熱田の歴史と公園を巡り、
魅力を感じよう

21日はJR東海の「さわやかウォーキング」に参加してきました。今回のイベントは熱田区が主催している「あったか、あつた魅力発見市2021」とコラボしたもので、こちらも2年ぶりの開催です。ただ、例年と違ってイベントの見直しがかなりあって、くないの神社仏閣の特別拝観や中央卸売市場の市場外イベントは無くなっていました。また、各地で開催されるマルシェの規模も例年になく閑散としたものでした。
そうはいっても、イベント自体は魅力があり、今まで、宮の渡し公園にあった江戸時代の旅籠「伊勢久」の特別公開などが新たに加わっていました。

そんなことで、ウォーキングに合わせてこのイベントにどっぷり浸ります。
スタートはJR熱田駅です。東海道線の駅ながら名鉄とは違い普通しか止まらないという地味な駅です。

JR熱田駅
江戸時代の唯一の回路となった「七里の渡し」のモニュメントです。海運の名残の堀川がすぐ横を流れています。ここから南は全部海だったのです。
時刻を知らせる時の鐘
常夜灯
この地は築地のような市場が立っていました。
さて、こちらが今回公開された旅籠の「伊勢久」です。もともとは個人の所有でこの裏にアパートがあり、経営をしていたようですが、最近名古屋市に寄贈されていました。1984(S59)年に名古屋市有形文化財に指定された丹羽家住宅は、幕末の頃には脇本陣格の旅籠屋となっていて、伊勢久という屋号でした。いつ建てられたかはわかっていませんが、1841(天保12)年に森高雅が描いた「尾張名所図会・七里渡船着」にはこの旅籠屋が描かれています。
建物の2回です。襖には水墨画が描かれていました。
今回はアート展示の一環として公開されました。
旅籠の2階からの眺めです。
一回の土間には昔使われていた瓦が残っています。
梁はむき出しのままの状態です。
裏にはには井戸が残っていました。
アートとしてロープが張り巡らされ、吊り下げられたテーブルがぐるぐる回る仕掛けがされていました。
裏にはには6室のアパートがありました。

さて、北上して白鳥庭園へ向かいます。
ウォーキングの立ち寄り施設として、割引入場ができました。ただ、例年ならこのイベント時には無料で公開されていたのですが、今回は入場料がかかりました。それでも、名古屋市民で敬老パスの所有者である身分なので80円で入場することができました。(^_^;)
この庭園は都市公園コンクールで、建設大臣賞を受賞しています。
程茶をいただける「清羽亭」の庭の色づき
ここでも、灯篭を使ったアートがありました。夜のライトアップでは虹色に光るようです。
雪吊りを施した松
「清羽亭」
今回はこの茶室も一般公開されていました。
この松並木は「三保の松原」を模しています。
池に浮かぶアート作品、左にカルガモ、右に鳩
汐入の庭のアート作品

借景は少々興ざめです。
中の池の遠景
一面に花がディスプレーされています。