第59回 中部国展 2 他 | geezenstacの森

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第59回 中部国展 2 他

 

 パート2は写真からです。ただ、写真作品は大多数がガラス付きの額縁で展示されているので証明他の映り込みが激しく土地もそのままでアップしても作品の良さは伝わらないのでそういうものは意図的に避けました。てなことで、集合写真です。
 

 

 時々生プリントそのままのものがあり、そのなさでこれはと思うものをピックアップしました。

 

ブラックホール 川島章裕 奨励賞

 

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マインドフルネコ 倉橋絃

 

 工芸はほとんどが人物像でそれも女性です。変化がないのでパスしました。

 

抵抗 清水克彦 中部国画賞

 

志賀高原秋焼 稲垣信行

 

星空のトラベラー 吉田孝次

 

坐す I 佐藤紀行

 

 

生命力 栗村正男

 

 

 工芸はほぼ織物です。デザインの違いを楽しむものなんでしょうなぁ。

 

愛知総合工科高校

第4回 デザイン工学科展

(デザイン、工芸、映像)

 

 さて、ここからは趣向が丸っと違う「愛知総合工科高校」デザイン展を取り上げます。この高校、愛知県立の愛知工業高校と東山工業高校が統合されて新設された高校です。現実的には東山工業に吸収されたという形ですが、愛工のDNAは生きていて、その作品にも片鱗を伺うことができます。

 

 

 作品は成果発表的なものですが、切り口としてこれは面白いというものをピックアップしました。

 

 

 4大回転寿司チェーンの特徴を高校生視点でまとめています。個人的にはここに、最新トレンドの回転しない「魚べい」も加えて欲しかったところです。

 

 

 紅茶ファンの小生としては紅茶のこういうアピールは嬉しいですなぁ。

 

 

 今の高校生にもビートルズは興味があるのかもしれませんが、ちよっと端折りすぎましたねぇ。

 

 

 葛飾北斎の「神奈川沖波裏」にスポットを当てています。

 

 

 キャンドルライトは素朴ですが暖かさがあります。デザイン的に見て女性との取り組みなんでしょうかねぇ。

 

 

 これは学校紹介のパンフレットを現代の若者目線で考察したボードです。本当に伝えたいことを的確に絞っています。

 

 

 環境の中の住宅と庭のあり方の提案です。ヨーロッパのアパートはこういう形態のものが多いですし、日本では江戸時代のまちづくりが基本この形でした。緑に焦点を絞ったところ街ですね。

 

 

 ユニヴァーサルデザインのスプーンです。スプーの柄は真っ直ぐである必然性を拒否したところからこのアイデアが生まれています。

 

 

 

 これもアッと驚くデザインのフライパンです。汁物を扱わない焼くということに特化したフライパンです。底面にはちゃんと油返しも考えられています。無印あたりがこういうのを採用してくれるといいんですがねぇ。いや、こういうユニークさはドンキかな?

 

 

 愛工のDNAを感じさせる提案です。この公園、隣の西武医療センターとオープンブリッジでつながるという構想もあったのですが、それがたち消え今では寂れた公園になっています。こういう提案を採用して公園をリニューアルしてほしいものです。

 

 

 車道を整備するのもいいですが、緑道も整備しないと人間関係が壊れていくような気がします。高校生がこういうところにスペットを当てる視点を持っているのは好感が持てます。

 

 いずれも愛知県美術館ギャラリーで12月18日までの開催です。