秋深まる中山道と
栗きんとん味わいウオーキング
ウオーキングの季節です。今週も出掛けました。前回は名鉄ハイキング出太田川でしたが、今回はJR東海の「さわやかウオーキング」の企画で中央線は武並駅からのスタートでした。今回の企画はさわやかウォーキング×中山道岐阜17宿と言う企画の一環のコースです。

<スタート>中央線・武並駅→藤村高札場→紅坂一里塚→四ツ谷休憩所→槙ケ根追分→西行の森→中野観音堂→<ゴール>恵那駅
今回のスタートの武並駅はほとんどの人が降りました。この駅は、中央線の江南駅のいっぽ手前ですが、中山道の旧来のコースが保存されています。駅からゴールの江南駅まではほとんど店がありませんので、駅ではお茶とおにぎりの販売があり、大人気でした。
駅前に設置されている周辺案内図にも今回のコースが示されていました。それだけこのルートは人気があるのでしょう。
ルート上には各家庭に柿の木が植えられています。この品種は渋柿で、そのまま食べては渋くてカラスも手も出しません。
この辺は結構高地になるので、巻は欠かせないようです。
こちらのお宅では、軒下に干し柿をつるしています。もうこの辺の風物ですね。
この辺のJR中央線は、上りと下りが別々に走っています。後から複線化した名残なんでしょう。写真では一番奥に中央高速道路が走っています。見難いですが、その前には国道19号線が通っています。
こちらは、上りの車両になります。
こちらは四谷の休憩場になります。こちらでは名物の五平餅やからすみを販売していました。
この中山道は、現在では東海自然歩道のコースの一部になっています。
中山道の道標が立っています。
欄干のない乱橋は冬は雪が積もるため、両側にポールが立って建てられています。
多分構成になって整備されたものと思われますが、中山道の一部は石畳舗装になっています。

この辺は昔の中山道の雰囲気を味わえるように整備されています。新しい道標と昔からの道標があちこちに点在しています。
見所もあちこちにあり、途中には「首なし地蔵」なども残されています。
こちらがその「首なし地蔵」です。
こちらは「下座切場」のサインポール。下座切場は通行する偉い役人に対し、地元の役人が袴を着用し土下座して迎えた場所です。
峠の頂上には「姫御殿跡」が残されています。ここは「祝峠」と呼ばれる峠です。この地には、文化元年(1804)、十二代将軍家慶のもとへ下向した楽宮(さざのみや)の通行の際には仮御殿が、また和宮の下向の時も、漆塗りの見事な御殿が建てられたということです。
あちこちに残る当時の馬頭観音
この辺りは側溝がないので雨が降ればぬかるんでしまいます。そこでこんな坂道テセは斜めにゴム製のストッパーをかまして雨水を斜面側に逃す工夫をしています。
ここは、「槇ヶ根追分」です。
江戸から登っていくとこんな道標が残っています。
右 京・大坂
左 伊勢・名古屋
中山道は「上街道」と呼ばれ、ここから分岐する下り道は下街道と呼ばれました。下街道は竹折、釜戸から土岐をへて名古屋に行く道でした。今の中央線沿いの道ですね。
ここは立場でもありました。茶屋も何件かあり、人々がここでくつろいだんでしょう。
この場所は今では「桜百選の園」に指定されています。
このハイキングは続きます。-----