エドムンド・ロス
曲目/
1.マンボNo.5 2:20
2.二人でお茶を 2:07
3.セレソ・ローサ 2:13
4.愛のカクテル 2:29
演奏/エドムンド・ロス・オーケストラ
発売/1968
ロンドン LS129
17㎝LPシリーズのポップス編です。こんなのもロフトから出てきたレコードに含まれていました。エドムンド・ロスについては一度こちらで取り上げていますが、ここではペレス・プラードのナンバーをクールに演奏しています。ここで聞かれる合いの手はエドムンド・ロスが自ら発しています。ステレオを意識して左右から声が出ています。下は2015年のリマスター音源のものです。
そして、下はオリジナルのペレス・プラードによる演奏です。これがマンボだという演奏です。
2曲目はチャチャチャのリズムで「二人でお茶を」が演奏されています。途中で転調して以降はエドムンド・ロスの独自の世界が広がっています。
同じチャチやチャでも一般的にはトミー・ドーシーのちよっとゆっくりの演奏が当時はよく聞かれました。
キングから発売されたステレオ・エリート・シリーズは30㎝LPのFFSSを17㎝盤でも楽しめるように発売したシリーズで、輸入原盤のマスターからの音源を使っていることがわかります。B面の「セレソ・ローサ」は同じチャチャチャのリズムで演奏されていますが。こちらはピアノをフューチャーした演奏で金管をあまり粘らせずに演奏しています。
当時よく耳にしたのはペレス・プラードの下の演奏でしょう。こちらはマンボのリズムですから、同じ曲でも全く印象が違います。マラカスの刻むリズムが印象的です。
さて、最後は「愛のカクテル」です。この曲ではトランペットをフューチャーしてややコケティッシュに仕上げています。
ザビア・クガートは逆にサックスやトロンボーにも流ロディラインを広げてなかなか凝った演奏に仕上げています。