第61回中部太平洋展
昨年より1ヶ月遅れのスケジュールで「第61回中部太平洋展」が開催されたので出かけてきました。昨年は60回の記念展で力作が並んでいましたが今年はどうだったのでしょうか。下が今年の受賞者でした。
ただし、いつものように記憶に残った作品のみを取り上げています。
マンハッタン 坂本重喜
朝の挨拶 吉田昭博
ゴーギャンタッチで
人も動物も裸というのがいいですねぇ。
瀬戸内の港町 鶴東光二
安曇野水車 塚田譲
ボンボンボーン 佐藤百合子
晩夏(上松) 鈴木誠一
名勝「寝覚めの床」を描かずにその下流の日常を描いているのがいいです。
風の湊 碧木智仁
大量旗だけが風に揺らめいているという不思議な光景です。
雨上がる 板垣寛治
刈入れの終わった田んぼに雨、ということで次への生命の息吹を感じます。
魚ノ棚通 藤井博
名古屋の広小路通りの一本南の通りですが、これからの発展を秘めた可能性があります。
明治幻想 巻村行雄
博物館「明治村」へ行ったことがある人ならすぐにイメージが湧く印象的なイラスト絵画です。全体の色調もシックでいいですねぇ。
赤目四十八滝 渡辺賢一
祈り 牧村弘美
月とシクラメン、その取り合わせが妙で不思議な幻想を感じます。
めぐみ 遠藤卓良
鮮やかな色彩で、アフリカ大陸の厳しい日差しに女性の白いシャツがいいコントラストになっています。会場で一番目を引いた作品でした。
色鳥取り 藤村実穂
この展覧会の動画もアップされていました。