全日本大判写真連盟 第25回写真展 | geezenstacの森

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大判フィルムを使った写真展

 

 

 ちょっと日にちが過ぎてしまいましたが、愛知芸術文化センター8階愛知県美術館ギャラリーで、大判フィルムを使った「全日本大判写真連盟 第25回写真展」が、10月5日(火)から10日(日)にかけて開催されていました。大型カメラを用い、最大11×14インチ(26cm×36cm)といった大判フィルムを使って風景を撮る活動をしている全日本大判写真連盟による写真展でした。

 

会場入り口はシンプルなものでした。
 
 例にやって小生の琴線に触れた作品しか取り上げていません。正面から撮影すると写り込みが激しいのでなかなか写真が撮れませんでした。
 
 
 アナログ写真ならではの水の表現はなんとも言えません。ポスター写真もそうですが、水の柔らかい雰囲気を出せるのはデジタルでは難しいのではないのでしょうか。これは音楽の世界にも共通するもので、近年レコードの音が見直されている部分と共通するのでしょう。
 
 
 そういう意味では自然の風景を写した写真が、一番似合っているような気がします。
 
 
 
 
 
 
 珍しく、女性のヌードを撮影した作品も展示されていました。
 
 
 これらの4枚の展示はバックライトを当てています。より色彩が引き立ち、コントラストが際立ちます。
 
 
 

 この印画紙に焼き付けた精緻な風景写真は、葉や花1枚1枚がはっきり確認できるほどでした。

会場にはジャバラをもつ大型カメラも展示されています。露出・ピントなどすべて手動であるため全自動と異なり慣れが必要ですが、補正することで人間の感性に近い描写の写真を撮ることができるのが魅力ということでした。