サ ン ト ラ '80
007・ムーンレイカー
マイ・ライフ/ロッキー2/メテオ
曲目/
キング FML-131(セブン・シーズ)
80年代は映画音楽に嵌まっていました。映画本体より、音楽、つまりサントラがすきだったんですなぁ。その点、キングレコードはサントラの宝庫で、このセブン・シーズンレーベルはそういう音源を一本買いした音源を纏めてリリースしていました。このレコードもそういった一枚です。
タイトルに80とありますが、実際には1978から1979年に公開された作品を集めています。
最初は「ジョン・バリー」が全面的に担当した007シリーズの第11作目になる「ムーンレイカー」から主題曲です。シャーリー・バッシーが3度目の登場となった作品です。パンチ力のある歌声ですねぇ。
「ロッキー2」はビル・コンティの名を一役有名にした作品です。このテーマは当時よく当時のラジオで掛かったものです。
もうすっかり記憶の中ではこの作品は無いのですが、鳴物入りのSF大作として登場していたのが「メテオ」でした。ショーン・コネリーが主演だったのですがパッとしませんでした。音楽は「ローレンス・ローゼンタール」が書いていましたが、前衛的な作風でこちらも話題にはなりませんでした。
この当時ジェリー・ゴールドスミスは「オーメン2 1978」、大列車強盗 1979」、そして「エイリアン 1979」と八面六臂の活躍です。サスペンスから西部劇、そしてSFと全く違うジャンルの作品を手がけています。でも、今となってはエイリアンの音楽を覚えている人は少ないんしゃないでしょうかねぇ。下が「エイリアン」です。
「ラッシー」が公開されたのも1978年でした。もともとは1960年代のテレビドラマで「名犬ラッシー」として放映されていました。それのリバイバルの作品なんですが、日本ではすでに忘れられていて、大コケしました。登場、歌っていた「マイクカーブ・コングリケーション」が気に入っていたので気にしていたのですが、期待はずれでした。
このアルバム、サントラがメインですが全てサントラではありません。最後に収録されている「スーパーマン」はカバー物で、この演奏が聴きたくて捕獲したような物です。
それぞれが貴重なサントラですが、このアルバム、結局一番面白く聞けたのは最後のマックス・ミドルトンのスーパーマンでした。この時期シンセサイザー・サウンドも市民権を得ていて、キングはそういう、チャレンジ系のアルバムも結構発売していました。ミーコの「スター・ウォーズ」ものもこの流れなんでしょうなぁ。