ジョージ・セルのサンプラー
曲目/
A面
1. ドヴォルザーク スラヴ舞曲 第8番 作品46-8 3:58
®1963-65
2.ヤナーチェック シンフォニエッタから 第1楽章 アレグレット 〈ファンファーレ〉2:31
®1965/10/15
3.ビゼー アルルの女 第2組曲からファランドール 3:18
®1966/03/25,26
4.メンデルスゾーン 交響曲 第4番 イ短調 作品90 イタリアから 第4楽章 サルタレロ : プレスト 5:20
®1962/10/26
5. ワーグナー 楽劇 ニュールンベルグのマイスタージンガー 前奏曲 9:30
®1962/01/26
B面
1.モーツァルト 歌劇 フィガロの結婚 3:57
®1958/10/25
2.モーツァルト ディヴェルティメント 第2番 ニ長調 K.131から メヌエット 4:04
®1963/01/20
3.バルトーク オーケストラのための協奏曲から 第4楽章 中断された間奏曲 4:06
®1965/01/15-16
4. ブラームス 大学祝典序曲 作品80 10:55
®1966/10/28
指揮/ジョージ・セル
演奏/クリーヴランド管弦楽団
CBS SONY SONF−01103
このレコードはソニーがまだベストクラシック100なんかのセールを始める前に発売されたもので1969年12月新譜で発売された「新世界」のLPのおまけとして販売されたものです。形上はSONC−10142というアルバムとして発売され、おまけとして、1970年の来日に合わせ、「セル・クリーヴランドの芸術」シリーズの一枚として発売されました。この時は5:1キャンペーンが開催されており、下のような封入物も入っていました。
この時のサンプラーはブツ切れのフェイドアウトなどないものでしっかりと各曲目が収録されていました。1965年ごろまでの新録音も収録されていますが、当時はそんなことはわかりませんでしたがあまり録音は良くないなぁという印象でした。日本コロムビア時代は某系のエピックレーベルで発売されていましたからそういう印象を持ったのかもしれません。ただ、もうこの60年代末にはEMIにも録音を開始していましたからソニーの音源は古いものというイメージがありました。これはオーマンディ/フィラデルフィアにも言えました。
スラヴ舞曲は今では全曲版を持っていますが、音の抜けが悪いあまり誉められた録音ではありません。ただ、このレコードで初めてバルトークを知り、ヤナーチェクを知りワーグナーを知ったという意味では本編の「新世界」よりインパクトがありましたし、メンデルスゾーンの「イタリア」もどちらかというとナヨナヨしい女性的なイメージがあったこの曲をキレのいいスポーティな演奏でイメージチェンジを図れたという意味では注目の演奏でした。
ヤナーチェク
ワーグナー
バルトーク
ブラームス