世界のムードギャラリー 1
ロマンスの神様
パーシー・フェイス
曲目/
演奏/パーシー・フェイス・オケストラ
CBSソニー SONX60326
この一枚はCBSのイージーリスニング系のあーたぃストを総動員したラベンダーシリーズにくみこまれたいちまいです。このラベンダーシリーズは3つのシリーズで構成されていて、
世界の映画音楽 12枚
ジェットストリーム 13枚
世界のムードギャラリー 12枚
の前37枚で構成されていました。このうち、前2者はオムニバス形式での発売で、この「世界のムードギャラリー」だけがアーティスト別の構成になっていました。ちなみに凸ぷはこの
パーシー目フェイスで、残りはカラベリ、ザビア・クガート、ピーター・ネロ、ハロルド・ブラッドレー、レイ・コニフ、アンドレ・プレヴィン、アンドレ・コステラネッツ、レスとラリー・エルガード、チャーリー・バード、ビリー・バターフィールド、ケン・グリフィンという構成になっていて、このシリーズでなければまず登場しないアーティストがかなりありました。まあ、曲目から推定して1970年ごろまでの映画音楽が含まれていますからこのレコード自体は1971年の発売ではないでしょうか。
この時代のパーシー・フェイスはストリングスを前面に出したオーソドックスな演奏スタイルでした。
代表曲はなんと言ってもこの「夏の日の恋」 でしょう。
ミュージカル「南太平洋」は、「バリハイ」とこの「魅惑の宵」でしょう。
「ムーラン・ルージュの歌」は シャンソンを代表する曲ですが、こういうところにもストリングスのアレンジが光ります。
「 魅惑のワルツ」は1957年、映画『昼下りの情事』の主題曲として使用されリバイバルヒットした作品です。
ヘンリー・マンシーニは都会的なセンスで洒落たアレンジを
代表的なのはフランク・チャックスフィールドですが、 パーシー・フェイスはピアノを使って意表を突いたアレンジで攻めています。
パーシー・フェイスはビートルズの作品を集めたアルバムを出していますが、これはその中の一曲です。
このアルバムの最後はやはり当時のバート・バカラックのヒット曲で締めています。いい意味で、イージー・リスニングのいい時代を代表している作品が集められています。