「これぞ 日本の原風景
ー広重の隷書東海道 後期:体験篇」
貨幣・浮世絵ミュージアム
三菱UFJ銀行の「貨幣・浮世絵ミュージアム」のちょっと変わった切り口の展示が行われているので出かけてみました。この場所は東区の赤塚交差点近くにあったときはよく出かけていたのですが、今は巨大なビルの中に取り込まれてしまい、ちょっと見、見過ごしてしまいそうな場所にあるので目立たなくなってしまいました。また、以前ははがき大の浮世絵のポストカードがもらえたのですが、移転してからはそういうサービスも無くなり、出かける楽しみも減ってしまいました。今回の展示は上記のような日程で開催されていますが、基本的に隷書版東海道53次の展示でテーマに沿ってランダムに53次が展示されています。
その切り口は体験という切り口で次のように分かれていました。ここでは船だけ絵を貼り付けておきます。
活景---藤沢、三島、府中、吉田、赤坂、京
船---舞阪、新居、宮、草津
舞阪
新居(荒井)
宮
草津
城---日本橋、岡崎、藤枝、沼津、色山
緑---品川、川崎、桑名、石薬師、土山、石部
食・買・観---由井、日坂、袋井、二川、なるみ、四日市、大津
この隷書体五十三次もスペースの関係で一度に展示できないので分けているわけで、移転するにあたってもう少しスペースの工夫ができなかったのかなぁと思ってしまいます。
さて、ポストカードが無くなり、シニアには残念なところですが、子供には下のような版画で藩札や浮世絵をつくる体験ができます。
いずれも子供向きのイベントですが、浮世絵の展示の高さは決して子供目線のものではありません。コンセプトが中途半端になっていると感じるのは小生だけでしょうか?