道の駅「おばあちゃん市・山岡」
と
枝垂れ桃園
17日は朝から雨模様だったのですが、先日地元のテレビで紹介された「枝垂れ桃の里」が気になり、週末までが見頃ということだったので出かけてみることにしました。また、近隣には道の駅「おばあちゃん市・山岡」がこの4月3日にリニューアルオープンしていたこともわかったので合わせて訪れることにしました。
この道の駅には巨大な水車があります。高さ24メートルで多分日本一の木製の水車でしょう。また、名前に「おばぁちゃん市」とつくほどにおばあちゃんたちが丹精込めて作った新鮮野菜の販売や山岡町特産の細寒天の販売、そして以下色店では名物のおふくろの味定食が味わえます。
入り口には珍しい「丹頂草」が売られていました。中国東北部から朝鮮半島の低山から山地に分布し、川岸の岩上や川沿いの岩壁に生える植物で、「イワヤツデ」とも言われます。
ここではメダカも販売されています。
道の駅ですから当然色々な特産品が売られています。栗の堅揚げやカラスミなんかは珍しいでしょうか。最近は駄菓子コーナーを作るのがブームのようで、リニューアルで食堂の前に新しく登場していました。そして、弁当類もこの食堂で製造しているもので、食堂の営業は11時からですが売り場には先に弁当が並べられていました。これも作りたてです。
さて、食堂のオープンと共に食券を買ってテーブルで呼び出しを待ちます。おふくろの味定食は4種類あり、味ごはん、山菜おこわ、ちらし寿司、古代米から選ぶことができます。小生は珍しさから古代米を、妻は味ご飯をチョイスしました。
厨房の中ではおばあちゃんたちが忙しく立ち回っています。
これが古代米定食です。いわゆる「赤米」です。その奥は名物の寒天の三杯酢ですが、隠し味でミントが入れてあり、さっぱりと食べることができました。煮物はせり、人参、酢漬けごぼう、じゃがいも、たけのこです。中でもね芹がいいアクセントになっています。天ぷらは旬のこごみ、さつまいも、かぼちゃにかき揚げで、藻塩でいただきます。きゅうりの漬物はちょっと凝った山葵味で美味しかったです。そして、手前に味噌汁と田楽卵焼き煮豆と
ボリューム満点です。
こちらは妻の味ご飯です。
さて、食事の後は水車見学です。近くで見ると圧倒的な大きさです。昭和から平成にかけて建設された小里川(おりがわ)ダムによって水没した地域に多くの水車があったということから、ダムの完成を機に、この地域の産業遺産のシンボルとして造られました。
巨大木製水車の下には、與運橋(通称めがね橋)があります。
この橋は、1920年代当時の多治見電灯所(現在の中部電力)の職員が、小里川第三発電所へ渡るために地元産の花崗岩を利用して造られました。本州では、とても珍しい三連式石造アーチ橋(長さ 20.1m 幅員 2.7m)をしています。
銘板
水車時代に使われていた発電機、200キロワットの発電能力がありました。
縄文時代の磐座(いわくら)を再現したもの、太陽信仰、雨乞い、子孫繁栄のカモを祀っていました。
庄内川上流方向
さて、ここには小里川ダムがあります。これは庄内川に作られた最上流のダムです。ということでは我が家とつながっているんですなぁ。
これがそのダムです。今は中止されていますが、ダム内部を見学することができます。
ダム側からの道の駅全景
さた、国土交通省の施設があるということで、ここには雨量観測所が設置されています。標高409mです。
さて、道の駅で繕いだ後は本来の目的地の「枝垂れ桃園」へ向かいます。場所は恵那市の串原木根というところです。山岡からは東南の方向で、途中「日本大正村」のある明智町を通り過ぎて進みます。
道なりにいくとこんな看板が急に目に入ります。多分晴れたら大混雑だったのでしょうが、結構雨脚の強くなる時間もありそのおかげで空いていてねすんなり駐車場に止められました。テレビでの紹介は週末までが見頃ということでしたが、残念ながら散り始めという状況でした。
坂の下に駐車して、200メートルほど登っていきます。
途中でも花桃が咲いています。
標高が高いのでまだ桜も花をつけています。
そして、目の前に現れるのがこの光景です。白と濃淡のあるピンクの桃の花が斜面にびっしりと植えられています。
まあ、満開なら見事な色彩の中にももが花を散りばめていることでしょう。
上は晴天の日に撮られた絶景です。水面に逆さ桃も映り、百花繚乱の美しさです。
こちらはももと沈丁花の香りの競演です。
したれざくらも観賞できました
案内にも書かれていますが、、これが古民家ピアノです。誰でも弾けるようですが、鑑賞者がジジババばかりで過去しもピアノの音色は響きませんでした。
来年は的確に情報を仕入れて、満開の枝垂れ桃を観賞したいと思います。
近くには石像の三十三観音を祀った社もあります。