史上最大の作戦マーチ/サントラ
曲目/
1.史上最大の作戦マーチ
指揮/モーリス・ジャール
演奏/20世紀フォックス・オーケストラ
2.天地創造
指揮/フランコ・フェラーラ
演奏/オルケストラ・シンフォニカ・イタリアーナ
カラペッチ合唱団
20世紀フォックス・レコード JET-1862
近々またレコードコンサートを開催することにしているため、そのコンサートで使用するレコードを探していました。使うのは17㎝LPという商品のため、通常は3Fのロフトに収納しています。目的のレコードは見つかったのですが、そのほかにも色々と興味深いものがありましたので、それらの中からピックアップして取り上げます。
その第1弾が1962年に公開された「史上最大の作戦」と1966年公開の「天地創造」のサントラ音源を収録したレコードです。このレコードを購入したころはほとんど毎日学校帰りにレコード店を物色していました。で、見つけたのがこのレコードだったわけです。初めて聞いた時にはびっくりしました。何しろいきなりベートーヴェンの「運命」の出だしが流れたからです。
そう、このサントラは実は本来のサントラの1曲目と2曲目をミックスして収録していたのです。
ネットで検索しても、このシングル盤の「史上最大の作戦」は火っとしないのでかなり貴重な音源なのでしょうかねぇ。
史上最大の作戦にはもう一枚所有しているものがあります。キングレコードのお抱えスタジオ・ミュージシャンのレオン・ポップスによる演奏です。こちらはマーチとは謳っていませんが同じ曲です。珍しく編曲者と指揮者の名前が書かれています。石川皓也という人物で、1959年、キングレコードのレオンポップスオーケストラの編曲担当、かつ指揮者となる[1]。ここで200枚近くのアルバムを発売した[1]。その他RCAレコード、ポリドール・レコード、コロムビア・レコード等の各社からもアルバムが発売されている
これを聴くと当時の日本の編曲レベルや演奏のレベルを窺い知ることができます。当時はこういうオーケストラアレンジものが全盛でした。
さて、この20世紀フックス・レコードはカップリングも良く、実はこの「天地創造」を目当てに買った記憶があります。何しろ作曲を黛敏郎が担当していましたからねぇ。音楽としてはあまり話題にはなりませんでしたがいい曲です。後に、この映画のサントラも購入しています。