西春吹奏楽団
第29回定期演奏会
プログラム
まだまだ台風14号の影響が及んでいない名古屋地方でしたから、このコンサートに出かけました。昨年はネット配信のみの開催でしたが、今年は有観客での開催となりました。また、昨年に引き続き同時にネット配信も実施されました。ただ、この配信はリアルタイムのみでアーカイブ配信はないようです。
ネット配信用のカメラが中央に5台、左右に2台並んでいます
第1部は吹奏楽のオリジナル作品が並びます。この楽団の実力を推し量るにふさわしい作品です。最初はロッサーノ・ガランテの「エベレスト山」という作品です。初めて聴く作品ですが、サウンド的にはジョン・ウィリアムズの映画音楽を彷彿とさせる響きです。こんな作品です。
2曲目は2004年度の吹奏楽コンクールの課題曲だった福田洋介氏の「吹奏楽のための風の舞」という作品です。この作品日本テレビの当時の番組「笑ってこらえて」の中で大阪府立淀川工科高等学校の吹奏楽部をずっと追っていたので覚えている方も多いのではないでしょうか。この曲が流れていました。
3曲目は良く知った童謡の「海」を吹奏楽用にアレンジしたものでした。何かね面白い展開があるのかなと期待しましたが、海は広いな大きいな・・・が流れるだけでした。
第1部の最後の曲は真島俊夫氏の「地球〜美しき惑星-」です。2011年に東京佼成ウィンドオーケストラの委嘱で誕生した作品です。聴けばわかりますが、ホルストの惑星をリスペクトした作品になっています。特に火星とそれとなくわかる旋律が散りばめられています。
久しぶりの有観客で元気な曲をという趣旨だったのかもしれませんが、できればバラード的な静かなハーモニーを聞かせる作品をチョイスしても良かったのかなと感じました。残念ながら「海」ではその気分に浸れませんでした。
さて、第2部はリラックスした雰囲気ということでラフな服装での開始となりました。
ステージの様子
冒頭はメジャーな「宝島」です。実はこの曲、最近公開されている「異動辞令は音楽隊!」で演奏されている曲なんですなぁ。
こんな演奏です。
実はこの映画モデルがあって愛知県警の警察音楽隊がモデルになっているのです。そんなことで映画も愛知県豊橋市で撮影されています。で、このリアル「異動辞令は音楽隊!」のドキュメントがテレビで放送されました。
で、その宝島です。
あとは色々楽しめるポップスのメドレーが演奏されましたがおなじみのものばかりで目新しさはありませんでした。来年はちょっと目線の変わった企画での演奏会を期待したいものです。