鶴舞公園の新施設
名古屋城の南西角には加藤清正がでんと構えて、城を守っています。尾張名古屋は城で持つといいますが、最近は天守閣が耐震不足で閉鎖されていてパッとしません。木造復元もバリヤフリー問題で暗礁に乗り上げています。せっかく復元するなら、きっちり図面が残っているということの貴重性を尊重したいところです。木造復元ですからエレベーターはむつかしいですわなぁ。ただ良い先例があります。2004年に建てられた愛媛県にある大洲城の天守です。木造復元されています。大洲城には豊富な資料があったため、それに基いて「史実に忠実」な天守を再現しました。「史実に忠実」ということを重視したので、天守にスロープやエレベーターはありません。しかし、大洲市では多くの人に楽しんでもらいたいと、車いすの人が1階には入れるよう手助けをすることにしています。そして、その1階に展示物を集中する工夫もしています。ここら辺が妥協点だと思うのですが、いかがなもんでしょうかねぇ。名古屋城は日本最大の城なんですから、一日も早く木造復元してもらいたいものです。世の中の世界遺産はそのまま残っている遺産であって改修されたら遺産でも何でもない唯の観光施設になってしまいます。
さて、観光施設といえば名古屋のど真ん中に位置する鶴舞公園がリニューアルして奥の商業施設を網羅した公園に生まれ変わりました。都心の、久屋大通公園、名城公園に続くリニューアルです。今回はその中で正面エリアを覗いてみました。
鶴舞公園は名古屋市が明治42年に設置した第1号公園です。名古屋市公会堂、奏楽堂など歴史的建造物や花の名所に加えて文化・スポーツ施設など多彩な魅力があり、国の登録記念物にも指定されています。
公園正面から南方向を望むー奥はTURUMA GARDEN
店舗に囲まれた中央のスペースは芝生広場になっていますが、先日の大雨で土砂が流出したため一時的に立ち入り禁止になっています。
こんな配置ですな。トイレとB棟の間をすり抜けると鶴間中央図書館に至ります。
もうオープンして2週間以上たつのですが、いまだに各店舗には行列ができています。写真は平日の午後2時半ごろ映していますが、こんな様子です。上はB2、B1エリアです。
芝生広場の築山の周りには今の時期紫陽花やインパチェンスが植えられています。そう、隣り合わせのようには花と緑の協会の建物もあります。このエリアにあるのは次の店舗です。
まだ子供運動施設、SPOCCOは整備されていないようです。
この施設と背中合わせのように道を挟んでJR中央線の高架下飲食店が並んでいます。