取りこぼしの展覧会 | geezenstacの森

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取りこぼしの展覧会

愛知県美術館

2023年度第4期コレクション展

 

 愛知県図書館の企画展に付随して開催されている「2023年度第4期コレクション展」ものぞいていました。今回のコレクションはコレクション展としては規模はいつもより小さめでした。ただ、目新しかったのは「女性アーティストのコレクション」が令和5年度新収蔵作品を含む、若手から中堅の女性アーティストのコレクションのみで構成されて展示されていたことでしょうか。

 

 

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buildings 山崎雅未 2023

 

I remember only that you were wearing a blue shirt that day 松川朋奈

 

 

 

 

 

 

Endless Line 塩田千春

 

under my skin 大和美緒

 

 

The books in K.T.'s bookshelf and foreign book 竹村 京

 

                        西條 茜

甘い共鳴

   
 

world 林 玲翔

 

構成 - 30.8 失った色 - 2 古川あいか

 

Cook 川内理香子

 

C. L. inc. 三井淑香

 

色を見る 三瓶玲奈

 

色をほどく 三瓶玲奈

 

 

 それらの展示とは別に、展示室5には「「名品」はどこから来たのか?」という愛知県美術館が所蔵する20世紀の西洋美術の名品を、その来歴(所有者の変遷)とともに紹介しています。そこには、同時代の人々の芸術家支援、あるいはナチによる没収など、さまざまな歴史の物語がしょうかいされています。

 

花飾りの舟 モーリス・ドニ

 

 ここにはこの美術館の目玉ともいうべき、クリムトの下記の作品もさりげなく展示されています。

 

人生は戦いなり(黄金の騎士) グスタフ・クリムト

 

夕暮れの海 I ライオネル・ファイニンガー

 

待つ アンリ・マティス

 

 マティスのこの作品は今回初めて接することができました。ヒンデミットの交響曲「画家マティス」のテーマになった画家で、フルトヴェングラーが初演したことでも知られていますが、これが引き金となって「ヒンデミット事件」も発生した画家ですね。個人的にはこれが見れただけでも価値がありました。

 

言葉が輝く時 北山善夫

 

 会場外のロビーにも壁面にこんな立体彫刻が展示されていました。この展示も4月14日までです。