取りこぼしの展覧会 4月
第63回中部行動展
この「行動展」は懐かしくもあります。小生が知友学生の時、担当の美術の先生がこの「行道展」の会員だったからです。杉本という先生で、当時はオレンジ色をメインにした作品を書いていました。ただ、この展覧会は抽象画がメインの展覧会ですから、当時はどんな内容だったかはほとんど覚えていません。
小生の親戚の叔父が日展会員で降ることは前にも紹介していますが、中学生の夏休みの時この叔父の家に遊びに行き、その宿題に絵の提出がありました。叔父と一緒に近くの堤防に登り、そこから見えるガスタンクの風景を写生したの話覚えています。ただ、スケッチはしたのですが肝心の絵を仕上げた記憶はありません。それでも、叔父が面倒を見てくれて絵は完成しました。いや、ほとんど叔父が仕上げてくれました。中学生にしては立派な絵であったことは記憶にあるのですが、その提出した絵の評価は校内表彰の張り出しにもならず、何にもありませんでした。
流派が違うとこんなものかという感想をその時持ち、以後この「行動展」は出かけなくなりました。
昔はもっとたくさんの作品が展示されていた記憶がありますが、彫刻作品はわずが2点の展示でした。
だれがこまどりをころしたの 井上珠未
時空を遊ぶ 寄川桂
NAI 津金高治
交差する刻 中田純子
時のかけら 中田純子
最近はこういう立体的な作品が多くなりました。確かに絵画は誕生以来「面」の作品が主流でしたし、これからもそうなのでしょう。こういう殻を破る作品は歓迎です。
風濤 いまここにある 松田奎伊子
fantasy〜願い 村上健
Tunnel de Roses I 茂手木登子
Tunnel de Roses III 茂手木登子
この3部作はすぐになばなの里のトンネルを連想してしまいます。
アルマンド I II 鈴木孝治
モノノケ 長縄等士
HAZAMA〜かえる〜 新美晳也
Open up the future W 勝嵜保徳
これも枠にとらわれない立体作品なんでしょうな。これも数は少ないながらYouTubeにアップされています。
NUA EXHIBITION
2つめは名古屋芸術大学の2021年度の卒業・修了政策の選抜展です。まず、会場入り口壁面にびっしりとメッセージが書き込まれていました。でもこれも作品です。
裏の裏と裏に愛 小林萌子
スカイガール 田中嵩人
ペチュニアの思う夢 古川慶俉
今時ですなぁ。コミケの雑誌からの展示が2点並んでいました。
よっこいしょ 松岡真矢
collon 佐藤萌世
煉獄より〜廻天のマッチポンプ〜 兼平恵真
Mind-set drawings for 30days 大獄涼太
30日文の抜き出しです。
未来人ラボ 島谷研志
来たるべき未来の未来人たちがフィギア、図解、漫画で表現されていました。
第53回東海伝統工芸展
さて、こちらはガラッと変わって東海地方の伝統工芸の展覧会でした。
着物は考えれば一枚の布を最小限の裁断で衣服としての機能を有する究極のエコ商品です。なんが折り紙に通ずる日本人の物の捉え方の原点のような気がします。
これらのフィギアもまた日本の伝統技術なんでしょう。
木製品に陶器、伝統の歴史を感じさせます。
この展覧会は撮影が制限されていましたので、あまり撮していません。これも映像がありました。