2月の散財 その1 クラシック編 | geezenstacの森

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2月の散財 その1

クラシック編

 

 ワクチン接種の後、ちょうど帰り道になるのでちょっとだけのつもりでハードオフに寄ってみました。そのちょっとたせ怪我ミイラ取りがミイラになってしまいました。(^◇^;)何時もにも増した捕獲してしまったのです。その第1弾がクラシック編なんですが、無茶苦茶こじつけのクラシックです。

 

 

 一枚はレーサーディスクです。クライバー指揮の喜歌劇「蝙蝠」です。カルロス・クライバーが残したオペラ映像のなかでも、その鮮やかな生命力とさっそうたる音楽の勢力の魅力では随一といいたい傑作でしょう。それが立ったの55円の値付けがされていたので捕獲しないわけにはいかないでしょう。オットー・シェンクの演出もさることながら映像付きならではのオペラの醍醐味が満喫できます。

 

 そて、左上は「美しいオーケストラ名曲の贈り物」と題されたオーケストラピースの2枚組です。下記の曲が収録されています。

 

 

 それにしても当時のフィリップスのアーティストを大集合させたもので、すべて組み合わせの違う指揮者陣とオーケストラによって編集されています。ウィルヘルム・ロイブナー、パウル・ワルター、ロベルト・ベンツィ、エドゥアルト・ヴァン・ルモーテルなど、なかなか聞きなれない名前の指揮者が登場しています。懐かしいですなぁ。

 

 

 さて、残りの二枚はクラシックといってもロックの名曲のクラシックです。ただし、演奏は由緒あるロンドン交響楽団がその任に当たっています。上は「THE BEST OF」となっていて、当時はこの手のものを盛んに出していた「K-tel」レーベルが発売元です。A面1曲目はロイヤル・フィルを振ったフックト・オン・クラシックシリーズで名を馳せたルイス・クラークの編曲と指揮で、「Classic Rock classic」というメドレー作品や、ロッキーのテーマの「アイ・オブ・ザ・タイガー」、ローリング・ストーンズの「ペイント・イット・ブラック」、クィーンの「ボヘミアン・ラプソディー」、ロット・スチュアートの「セイリング」なんかが収録されています。

 

 

 こちらは同様の内容のものですが、なんとCBSから発売されています。トッブはヨーロッパの「ファイナル・カウント・ダウン」です。こちらもルイス・クラークが指揮しています。他には、クリス・で・バーの「 redy in red」やピーター・ガブリエルの「Don't Give Up」、そして、ビートルズのアヴィー・ロードのメドレーなどが収録されています。

 

ルイス・クラーク

 

 さて最後は、いかにもジャンクらしい真っ白いジャケットに入ったエラートのレコードです。実はこれ、エラートのジェミニシリーズの一枚で、片面はパイヤールとマリー・ルクレール合奏団時代のモーツァルトのフルートとハープのための協奏曲とB面はグシュルバウワー指揮のモーツァルトの協奏交響曲K.297が収録されています。ソリストがすごく、フルート/ジャン・ピェールランパル、ハーブ/リリー・ラスキーヌ、オーボエ/ピェール・ピエルロ、クラリネット/ジャック・ランスロ、ホルン/ジョルジュ・バルボトゥー、パソン/ポール・オンニュという錚々たる顔ぶれです。ただ、この作品、新モーツァルト全集では偽作ではないかということで消失した作品に位置付けられているというものです。K.297といえば31番のパリ交響曲の番号ですからねぇ。でも、この録音ファゴットではなくパソンで演奏されているという特徴があります。

 

 

 そんなことで掘り出し物といえば結構な掘り出し物の一枚です。