第46回全国公募写真展 2021
「視点」名古屋展
もう終わってしまいましたが、第四十六回全国公募写真展「視点」が、名古屋・栄の県美術館で開かれていました。社会の動きから身近な暮らしの一コマまで、プロアマ問わずそれぞれが「いま」を切り取った写真が並んでいました。6月に開催された東京展は有料でしたが名古屋展は無料で開催されました。
名古屋展の告知ハガキは上記のデザインになっていて、それぞれの部門で入賞を果たした恒川親子の写真が使われていました。
会場には色々な視点で切り取った2020年の風景が展示されていました。
噴煙の島 秋元禮子 優秀賞
鹿児島は桜島の噴火がありましたねぇ。
パンデミック 金井紀光
モノクロで切り取った東京の風景です。
みつめる 山口ヒロナリ
左の2枚がいいですねぇ。
魅せられて〜65年の番台人生〜帖地洸平
脱衣場の上の映画のポスターが懐かしいですねぇ。
上 10年 宮崎哲
下 あれから10年 富田勝雄
自然の津波の脅威とコントールできない科学の技術の恐ろしさをまざまざと見せつけられます。
屋根神様のある町 前野麗子
名古屋の四間道界隈にある屋根神様とその町並みを切り取っています。
上 渓流の岩間に潜むカジカガエル 恒川大樹
下 威嚇 恒川真
ハガキとは違い実際は上下逆の展示でした。
寅さんを探して 渡邊章弘
葛飾柴又の風景です。矢切の渡しもまだあるようです。
初夏の時空 菅生博文
個人的にこういう花の写真は好きです。
愛知県戦争遺構 山口典利
地元ですが、まだまだこういう場所が残っているのですねぇ。記憶としては残しておいた方がいいのですが・・・
寺町界隈-東浦町緒川- 川合秀典
ここからは日本リアリズム写真集団の愛知写真展の作品です。
カラスアゲハ 山田睦男
黒枠の額縁が写真を引き立てます。
外出自粛中 夫馬律子
昨年の第1波の緊急事態宣言はこんなものでしたねぇ。それに比べると第5波は人の多さが目立ちます。日本人は熱し易く冷め易いですからねぇ。
ランドスケープ 山口典利
こちらはタイトルがありませんでしたが、福井県敦賀半島や愛知県の豊根村の景色を切り取っています。
入賞・入選は258作品、名古屋では選抜された約100作品を展示していました。最高賞の「視点賞」はコロナ禍の街角をモノクロで写した大阪府の野呂彰氏が受賞しています。下のの写真がその一枚です。
1993年から毎年続いてきた名古屋での巡回展は今年が最後だそうです。