第10回 日展
名古屋展 3
以前はJ室を使って工芸作品を展示していましたが、最近はE,F室を使って壁面が立体的な陳列に代わっています。
このブログでは自分の琴線に触れた作品しか取り上げていません。なんの変哲のない器に見えますが、これは目を引きました。細かく砕いた水晶を全面に散りばめ、そこにプラチナやステンレスを配し、螺鈿、蒔絵の手法も使われていて光に照らされ美しく煌めく水と生命を漆で仕上げています。ステンレスの亜綿棒がいいアクセントになっています。これが特選にならないんですから審査員の目は節穴かと思ってしまいました。
昨年は、このJ室を使った展示はありませんでした。日展関連ですが、スポンサーのCBC放送が一枚噛んでいるということで、子供の絵画が一堂に展示されています。